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 古紙のリサイクルということで、私の住んでいるところでは、新聞紙は2ヶ月に1回、販売店の方が回収に来てくれる。予め指定された日に専用の袋に詰めたものを2つ玄関先に並べておくと午前中に2tトラックがやって来て、トイレットペーパー2個を玄関先に置いていってくれる。おそらく日本全国どこでもそんなやり方をしているのではないか。
 1ヶ月の新聞代は3400円(朝刊のみ)だが、読み終わって新聞紙と呼ばれる代物になるとトイレットペーパー1個分、おそらく20円ぐらいの価値に変わる。折り込み広告のボリュームがある程度入っているが、およそ150分の1以下の値段にとなって引き取ってくれる訳である。凄い減価償却率だと言えばそのとおりではあるが。
 定年になってから新聞は丁寧に読むようになった。毎朝紙面を捲りながら30分以上は費やしている。朝食をとってから洗濯機を回す。それが終わるのが約30分。この時間に縁側でその日の朝刊を捲って読むのが習慣になっている。おもしろければ、40~50分かけて読む時もある。コロナやウクライナの話題となると、自ずと丁寧に読みたくなるのである。
 定期購読料に相当する知識は新聞からしっかり入手しているのではないか。そうでないと勿体ない。お金を支払った分に見合う情報量は日々入手したい。しかし次の日には、「新聞」は「新聞紙」となり、何かを包装する、あるいは何かの下に敷く時にわさわざ取り出して使うぐらいで、それ以外の使い道はなくなってしまう。リサイクルの道へと突き進み短い生涯を終えることとなる。
 新聞紙がリサイクルの過程でトイレットペーパーにすべて変身して再生されるのかどうかは知らないが、輪廻転生みたいな一面を見る思いがする。一日分の新聞が出来上がるまでに新聞記者の汗がどれほど流れたのか、印刷する工程でどれほどの緊張感が走ったのか、配達のための夜中からの作業でどれだけ頑張ったのか。そういったいろいろなことが詰まった新聞が一日で読み捨てられる。呆気ない消費と言える。そしてそれらがひと月分となって、1個のトイレットペーパーに収斂される。何とも言えないため息が聞こえそうでもある。

  明日になってしまえばただの新聞紙   博史

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新聞とトイレットペーパー”にコメントをどうぞ

  1. 佐野由利子 on 2022年5月30日 at 8:15 AM :

     私の所でも「トリクル」という会社が月1回収に来てくれます。
    ある時、前日の夜、玄関前に出して置いたら朝、無くなっていました(@_@。
    それからは当日朝8時半に出すようにしています。

    • 三上 博史 on 2022年5月30日 at 7:54 PM :

      由利子さん、ありがとうございます。
      何でも無くなる世の中なのですね。私も注意します。

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