私はテレビのドキュメンタリー番組が好きである。NHKなら総合テレビの「ドキュメント72時間」や「NHKスペシャル」、Eテレの「ETV特集」など、民放なら日本テレビの「ドキュメント’22」など、これらは必ず録画予約して視聴している。地味な番組だがNHK総合テレビで毎週日曜の早朝に放映されている「目撃!にっぽん」も見応えがある。テーマ曲のウォン ウィン ツァンが弾く「夜明けのまなざし」のピアノも哀愁があって、大袈裟に言えばこの曲を聴くために観ているところもある。
ドキュメンタリーの面白さは、風化されそうな事実、風化されてしまった真実に再びズームインして、少数派の意見や被害者と加害者の双方の考え方の違いを改めて教えてくれることだろうか。何気なく観ていながら、いままでの自分の固定観念、誤った社会認識が崩されるような流れの展開になってくると、素直に感動を覚えるのである。事実はこうだったのだ、実態はこんなものだったのだと教えられると気持ちが改まり、もっと世の中のことを勉強しなさいと励まされた気になる。これがちょっと心地よい。
毎回必ずこの心地よさを味わえる訳ではないが、偶に目が釘付けとなるテーマにぶつかると、もうガチンコで視聴する。私の心は正座しているのである。8月の終戦記念日が近づくと大東亜戦争や原爆投下のこと、12月になれば戦前や開戦のことについてのドキュメンタリーが毎年、NHK・民放で流されるが、真剣に観ようといつも心がけている。戦争物のドキュメンタリーは小説化されたものより遙かにおもしろい。事実や真実の強みが如何なく発揮されているからである。
社会の底辺にスポットライトを当てて地味にかつ長く追い続けて制作されたものも見逃せない。また歴史的事件の当事者やその遺族への丁寧な取材をもとにした番組も感動を与えてくれる。とにかく私は、ドキュメンタリー番組はジャンルを問わず何でも好きなのである。
ドキュメンタリーを視聴しなくなった時は、私の好奇心が萎えてしまった時でもある。これは考えただけで恐ろしい気がすることである。
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