40代半ばの頃、人間ドックで尿酸値がやや高いと指摘された。それ以来、夕食後に自宅付近を散歩するようになった。60歳で定年退職してからは、昼間の午後にも近くの公園や川堤を歩くようにしている。
散歩の効用は、足の裏から来る感触が心地よく、それが作句にプラスの作用をしてくれることである。歩くことでうまく脳への刺激にもなっている。ただし、車の往来の激しい通りや、交差点が多いところは、自分の周りを注意しながらの歩行になるので、これは心地よさが半減される。夜間の暗闇も少し落ち着かない。背後が気になったりする。
いずれにせよ、昼も夜も大体決まったところを散歩するようにしているので、何かいい句が詠めないかと周囲を眺めながら歩いていたりすると、結構いろいろな発想の句が思いつく。その場で出来るのは大体がラフなものだが、とりあえずメモにとり、家に帰って作り上げる。
同じコースを毎日歩きながらも、歩いている自分はまさに「今日の自分」であるので、足の裏からくる刺激が脳へ伝わって、「今日の自分」についての川柳的な閃きが生まれるのである。毎日必ずという訳ではないが、不思議なものでただ歩いているだけなのに、ひょんなことからひょんな発想が出て来る面白さがあり、それが癖になる。
川柳は生涯の友だからこれは止められないが、散歩も同じく止められないことだろう。
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