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   川柳マガジンクラブ東京句会第115回例会 

第115回川柳マガジンクラブ東京句会が平成28年6月12日に成増吟行会として開催されました。お世話役で地元にお住いの植竹団扇さん佐道正さんのお二人と松橋帆波さん、及び青木房子、太田紀伊子、大谷仁子、小野六平太、大和田壱鉄、加藤品子、城内光子、菊池順風、河野龍浩、佐藤やえこ、佐道正、関玉枝、高塚三郎、高田以呂波、唯夕、、ますだあさぎ、水野絵扇、安田勇、山内サチ子、ゆめかの各氏及び星野睦悟朗の23名が参加しました。

吟行は午前十一時に成増駅集合後バス移動→松月院(境内に稲荷神社、大砲を形どった高島秋汎の顕彰碑、さつま芋畑を持った幼稚園あり)→板橋区立赤塚老人いこいの家(ここで昼食後吟行を続け、戻って句会)→不動の滝(水量僅かな自然湧水の滝)→風致地区のためにカラーなし看板のセブンイレブン)→赤塚溜池公園(トンボ生息、釣り人やザリガニ釣りの親子)→郷土資料館(入り口の江戸時代の大砲が飾ってある。また展示物では特に明治、戦中戦後の資料が注目を集めた。二階はこの地の豪商渡辺商店(現在コンビニをやっている)のものを展示)→古民家(大釜、漬物用の巨大な木の樽、民具)→入館無料の区立美術館→乗蓮寺(東京大仏、入り口に石の布袋様、庭に奪衣婆など藤堂家ゆかりの石の諸仏、植村直己の墓)→板橋区立赤塚老人いこいの家で句会後解散、という内容でした。

当日の嘱目吟の選者(三人共選)と入選句及び五分間吟の題、選者、入選句は次の通り。

Ⅰ、嘱目吟 安田勇選

佳作」

直己さん鮨やのオヤジ懐かしむ      壱鉄

人生の志村坂上道標           ゆめか

ちょろちょろの不動の滝へ手をかざす   玉枝

涼しさが嬉しい只の美術館        睦悟朗

無料だとじっくり見ない美術館      正

文殊さま知恵を下さい手を合わす     仁子

寺よりも稲荷に参る欲の皮        睦悟朗

溜池に鴨南蛮が見当たらぬ        団扇

唐箕見て田舎の昔なつかしく       サチ子

丘陵の谷間に江戸の名所図絵       品子

大仏の東京未来手を合わせ        やえこ

鼻ペチャの奪衣婆さん疲労気味      光子

遊郭の建物いまや宝物          壱鉄

遠国来砲術伝授江戸開花         以呂波

灰の素あら懐かしい米俵         以呂波

目に青葉季節今なの青トンボ       以呂波

庚申塔東海道か富士山か         以呂波

ザリガニへ子の竿取ってつい夢中     睦悟朗

五右衛門の溺れるほどの釜がある     団扇

古民家でもの言いたげな石碑たち     三郎

「秀作」

平和日本大砲さえも飾り物        正

板橋区すべて無料の太っ腹        光子

ばったりと都知事来そうな美術館     順風

「特選」

明日咲く蓮へ浄土の準備あり       品子 

Ⅱ、嘱目吟 星野睦悟朗選

布袋様腹より足が目を奪い        六平太

仮墓地に植村直己千の風         玉枝

奪衣婆また会う日まで耐え生きる     やえこ

唐箕見て田舎の昔なつかしく       サチ子

古民家はマンションよりも涼しそう    正

コンビニの前身の主几帳面        玉枝

休日の君がまぶしいサングラス      紀伊子

遊郭の建物いまや宝物          壱鉄

天を刺す大仏様に抱かれる        三郎

手の込んだカーリーヘアで澄ます仏    仁子

黒光りイケメン大仏尚映える       絵扇

遠国来砲術伝授江戸開花         以呂波

ちょろちょろの不動の滝へ手をかざす   玉枝

トイレまでカラフルでした美術館     光子

五右衛門の溺れるほどの釜がある     団扇

おっぱいを出して榎の悪びれず      勇

不動滝みそぎするほどワルでなし     勇

平和日本大砲さえも飾り物        正

板橋区すべて無料の太っ腹        光子

左読みポスターに見る戦時色       六平太

丘陵の谷間に江戸の名所図会       品子

光る墓碑マッキンレーに消えし君     勇

コンビニが黒くなってる風致地区     あさぎ

「秀作」

萬屋のもったいないに見る歴史      帆波

新じゃがの味ほっこりと座が和む     玉枝

心平が直己の気持詩碑にする       紀伊子

「特選」

無料だとじっくり見ない美術館      正 

Ⅲ、嘱目吟 太田紀伊子選

ハンガーに吟行会の旗なびく       正

吟行会どぎまぎしつつ初参加       仁子

都会なのまるでオアシス板橋区      絵扇

環境に芋掘りのある幼稚園        帆波

遊廓の建物いまや宝物          壱鉄

黒光りイケメン大仏尚映える       絵扇

大仏に平伏す信徒異邦人         唯夕

涼しさが嬉しい只の美術館        睦悟朗

ばったりと都知事来そうな美術館     順風

トイレまでカラフルでした美術館     光子

ちょろちょろの不動の滝へ手をかざす   玉枝

これで滝これでも滝か意見われ      龍治

布袋様腹より足が目をうばい       六平太

灰の素あら懐かしい米俵         以呂波

無料だとじっくり見ない美術館      正

古民家に住んでみたいな春と秋      唯夕

鼻ペチャの奪衣婆さんん疲労気味     光子

左読みポスターに見る戦時色       六平太

コンビニが黒くなってる風致地区     あさぎ

五右衛門の溺れるほどの釜がある     団扇

悪いことして漬物樽に入れられる     順風

光る墓碑マッキンレーに消えし君     勇

岩山を人に見立てるマグリット      あさぎ

川柳にならぬ絵ばかり美術館       絵扇

「秀作」

古民家で物言いたげな石碑たち      三郎

平和日本大砲さえも飾り物        正

豆粒のジオラマ覗く神になる       あさぎ

「特選」

遠国来砲術伝授江戸開花         以呂波 

Ⅳ、五分間吟 松橋帆波出題及び選

題は「板」でした。

「佳作」

板前の私服に恋心のダウン        品子 

無料だと粋だね板についている      三郎

古民家の板塀そっと撫でて見た      三郎

吊り橋の板目の下にすくむ足       順風

蒲鉾の板で芸術品が出来         紀伊子

古民家の板の目光る台所         仁子

板の間の雑巾がけを思い出す       仁子

まな板も段々木ではなくなった      サチ子

カンナ屑匠の技は紙のよう        以呂波

かまぼこの板でままごと料理する     絵扇

板ばさみ大仏さまと弁天さま        あさぎ

暑さから板に寝る子がよく育つ      玉枝

板張りの廊下ないてる武家屋敷      絵扇

舛添氏穴をふさげる板がない       六平太

板橋の名所旧跡ただで見る        あさぎ

燃やすのに大変便利板っきれ       龍治

板橋にシングルマザーの鴨がいる     勇

イケメンの板さんがいて通う店      順風

天井に怪物いると子がさわぐ       玉枝

はごいたは遠い昔の思い出だ       房子

羽目板の相合傘に君と僕         睦悟朗

立て板に水といかない舛添氏       六平太 

板塀の向こうに残っている昭和      品子

飛び板飛び込みなんか頭をぶつけそう   正

板っきれ欲しさに工場もぐり込む     龍治

「秀作」

猛暑きて板チョコ意志が弱くなる     正

板もどきばかりの家に住んでいる     光子

天井の板を眺めて日を過ごす       紀伊子

たかが板されど板ですのぞき穴      順風

板の橋見当たらないよ板橋区       光子

「特選」

板橋宿わりと近場の名所です       三郎

「軸」

木が反ると書いて板とは面白い      帆波 

Ⅴ、7月句会

日時 : 平成28年7月10日(日)   12時30分開場  13時開始

事前に自由吟を1句お送り下さい。(既発表句でも可)

㋐新葉館宛の場合

新葉館のホームページをご覧ください。

㋑松橋帆波宛の場合

郵送 〒125-0061 葛飾区亀有1-13-1-407   Fax 03-3604-7328

メール honamikp61@gmail.com

場所 : 駒込学園

内容 : ① 句評会

② 句会

宿題「汗だく」3句(句箋は当日)

③ 時間があれば席題で五分間吟など

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