西日本の大豪雪災害、謹んでお見舞い申し上げます。
このような異常な気象は、ラニーニャ現象によるものらしく、夏は猛暑、冬は大寒波をもたらすようです。
好い予測は中らず、悪い予測ほど中る。それが世の常なのでしょうか、トランプの大寒波も言行一致よろしく?各国を震撼とさせています。はてさて、これからどうなるのでしょうか。
さて、仙台の結社「川柳宮城野」が、今年10月で創立78年を迎えるとのことです。今年が昭和100年ですから、ほぼ昭和と共に歩んできたと云っても過言ではありません。
創立者は。東北川柳界の祖、濱夢助師で、師の句集を開けば只今の川柳と見紛うほどの瑞々しさです。
師の句集は、雫石隆子先生編で新葉館から出版されていますので、ぜひご一読下さい。

雪国に生まれ無口に馴らされる 夢助
窓までは来ている春が掴めない 夢助
あばら家はあばら家なりに風のうた 夢助
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第174回川柳マガジンクラブ仙台句会
開 催 日 令和7年2月15日(土)
開催場所 仙台市荒町市民センター
参 加 者
竹井まりこさん、三浦みちえさん、橋爪志津代さん、荒井まさきさん、
木立時雨さん、佐藤岩嬉さん、島文庫、の計7名
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第1部 「 句 評 会 」
〇 大盛りも過ぎれば最後ゴミになる 時雨
■句評/そう言えば最近は「大盛り無料」のお店が多くなった気がします。「無料」と聞くとつい「大盛り」と云ってしまうのが貧乏性の悪い性です。それを余してしまえば残飯として棄てるしかないのに。そんな意味あいでしょうか?
□句意/まあ、そんなものです。私も同様に「大盛り」注文派ですので、極力残さず食べるようにしている。その結果がこの有様です。SDCsの世ですから、資源は大切にしないとね。
〇 This is a pen “ 一体どんなペンだろう まさき
■句評/今でも「This is a pen」なのかな?我々の時代は、文法偏重の英語教育だったから。今や幼児期から英会話塾ですからね。変わったものだ。
□句意/我々の時代の英語教育では、実社会ではほぼ通用しない。その代表格が「This is a pen」、「これはペンですか?」誰が誰にどんな目的で訊くのか?文法重視にしても余りにヒトを馬鹿にしている。
〇 ベッドから落ち段差で転ぶ本日凶 志津代
■句評/それはまあ大変な厄日でしたね。上五下五共に字余りでリズムが悪い。上五はともかく下五は「凶の今日」でも良いのでは?
□句意/実体験です。幸いケガはなかったのですが、こんな日もあるのですね。リズム、ごもっともです。
〇 沈黙の臓器そろそろ背伸びする 岩嬉
■句評/沈黙の臓器と云えば「肝臓」ですが、それがジッとしていないとなると一大事ですね。肝も腎も自覚症状が出たらアウトですから。早期発見、早期治療が肝心!
□句意/そんな深刻な話ではないのです。何十年もずーっと沈黙したままではさぞ辛かろうと思いまして。たった一日、人と話さない程度でも鬱々としてくるのに・・・。
〇 貸しておけ父の言葉に迷う日も みちえ
■句評/お父さんが子供から借金?そう伺えますが。いや違いますよ。「貸しておけ」は、きっと子供に対する父親の生き方の示唆だと思うよ。でも、作者は迷っているよね。いつもいつも聖人君子ではいられないと云う事でしょうね。
□句意/その通りです。誰かに何かをしてあげても見返りを期待してはいけない。それが父の口癖でした。でも・・・、それもおっしゃる通りです。俗人ですから。
〇 六一一に三一一の余寒 文庫
■句評/三一一は分かるけど、六一一って何だろう?余寒は寒の戻りだから・・・。まさか、能登のこと。クイズみたいな句だね。
□句意/ご名答!6.1.1の能登地震が正解です。3.11も9.11も月日、6.1.1は年月日だから分かりにくいですよね。「3.11を思い出して震えた」と言いたかったのですが。
〇 大真面目 喜劇に似てる悲劇観る みどり
■句評/チャップリンの映画かな?一生懸命にやればやるほど面白い。日本だったら藤山寛美だね。いやいやトランプさんかもしれませんよ。「観る」はいかにも説明ぽいから、ひらがなで「みる」とした方がいいのでは。
□句意/ご当人は大真面目なのでしょうが、傍から見ているとギャグのような悲劇ってあるのですね。どなたとは言いませんが・・・。
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今月の学び
文台とは?
句会での選者の補佐役(書記係)
俳諧では、文机(文台)で句の清書をした。
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第2部 「 句 会 」
今月の宿題・選者および入選句は次のとおり。
■宿題『 乗る 』 島 文庫選
○佳作
廃線路レールバイクで錆落とし まさき
免許とった我助手席の夫目まんまる みどり
泥酔のまま終点を折り返す まさき
飛び乗った急行電車逆方向 志津代
おだてに乗ってボロ出し今日も反省猿 志津代
觔斗雲からトランプの愚痴垣間見る 岩嬉
時々は誘いに乗って縁繋ぐ みちえ
乗ってるね今日の駄洒落は冴えている みちえ[
○秀句
口車に乗ればやみから降りられぬ みどり
そのみこしおれが乗ったら下り坂 時雨
風に乗り噂太って里帰り 岩嬉
〇特選
子育てのすべてがジェットコースター 時雨
軸吟 口車乗ったら降りる暇がない
■宿題『自由吟』 佐藤岩嬉選
○佳作
「あーできない」寝ても覚めても句に追われ 志津代
フジテレビ不適切にもほどがある みちえ
CMを止めた分寄付待っている 時雨
親らんの推し往生安楽国 文庫
お姉さん天国に無事着いたかな 志津代
チャンネルをフジの幹部が独り占め 時雨
ご利益を謳い利益を得る神社 まさき
強面の二人営業スマイルで みどり
○秀句
福豆をかじり飲み込む鬼は内 みちえ
お手のもの一人二役一人ごと みどり
べらぼうめ湯屋にらしさの仕切りなど 文庫
〇特選
赤と黒だった電話とランドセル まさき
軸吟 あばら屋に住んで「院号」ありがたく

今月の句会風景
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令和7年2月の定例句会
開催日時 令和7年3月15日(土) 13時から
開催場所 仙台市荒町市民センター
仙台市若林区荒町86-2
(地下鉄南北線五橋駅から徒歩10分)
宿 題 「有季川柳」 「自由吟」 の各2句
参加費用 会員 1,000円 会員以外 1,200円
※なお、ご参加の方は、会日の1週間前まで、句評会用の雑詠1句をウエブ申込み時にご入力下さい。
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令和7年4月定例句会
開催日時 令和7年4月19日(土) 12時から
開催場所 ホテルふじや (JR東北線・長町駅前)
仙台市太白区長町5丁目3-23
会 費 会員 1,500円 会員以外 2,000円
課 題 「 時事吟 」 「自由吟」 の各2句
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あなたも川柳の句会を体験してみませんか?
見学無料、未経験の方も大歓迎です!
ご自由に、会場へお越し下さい。
句会に参加される方は、下記ホームページから、
「仙台句会」の案内ページに入り、
必要事項を記入してお申し込み下さい。
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https://shinyokan.jp/senryuclub/sendai/
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