6月6日(日)
第163回静岡句会を「コミュニティながいずみ」で開催しました。
出者者は、
中前棋人 遠藤まつゑ 米山明日歌 山口季楽々 中村虚路狸 風間恵子 勝亦武子 水品団石 渡辺遊石 の9名。
▲第一部 句評会 (句評まとめ/米山明日歌氏)
一ヶ月分、笑ってきますー。月一回のセンマガ句会に出掛ける時、玄関でいう言葉です。句評会のはじまり、はじまり。
○ ほんとうの腹をみせない蝦蟇 棋人
ガマガエルを漢字にしたことで、不気味感が増しました。蝦蟇の居住まいは、お腹を見せています。しかし、ほんとうの腹は・・・。
○ 紫陽花がまーるい顔で呼んでいる まつゑ
こんな年だからでしょうか、紫陽花がきれいに咲いているのが目にとまります。まーるい顔がいいですね。ニコニコして、「こっち、こっち、わたしをみて」といっているようです。
○ あらいやだこんなところにオスとメス 明日歌
川柳は、自由です。こんな始まり方もありです。あら、いやーん。を強く押したいる方もいらっしゃいましたが、そうなると、雄と雌になってしまいます。無機質なオスとメスを発見した驚きを句にしました。
○ 待つことに慣れております種を蒔く 季楽々
待つ事と、種を蒔く。は、ありがちな表現かもしれません。種を蒔く。をかえたら凄くよくなるかも。「震度6」「夕ご飯」「柿の種」「上野駅」などなど、賑やかなことになりました。
○ 振り向けばまなこに滲むお人柄 虚路狸
ずいぶん具だくさんな句です。振り向くのは、後?過去?「まなこに滲む」のは、自分のまなこ?相手のまなこ?どうやら、マスク姿でも優しい人は、目でわかる。ということをいいたかったようです。
○ ひと言を添えて届きしわらび餅 惠子
「届きし」がいいですね。きしが効いています。平凡な句ですが、届きし、としたことで、格調が高くなりました。
○ 相棒はタイマー不要不急の日 武子
まず、読み方ですが、「相棒はタイマー」で切るのでしょう。ここでいう相棒がわかりにくいという方もいましたが、妻でいい、夫でいいのでは。
どちらかがタイマーのような役目をしあっている関係はいいですね。
○ 黙っててほしいマッサジー師の口 団石
わかります。マッサージ。美容師。退屈かと思い色色と話しかけてきます。私は気になりません。ちゃっかり情報を仕入れてきますよ。
○ もう一度乗せてもらった観覧車 遊石
観覧車は、好きです。ぐるりと一周する間、夢がみられます。
その観覧車にもう一度乗せてもらえたのですね。ラッキーですね。
▲第二部 句会
宿題「曲者」勝亦武子 選
あの人の薄ら笑いを見てしまう 米山明日歌
おぼつかぬ手つきでカモに見せている 渡辺遊石
借財を我が人徳としたり顔 中村虚路狸
飛角抜きあっさり王手かける人 遠藤まつゑ
曲者が赤絨毯を踏んでいる 中前棋人
秀句
神様の顔してナイフ忍ばせる 米山明日歌
身中の虫を咎めるアルコール 山口季楽々
微笑みの裏側にある湿地帯 水品団石
特選
釣り糸のたるみ具合をみる魚 渡辺遊石
宿題「曲者」渡辺遊石 選
呼び笛が鳴れば曲者さっと消え 風間恵子
神様の顔してナイフ忍ばせる 米山明日歌
くせ者が集まっているG7 中前棋人
借財を我が人徳としたり顔 中村虚路狸
微笑みの裏側にある湿地帯 水品団石
秀句
だんな様視線のさきは曲者ぞ 中村虚路狸
危ないとイチゴミルクが言っている 勝亦武子
何度でも記憶にないと言える人 水品団石
特選
あの人の薄ら笑いを見てしまう 米山明日歌
▲第三部 サロン
「蟹の足」より30句を鑑賞。(資料・進行/水品団石氏)
表現力の豊かさを感じ取りました。(鑑賞力も試されます)
次回静岡句会は、
7月4日(日)「コミュニティながいずみ」で行います。
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