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 政治についていつも辛口なことを話す友人がいる。ある時、(国務)大臣の話題を持ち出してきた。日本の大臣なんてものはそもそも誰でも務まるんじゃないか。そして大臣職には表に出ない格付けがある。格付けの低いポストがいくつかある。友人曰く、二流の大臣職なら(担当する省庁も低く見られているかもしれないが)俺でも出来そうだといつも思っている。そう宣うのだった。
 確かに猫の目のようにくるくる大臣は替わっていく。自分の専門とするところと違う畑を担当する場合もある。大臣に就任して、呑気に一から勉強し始める訳だ。なるべくボロを出さないようにごまかしごまかし記者会見する者もいる。国会での答弁は役人の拵えた原稿の棒読みばかり。そんな光景を眺めていると、俺でも出来るかもしれないと思ってしまうのは、些か現実味のある妄想なのかもしれない。
 格付けの低い大臣は何省だと訊くと、まず〇〇省と答えた。だいぶ前に、女性の大臣が就任して、国会の委員会で野党からの質問に対して満足に答弁ができなかった。その様子はメディアでも話題になっが、政治家は厚顔無恥である。当人は何とも平気だった。ほとぼりも冷めて何とか1年ぐらいは無事務まったのではないか。私もそのことは記憶していた。
 今回の自民党の総裁選挙も、あれだけの数の候補者が乱立するなら、誰でも総裁候補ぐらいにはなれるのではないか。もちろん推薦人の数の確保は最低限クリアしなければならないことだが、それ以外に問われる総裁・総理としての職務遂行能力や資質はさほど重要でない。国民に対するタレントのような人気度と、何を言われてもへこたれない面の皮の厚さだけが一番大事なのかもしれない。在任期間の短い日本の大臣というのは諸外国とは違ったお飾り的な側面が強い。
 友人も私とほぼ同い年。高齢者としての貫禄(顔の皺や腹の出具合)も出てきている。外見的にはまず問題なさそうである。もし就任するようなことになったら、つまらぬ失言だけは注意してもらいたい(笑)。こんな与太話が話せるのも日本の政治の特性なのかもしれない。

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