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 次に、句の鑑賞の仕方であるが、私自身の最大限の想像力と妄想力(?)を働かせて、なるべく好きなように解釈することを試みた。これは句を詠んだ作者の意図に反するものかもしれない、本意から外れるかもしれない、今までのオーソドックスな解釈を覆すような曲解と非難されるかもしれない。そういう懸念や批判が出てくることは百も承知の上で独自に解釈・鑑賞の筆を進めた。それは、少なくとも一旦詠まれて形になった完成作品は、活字となって作者の手を離れてしまえば、それは読み手の世界に取り込まれてしまう訳であり、悪意を持って解釈しない限りは、読み手が自由に思考力・想像力を働かせて鑑賞していいものだという、私の考え方・信念に基づいている。その前提として、作品を読むにあたっては必ず好意を持って接することが大切だと考えている。作品を貶そうとすれば、古川柳や川柳六大家の名句であっても、赤子の手を捻るくらい簡単にケチは付けられるだろう。必要不可欠なことは読む側の好意的な鑑賞態度である。川柳初心者の作り始めの句を指導者が添削するのは、どうかいい句に直してくださいという作者側からのメッセージが前提としてあり、それが暗黙の了解となっているからそういう作業をしていいのであり、添削する必要はない既に完成された句だと自負する作品に他人がなおも筆を入れるようなことは失礼極まる話になる。少し話しがずれたが、文芸のうち少なくとも短詩型にとっては、詠み手が作った作品に対する読み手の好意的態度は守るべき最低限のマナーのようなものであろう。〈続く〉

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