かなり前からのことであるが、我が家の軒下や庭先に猫が侵入して来ることに困っていた。野良猫か飼い猫かは不明である。ゴミ出しの前夜にゴミ袋を外に置いておくと頻繁に荒らされる。ずっと老母はそのことで悩まされていた。物置の軒下の少し高い台などに置いてみたが、すぐに飛び乗って袋を破ってしまう。
数年前、軒下のどこかにフックを設けて、それにゴミ袋を吊るしたらどうかとアイデアが閃いた。試してみると、これは正解だった。どう考えても猫には届かない位置だから観念したようだった。しかししばらくすると、今度は食べ終わった魚などの缶詰の空き缶をまとめて置いている場所が狙われるようになった。臭いには敏感で、食べたばかりの空き缶をすぐに察知して舐めようとする。現場を目撃していないが、缶を咥えて取り出そうとしている様子も窺えた。
先日は仔猫2匹、母親らしき親猫1匹に遭遇した。我が家の縁の下の奥辺りで産んだような気配は感じられなかった。もしそうなら頻繁に鳴き声が聞こえたはずだ。しかし仔猫と言えどとにかく憎ったらしい。小石でも投げつけたくなる。足で地面を強く叩きつけるように踏むと咄嗟に逃げる。
缶詰の空き缶もゴミ袋に入れて軒下に吊るすことにした。これでもう手も足も出ないだろう。作戦は今のところ成功したようである。その後猫どもは、以前ほどは目撃されていない。
侵入猫の忌々しさを思いながら、これは雑草と同じだなと気がついた。世間には猫好きの人が多くいる。私も決して嫌いではない。しかし断りもなく敷地や家屋に入られるとムカッとくる。野辺に咲く雑草は可愛いと感じる時もあるが、自宅の庭先に生い茂られると俄かに腹が立つ。侵入猫への憎悪の構図は、庭先の雑草へのそれと全く同じだ(「草むしりと庭木の剪定 | 三上博史ブログ (shinyokan.jp)2023年6月21日」を参照)
隣の飼い猫は隣にいる限り可愛く思えるが、一度我が家へ侵入されたら不愉快極まりない。猫が勝手なのか、人間心理が勝手なのか。
Loading...
















































