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 母が亡くなり独居(老人)生活が始まった。いずれやって来るものとして覚悟はしていたが、ひと月経って、既に予期せぬこと、想定外のことも起きている。独居生活と一人暮らしとはかなりニュアンスが異なることを知った。
 12年前に父が81歳で亡くなった時、死ぬまでの数年間は喉の状態で苦しんでいた。何かを食べて呑み込む際にむせるのである。そのせいか食欲減退が進み、それを回復させようとサイダーを飲んで喉に刺激を与えたり、明太子や塩辛などの食が進むものを朝晩に食べたりしていた。しかし喉のむせ具合は一向に治らずどんどん痩せていき最後は40kgを割った体重になってしまった。
 それを傍で見ていたので、自分もそうならないよう喉を鍛えておいた方がいいのではないか、そういう思いもあって昨年地元公民館活動のコーラスに入会したのである。男性は私一人であったが、これは想定内で躊躇いはなかった。声を出して歌うことの高揚感は精神的にもいい効果があるし、当分は続けていくつもりである。詩吟をやろうかと考えたこともあったが、難しそうなのですぐに諦めた。しかしこれも喉にはいいことだろう。
 町内やご近所に独居高齢者は何人もいる。地域見守り隊が活動していていずれ私の家も訪問するようになるだろうか。独居の人は話していて大体一人暮らしなのがすぐ分かる。男でも女でも、とにかく急に話し好きになるようだ。もともとがお喋り好きかどうかということは関係ない。以前から私の周りの高齢者を観察していて、そのお喋りな態度からこの人は独居だとすぐ判るものだった。外れることはなかった。私もいずれそのように見られるのだろうか。電話がかかってくると、つい長電話したくなってしまうのかもしれない。
 学生時代、下宿生活で一日何も喋らないことが何日か続くことがあった。学年末の定期試験が学生ストライキで中止となり、すべてレポート提出に振り替えられる。そうなると四畳半の部屋に籠って缶詰状態となる。気がつけば今日は誰とも会っていないな、何も喋っていないなという日が続く。若い時はそれでいいかもしれないが、高齢者となると喉だけでなく認知機能の低下を招く恐れが出てくる。私には毎週水曜の太極拳、月2回のコーラス、月3回の川柳の集まり(句会)がある。これは毎月のベーシックな人との交流スケジュールとして大事にしていきたい。
 食生活もものぐさをせずきちんと買い物もして自炊していきたい。スーパーでは何が安いかのデータを折り込み広告などからきちんと頭に叩き込んで、スマートな買い物を今までどおり心がけたい。散歩もサイクリングも続けたい。川柳については言わずもがなである。

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