今年の元日に久米宏さんが亡くなった。アナウンサーやニュースキャスターとして、あの独特の歯切れのいい語り口は長く我々の記憶に残されることだろう。
さて、以前から「久米」や「粂」という言葉や漢字表記が気になっていた。名字や地名によく出てくる。「久米」も「粂」も由来は同じだろうと思っていた。
早速、Copilotに語源的なことを尋ねてみた。回答は概ね以下のとおり。
1. 「粂」について
読み方:くめ
語源・成り立ち:「粂」という漢字は日本で作られた国字で、「久」と「米」を組み合わせた文字です。これは単なる組み合わせではなく、字音「くめ」を表すために作られた合字です。漢字としては米部に属し、合計9画です。
意味・用途:音にしたがって「くめ」と読むことが主目的で、基本的には人名や姓として使われる漢字です(例:粂田、粂野、両粂、粂地)。日常の単語や熟語としてはほとんど使われず、姓や固有名詞中心の文字です。
由来イメージ:病人に灸を据えたり、穀物の描写を組み合わせる象形的過程を経て作られたとする説もありますが、これは象形に基づく創作的解釈で、現代では主に音符として「くめ」の読みを表す用途です。
2. 「久米」について
読み方:くめ
語源・歴史:「久米」は奈良時代以前の古代大和国の豪族である久米氏に由来する名字です。久米氏は高市郡久米郷(現在の奈良県橿原市久米町)を本拠地とし、ヤマト王権下で軍事・警察的職掌を持った「久米部(来目部)」の一族でした。後世の地名や氏族の分布により、各地に「久米」を名乗る一族が形成され、全国的に広く分布しました。文化的背景: 久米寺や久米仙人などの伝説・史跡にも関係しており、古代から中世・近世にかけて、地域や氏族の名前として定着しました。
3. 総括
「粂」:文字としての役割に特化し、「久+米」の合字として人名や姓に使われる。
「久米」:歴史的実体としての古代豪族名に由来し、地名や氏族名として全国に広がった。
両者は「くめ」という音を共有していますが、「粂」は文字としての構築物、「久米」は姓や地名としての歴史的・社会的実体に重きを置いています。
参考
「粂」:漢字ペディア, 字通
「久米」:家伝と地名研究, 日本実業出版社「久米一族のルーツ」
ネット検索してさらに判明したことを補足すると、次のとおりとなる。
地名では、岡山県に久米郡久米南町という自治体があり、沖縄諸島の最西端には久米島がある。香川県高松市には久米石清水八幡宮という神社もある。鉄道関係では西武新宿線には久米川(東村山市)という駅がある。著名人には作家の久米正雄、女優でおばあちゃんアイドルだった浦辺粂子がいる。栃木県には粂川という名字が多い。もっと探せばいろいろ出てくることだろう。
自分の名字や名前に粂や久米が付いている、あるいは粂や久米が付いた地名のところに住んでいるという人たちは、それをどのように受け取っているのだろう。国字として作られた粂にはあまり意味は含まれていないなどと言われると、かえって謎めいてくるのではないか。
漢字から離れて「くめ」を大和言葉として捉えた場合、語源的に何か遡れるものがあるのか。そこら辺りをネットでさらに調べてみると、神仏に供える米(供米)、くま(隈、曲)の転、などの諸説が民俗学的に紹介されていた。
以上のことを書きながら、私の名字の三上はどういう由来から来ているのだろうか。俄かに気になりだした。これも調べると、語源はおもに滋賀県野洲市三上郷に由来していると判明したが、その意味は謎のままである。
天照大神は「あまてらすおおみかみ」と読むが、そのみかみから三上は来ているではないか(だから畏れ多いのだ)と、子供の頃、ほとんど冗談で友達に自慢したことがある。最近気になったのは、三神、見上という表記の同音名字もあり、見上愛という女優が話題になっていることである。みかみの漢字表記は三上しかないと、私は生まれてこの方思い込んでいたのである。
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