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 駅のタッチパネルで特急券を購入する際、2回連続してしくじってしまった。
 1回目は10月に大阪万博へ行った時である。東京の北千住駅で当日のこれから乗る行きの分と2日後の帰りの分の乗車券(往復)と新幹線のぞみの特急券(往復)を買った。何度もやっているのでスイスイとパネルを押して次画面に進んでいく。
 行きののぞみは自由席、帰りは指定席にするのが私の定番である。帰りは夕方に京都駅から乗車するので、自由席に乗り込もうとすると大体が満席に近い状態になっている。いつも缶ビールを飲みながら駅弁を食べることにしているので、どうしても窓際の座席を確保して落ち着きたい。そんな訳で必ず指定席を選ぶ。なお、行きはすべて東京駅が始発なので、ホームに並んで自由席に座れそうでなければ1本見送って対応している。余計なことだが、行きは朝から缶ビールを飲む訳ではないので、座席にはあまりこだわっていない(強いて言えばやはり窓際がいいが)。
 さて、万博にも無事行けていよいよ3日目の栃木へ帰る日になり、京都の娘夫婦宅で荷物の確認作業をしていた。念のために帰りの特急券を見てみると、何といつもの時刻の列車の1本後のものを買っているではないか。これでは東京駅から上野東京ラインに乗り換えて北千住駅に着いても、既に指定席券を購入している東武の特急リバティには乗れない。どう考えても間に合いそうにない。慌ててJRの最寄り駅へ行き、窓口で変更手続きを行った。無事に1本前の窓際の座席を選べた。後になって、どうしてこんなヘマをやっちまったんだろうと、少し気持ちが凹んだ。
 次は12月初旬、日帰りで東京へ行く用があった。帰りは夕方になるので、乗車する行きの東武壬生駅で、帰りの北千住駅からの特急券を予め買っておくことにした。東武の特急スペーシアも満席になることが偶にあり、乗れないと各駅停車に乗る破目になる。これだけは避けたい。帰りは弁当に缶ビールを買い込んでゆっくり寛ぎたいので、この楽しみはいつも必ず確保している。この購入もタッチパネルを操作するもので、既に何度も経験しているので、その日も問題なく買えた。
 さて用件が済んで北千住駅に向かい、駅ナカのコンビニで弁当と缶ビールを買って特急専用の改札を通り、何号車の何番の座席だろうと特急券を改めて確認しようとしたら、何と個室のコンパートメントにしていたのである。特急券の領収金額を見ると5千いくらとなっている。カード払いだったので高額の数字に全く気づかなかった。慌てて駅員さんに事情を話すと、一般席のそれも窓際がまだ空いているので変更できるという。一件落着。ただし手数料として400いくらのお金を払うロスが発生した。これは少しショックだった。出掛けた朝、壬生駅で画面を操作する際に最初の個室か一般席かの選択の段階でそもそも操作を間違えてしまったようだ。振り返って、いつも必ず画面から窓際を選択するのに、そのプロセスがなかったので何か変だなという記憶が残っていた。
 私は2月にメガネを久しぶりに買い替えて、遠近両用の老眼の方(凸レンズ部分)も強くしている。新聞や雑誌などの近くの文字を読む場合でも視力はよくなっているはずだったが、頭の中とパネルを押す指先の連係プレイがうまく嚙み合わずおかしくなっていたのかもしれない。ちょっぴり情けない。2回続けてやってしまうと、老いの惨めさを素直に感じる。前にも言ったことであるが、そもそも私は小さな挫折に滅法弱い。
 と、しょんぼりしたが、最後にJRへ少し言いたいことがある。それはかねがね思っていたことである。これは八つ当たりではない。
 新幹線の特急券と乗車券を往復で購入する際に、行きと帰りで自由席と指定席が異なる場合、タッチパネル操作では一度には買えないのではないか。私はこれを何度か挑戦したが無理だった。行きの自由席券と往復の乗車券を購入し、それからもう一度パネルを始めの画面に戻し、そこから帰りの指定席券を改めて購入しないといけない。一度には買えないのである。もし買えるやり方があるなら、誰か教えてほしい。私はいくら挑戦しても駄目だった。
 さらに言えば、JRのパネル操作はいろいろなケースを想定して万全に仕組まれているようだが、その複雑は、例えば外国人観光客でも理解できるのだろうか。日本人でも難しく感じている人は多いと思う。英語や中国語、韓国語の表示切替機能があるが、そもそも日本人が日本語で難しいと感じているものを外国人が母国語でスムーズに操作できるのか。日本語以外での画面の使用率を知りたいものである。

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