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いつのまにやらクリスマスイブですね。大阪も冷え込んで震えています。おかげで溜まったままの片づけごとがなかなかはかどってくれません。でもちょっとうれしいことの一つに、念願のコロキュウム誌の合本が十日前くらいに出来上ってきました。№1から№60まで10号ずつ纏めたものはずっと以前に作成済だったのですが、それ以降のがなかなか手が付けられなくて、どうしたものかと終刊後も長いこと思案していたので、右の写真のようなきれいな仕上りがうれしくてしばらくずっと眺めていたものです。コロキュウム終刊から早や8か月以上経つことになりますが、ようやく気持ちに一区切りつけることができた思いがしています。

さて、今回は令和川柳選書として発刊された武智三成さんの川柳句集のご紹介です。コロキュウムへも誌友として活躍して下さっていた三成さんといえばやはり短句。大阪で川柳短句の会をスタートされ、その普及に努められた故久保田元紀さんの後を継ぎ、会長として奮闘されていました。残念ながら短句の会は数年前に閉会となってしまいましたが、三成さんの七七句はやはり魅力的でいいなぁ、と。句集には五七五ももちろん掲載されているのですが、ご紹介するのに選んだのがやはり短句が多くなってしまったこと、ご容赦下さい。

『人生とは牛歩』   著者  武智三成

第一章「出会い」

枝豆も花火も済んだ涼み台

ベランダへ母を走らすにわか雨

第二章「目ざめ」

いのちまで差し上げそうなお人好し

待ち兼ねたそっと含んでみる新酒

第三章「短句」

別れた後のひとり駅そば

夕陽の丘にあった波音

トルストイには苦い珈琲

咲くと思って世話をしている

黙って妻と月を見ている

水平線は遠く妖しい

バスが来るまで訛聞く旅

あのひまわりは違う考え

へそ曲がりでもときどき笑う

労わりあって坂は時雨る

かげろうまとうシャイなにんげん

互いに独り池の青さぎ

貰った地図の浜に寄り道

お世話になった星の方々

はにかみながら生きております

川面を渡る蝶の運命

歩き遍路も夢かさいなら

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