第84回川柳マガジンクラブ十四字詩句会を、令和6年7月17日に東京都北区王子「北とぴあ」で開催しました。出席者はお世話役の植竹団扇さん、台湾から特別参加の台湾川柳会会長杜青春さん及び葛飾凡斎、佐藤美文、早川若丸各氏と星野睦悟朗の6名、欠席投句は五十嵐淳隆、井手ゆう子、大谷仁子、大平まりこ、佐道正、沢辺祥子、松橋帆波各氏の7名でした。新葉館から竹田麻衣子さんにお見えいただきました。
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~特記事項~
1、本会の第2代世話人村田倫也さんが6月25日に逝去されたので、会の冒頭に全員で黙とうをささげました。
2、杜青春氏は平成31年1月以来で、台湾川柳会会報、30周年記念号(3月3日)を頂戴し、最近の川柳会や台湾の様子などをお話しいただきました。
また、句会後北トピア17階のカフェレストランで簡単な懇親会を行いました。
3、新葉館発行の「埼玉川柳作家名鑑」を星野睦悟朗から参加者に謹呈した。
4、川柳研究誌の吟詠欄に植竹団扇氏が投稿された十四字詩を配布いただいた。
5、葛飾凡斎氏から、氏が生産された焼き芋、キュウリを参加者全員が頂戴しました。
当日の句評会の自由吟及び宿題、席題の入選句は次の通りです。
〔句評会〕▽「自由吟」
句の頭の数字は互選で獲得した得点です。
ワイワイガヤガヤ話し合った一部を記載します。
0 方向音痴山田耕筰 団扇
例によってゼロ票でいいから面白い句を、という作者の狙い。
1 ふえる不明者認知登録 若丸
全国では膨大な数だそうで、認知登録の制度があるが知られていない。是非しておくべきだ、そう。
1 ウソをつく分恋は楽しい 帆波
作者が意外、の声あり。
1 急かされて出る不ぞろいの眉 祥子
女性は宅配便でもすっぴんでは出ない。面白い視点の句。
1 餅は餅でも尻餅はいや 仁子
餅を3回使うとは愉快。
2 本の厚さへ雨の日もよし 美文
雨の日は時間があるから厚い本でもじっくり読める、という解釈の他に「厚い本が枕にちょうど良い」と言う意見もあった。
2 根拠は薄い美人薄命 正
もっともだが「薄い」「薄命」と詠んだところに作者の工夫があるようだ。
2 浪漫飛行のゴキブリのペア 青春
面白い句だが、前回いらっしゃったときの同じ句を出したことに後で気が付いた、と苦笑されていた。
3 惜しまれて去る人になりたい 淳隆
ですよねえ、と言う共感の声が。
3 ごらんまだまだ薔薇に負けない まりこ
うぬぼれ?整形?バラは棘があるがそれにも負けない? 作者欠席で真意はわからないが、ダンサーの作者ならと納得の声も。
3 月下美人が咲いて眠れず ゆう子
夜咲いて朝にはしぼんでしまう花なので。
4 やっぱり怖い老いと失言 凡斎
バイデン大統領のことでは、との声も。
7 熱で寝込めば妻は観音 睦悟朗
作者は自分が熱を出した時は妻が優しい、と詠んだが、うるさい妻も熱で寝込んだ時は観音様だ、という読み方もあると。
宿題 ▽「さがす」 句評会でトップだった星野睦悟朗選
〔佳作〕
1 自分自身を探す暇人 帆波
2 オンリーユーを探すくちびる まり子
3 オリオン探し空を見上げる 仁子
4 三高探し無駄な骨折り 淳隆
5 四畳半から模索した恋 帆波
6 自分探しの旅を今更 凡斎
7 滑り止めにも逃げられた美女 青春
〔秀作〕
1 さんざん探す眼鏡頭に 仁子
2 何を探しに二階まで来た 祥子
3 探すの不得手なくす名人 団扇
〔特選〕
ハチ公前で探しきれない まり子
〔席題〕▽宿題で出席者中トップだった植竹団扇さんの出題及び選。題は「茶」
〔佳作〕
1 アマゾンで買うお茶の名品 若丸
2 茶色に見える昼の朝顔 美文
3 お茶にしようと時の氏神 睦悟朗
4 甘さほしくて苦いお茶席 若丸
5 始まりをお茶できちゃった婚 青春
6 脚光浴びるお茶漬けの梅 青春
〔秀作〕
1 お茶の代わりにビールひと口 美文
2 お若いねえとまた茶化される 睦悟朗
ここまでの披講で俺の句が出ない、とぼやいた葛飾凡斎さんが秀3と特選に!!
3 大統領がほえる無茶苦茶 凡斎
〔特選〕
孔子に出会う御茶の水駅 凡斎
今後の予定
第85回 令和六年九月十八日(水)
宿題「若い」 会場:北とぴあ 805号室
第86回 令和六年十一月二十日(水)
宿題「極める」 会場:北とぴあ 804号室
第87回 令和七年一月十五日(水)
宿題「(未定)」 会場:北とぴあ 804号室
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