川柳マガジンクラブ十四字詩句会 第88回例会 会報
第88回川柳マガジンクラブ十四字詩句会が、令和7年3月12日東京都北区王子「北とぴあ」にて開催されました。出席者はお世話役の植竹団扇及さん及び五十嵐淳隆、石川秀樹、葛飾凡斎、佐藤美文、外澤とくろう、佐野純、早川若丸各氏と星野睦悟朗の9名、欠席投句は大谷仁子、大平小鈴、金城風見子、佐藤孔亮、佐道正、唯夕各氏の6名でした。
新葉館出版の竹田麻衣子さんが誘って下さった佐野純さん、外澤とくろうさんと十四字詩に興味を持たれた石川秀樹さんが体験参加されました。
当日の句評会の自由吟及び宿題、席題の入選句は次の通りです。
〔句評会〕▽「自由吟」
句の頭の数字は互選で獲得した得点です。
0 金の話に猫の肉球 とくろう
作者によれば、興味がない金の話にときに聞いているふりをしながら猫の肉球を揉んでいる、とということ
1 傷を嘗め合う石破トランプ 団扇
作者によれば、突っ張っているように見えるトランプも内実は心配したり焦ったりしているのではないか、とのこと。
1 板橋区から逃げた練馬区 孔亮
大きかった板橋から練馬が分離したそうです。
2 米の不足は誰の画策 凡斎
2 一度ならずも妻は鬼です 唯夕
2 埴輪ポーズでのほほんの朝 小鈴
ぽっかり穴が開いただけの埴輪の目や口のことかも。
2 亡き旧友と若く飲む夢 秀樹
参加者からも、時々こんな夢を見る、との声もあった。
2 本物ダイヤついに縁なし 仁子
昨年ご主人を亡くされた作者の回想。
3 美味な恋唄盃を重ねる 若丸
3 やっぱり無理かシゲルドナルド 睦悟朗
安倍総理も菅総理もそう呼び合ったが、石破総理の会談はそんな雰囲気から遠かった。
3 趣味を掛け持ち主夫にいそしむ 純
4 美味でないから珍味だという 正
5 金の生る木はすぐに萎れる 淳隆
5 丸さを拒む川底の石 美文
5 隣家の娘声も華やぎ 風見子
〔宿題〕▽「本物」
句評会でトップだった3人の中の佐藤美文さんが選
〔佳作〕
1 見分ける術を見せる鑑定 若丸
2 ゆかしき人の背筋真っ直ぐ とくろう
3 小さくたってズシリ純金 純
4 上玉の客奥へお通し 淳隆
5 栄養豊富朝の味噌汁 仁子
6 メダルを齧りつねる頬っぺた 団扇
7 白球が弧をロスの青空 秀樹
〔秀作〕
1 アナゴもいいがやはりウナ丼 睦悟朗
2 偽善脱ぎ捨て晒す生身を とくろう
3 食欲不振恋は本物 凡斎
〔特選〕
ビルの隙間で仰ぐ星空 仁子
〔軸〕
本人らしい笑顔見せてる 美文
〔席題〕▽「徹」
宿題の中の特選だった葛飾凡斎さんの出題及び選
〔佳作〕
1 夜なべ手袋昼寝たっぷり 団扇
2 女子アナ呼ばぬ局は徹底 純
3 夜を徹してネオンホステス 若丸
4 徹夜明けには電車三周 純
5 阿保に徹していつもヘラヘラ 睦悟朗
〔秀作〕
1 徹頭徹尾秘書がと逃げる 秀樹
2 明日は知らない徹夜マージャン 淳隆
3 徹頭徹尾徹夜して飲む 睦悟朗
〔特選〕
徹底という恐い指導者 美文
{軸}
人間国宝徹子かくしゃく 凡斎
今後の予定
第八十九回 令和七年五月十四日(水)
宿題「すんなり」
北とぴあ 八〇四B号室
第九十回 令和七年七月十六日(水)
宿題「とことん」
北とぴあ 八〇四A号室
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