川柳マガジンクラブ十四字詩句会 第75回例会 会報
第75回川柳マガジンクラブ十四字詩句会が令和4年11月16日に東京都北区王子「北とぴあ」にて開催されました。出席者はお世話役の井手ゆう子さん、五十嵐淳隆さんと植竹団扇、葛飾凡斎、佐藤美文、沢辺祥子、早川若丸各氏及び星野睦悟朗の8名、欠席投句は大谷仁子氏の1名でした。
また新葉館の竹田麻衣子さんがお見えになり「各地の大会などが自由に取材できなくてさみしいが、出版物などで川柳が広がるように努めています」とのことだった。
当日の句評会の自由吟及び宿題、席題の入選句は次の通りです。
〔句評会〕▽「自由吟」
句の頭の数字は互選で獲得した得点です。
1 ビールの栓も気持よく抜け 美文
3 種蒔きの汗願う豊穣 凡斎
作者「例えば白菜は8月15日までに蒔かなければと言われているが、暑い盛りで大変です」
淳隆「ウクライナなどを見ると、本当に無事稔ってください、という気持ちになる」
3 懐メロもある駅の発メロ 団扇
2重◎にした睦悟朗「聞き流すことが多いが、面白い発見」
3 意味や意義など問わずなお生き 睦悟朗
3 夫ショートへ出して堪能 仁子
欠席された仁子さんが、頑張って完全看護の旦那様と暮らしていることがしばし話題になった。
4 猪口へコーヒー注いでチビチビ 若丸
一重〇だが4人が選んだ。自由に出歩けない状況下で、下戸だし…ということらしい。
4 曖昧模糊に触れた追悼 祥子
野田さんの追悼の辞には、よかったという意見が多かったが中にはよく言うよ的な反論もあった。
5 散ったトランプ箱に戻らず 淳隆
トランプに逆風が吹きだしていることを「箱に戻らず」とは上手との意見が多かった。
6 青空吸ってさあ立ち直る ゆう子
美文「吸ってが新しい表現。明るくていい」
作者「よくやることです」
〔宿題〕▽「そろそろ」
句評会で最も票が多かった井出ゆう子さんが選を担当しました。
〔佳作〕
1 紅葉一面赤を踏みしめ 若丸
2 散歩の足も花を賞でつつ 美文
3 日暮れを待って買う値引き品 睦悟朗
4 課長の椅子も空いてそろそろ 美文
5 忍びが真似る猫の抜き足 団扇
6 いくら何でも長い窓際 淳隆
7 横田さんちはもはや限界 淳隆
〔秀作〕
1 枯れ葉マークの軽でそろそろ 凡斎
2 惚けぬうちにと売り払う株 睦悟朗
3 辻立ち増えて近く解散 淳隆
〔特選〕
五月と盆と暮れの高速 祥子
〔軸〕
中休み終え急ぐ断捨離 ゆう子
〔席題〕▽「透明」
宿題で特選だった沢辺祥子さんの出題及び選で5分間吟を行いました。
「透明」の題には一同四苦八苦しました。
〔佳作〕
1 昭和のキッスガラス越しです 淳隆
2 未来透明だから生きてる ゆう子
3 下心なら透けて見えてる 凡斎
4 賃上げできぬ収支透明 淳隆
5 透明な目に見つめられてる ゆう子
〔秀作〕
1 政治家の嘘透けて見え見え 睦悟朗
2 透明だけど強い焼酎 睦悟朗
3 透き通る目もいつか汚れる ゆう子
〔特選〕
くもりガラスの半端透明 団扇
〔軸〕
座禅さなかは無色透明 祥子
今後の予定
第76回 令和5年1月18日(水)
宿題 「新」
北とぴあ 八〇五B号室
第77回 令和5年3月15日(水)
宿題 「芽吹き」
北とぴあ 八〇四A号室
第78回 令和5年5月17日(水)
宿題「波」
北とぴあ 八〇五B号室
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