今月もコロナ禍で通常句会を休会とし、誌上句会に変更して行いました。参加者は、田口もとい、竹中たかを、横澤七五、星野睦悟朗、天野敏香、簗瀬みちよ、滝沢博美、田島悦子、亀山夕樹子、三浦拓也、大沢覚、宮崎正男、宮崎一子、黒崎和夫、湯本良江、崎玉克彦、勢藤潤の17名でした。4月句会も誌上句会で行います。
「無心」
枝をポキッだってたくさん咲いてるよ 睦悟朗 1
返すふり口は北方へ投資させ 和夫 1
うまい酒うまい肴へすぐ無心 睦悟朗 1
コロナ鬱無心に遊ぶ児が癒す 良江 1
返すからと卒業旅行無心され 覚 1
公園で無心に遊ぶ子らに夢 潤 1
疼く歯に毎度専念する食事 七五 1
勝ち越して無心でいられない投手 覚 2
ライバルの無心に転べという邪心 敏香 2
日の丸を背負って無心乱される 敏香 3
コロナ禍を無心三昧趣味に生き みちよ 4
無心でした君の肩先頬あずけ 博美 4
傷心を濁りない眼に救われる 夕樹子 5
無心だな 妙に擦り寄る孫娘 もとい 5
癒しだね無心に遊ぶパンダの子 たかを 6
折り紙を与えておけば静かな子 みちよ 6
気をつけろ偽の息子がする無心 悦子 6
甘えるな無心を叱る親心 正男 6
ぼんやりと癒されている春の海 和夫 7
当然のようにまたもや金送れ 正男 7
満天の星と語らう露天風呂 七五 8
笑み浮かべ神と遊ぶか子の寝顔 一子 8
頑固爺孫の無心に目を細め 夕樹子 8
八〇のネンキン当てにする五〇 たかを 9
ひとときを無心にさせるカニ料理 潤 10
座禅より無心になれる草むしり もとい 15
「辛抱」
辛抱の甲斐に難病遠ざける 一子 1
コロナ禍の辛さ抱きしめ前を向く みちよ 1
辛抱は嫌と転職繰り返す 敏香 1
辛抱を猫に教える難しさ 拓也 1
三密に耐えて六波の先を折る 七五 1
感染の中傷耐えて時を待つ 良江 1
仏でも三度までしか許さない 克彦 2
寒の川じっと我慢の鷺の足 悦子 2
辛抱を重ね掴んだ夢五輪 敏香 2
何事も辛抱だぞとつき放す 正男 3
定年へ汗と涙と溜息と 覚 3
昭和世代我慢強さが板に付き 夕樹子 3
わがままな夫今では尻に敷く みちよ 3
風に伏す葦が辛抱しなと言う 睦悟朗 4
たいがいは辛抱するが酒はダメ 潤 4
耐えるしかないプーチンのとばっちり たかを 4
戦場の子らの瞳が胸を刺す 夕樹子 4
四度でも孫にはできる仏顔 克彦 4
キャリアにはへいへいへいとノンキャリア たかを 5
辛抱はお互いさまの共白髪 もとい 5
夜鳴きそばひいた屋台が店舗張り 一子 5
戦中派物の不足に鍛えられ 和夫 6
がまんくらべ決着つかず五十年 悦子 6
年金の暮らし辛抱強くなる 潤 7
長々と好き勝手聴く心療医 和夫 7
竈には母の涙を見た記憶 博美 8
辛抱の先に相続ぶら下がる 七五 8
ミノムシになってコロナの冬を越し もとい 8
辛抱が溶ける最後のありがとう 良江 9
奢られて自慢話をじっと聞く 睦悟朗 9
(勢藤潤 記)
Loading...
















































