菅さんの退陣表明から、とんとん拍子に事が進み、まるで既定の路線でもあるかのように、岸田総理の誕生、解散総選挙へ。
百鬼夜行の政界では、今だ妖怪が影でうごめいていて、
三界に家なし二階建ての主 文庫
てな具合に岸田さんだって、国民とは遠く離れたところで、妖怪の思惑一つで、いつ首が飛ぶのか分かりません。
それはそれとして、「夕鶴」と言うおとぎ話をご存じのことと思います。
先日、その言い伝えの元となった山形県南陽市宮内町漆山にある「夕鶴の里」へ行って参りました。
このお話は、危難から助けられた鶴が恩を返しに来るというご存じのものです。
恩返しなどという言葉は、今や死語かと思っていたのですが、政治の世界では脈々と続いているらしく、ご存知の如き恩賞人事の現内閣となりました。
おとぎ話の結末では、助けた男が鶴との約束を破ってしまい、鶴は悲しく飛び去ってしまうというものですが、まるで、誰かさんと誰かさんのようですね。
鶴の織物が寄進された「鶴布山珍蔵字」

(残念!鶴の羽二重は、火災で焼失し現存しません)
第136回川柳マガジンクラブ仙台句会
開 催 日 令和3年10月16日(土)
開催場所 仙台市荒町市民センター
参 加 者
橋爪志津代さん、竹井十塩さん、木立時雨さん
佐藤岩嬉さん、島文庫 の5名
第1部 「 句 評 会 」
定例の句評会からの報告です。
〇 断捨離を教える本がまたも増え さと
■句評/古い断捨離のマニュアル本ですら捨てきれないまま又買ってしまった。皮肉が効いています。本に限らず洋服も、もう少し痩せたら着れるからと残したのはいいが、結局はタンスの肥やしですからね。下5は「また増える」と言い切った方が良いのでは?
「本日、さとさんはお休みでした。」
〇 BRTガードレールになるレール 時雨
■句評/BRTって何?(トロールバスのような乗り物ですよ!)それで、レールがあるから脱線しないということですね。地域限定や特殊な専門用語は、俳句のように前置きしてもらわないと分からない。
「震災後にJR気仙沼線を新たな形で復旧したのが、BRT。バス・ラピッド・トランジットの略で、バス専用道、バスレーンを組み合わせた公共交通機関のことなんです。気仙沼のことでもあるので、ご存知のことと思っていました。時雨」
〇 仲秋の名月に萩よく似合い 十塩
■句評/俳句のようですね。でも、季語が3つも重なっていますよ。確かに、今年の仲秋は満月でしたから、萩との取り合わせは綺麗ですよね。心象風景としてとらえるべきでは?例えば、名月に萩と女房がよく似合う、何て変えれば、夕食のおかずが1品増えたりして・・・。
「締めきり間際に何にも浮かばなくて、たまたま読んでいた太宰の小説からヒントを得て作りました。それにしても季語が3つとは気がつきませんでした。十塩」
〇 カーナビがお疲れ様と妻きどり 志津代
■句評/何でカーナビは女の人の声なのでしょうね。(男だといちいち指図がましい!)と腹が立ってくるからですよ。妻気取りよりも女房気取りの方がよいのでは?妻気取りだと、愛人ぽいかも(笑)。例えば、「お疲れさま」女房気取りでカーナビが、何てどうですか。
「家の駐車場に着くと決まってカーナビが、夫にお疲れさまでしたと、いち早く言うのです。私を差し置いて。志津代」
〇 今生の宴もたかなわ泉岳寺 文庫
■句評/たけなわと高輪を掛けたわけだ。洒落はよしとしてあとは何かな?好き嫌いのはっきり出る句だね。
「宴のお題で詠んだ句ですが、何とか古川柳風にできないかなと思いました。柳多留に載っている忠臣蔵の句は多く、知れているものを数える泉岳寺、とか、そば切りが二十うどんが二十七、などの穿ちある句もあって、そんな風に仕立てたかったのですが・・・文庫」
〇 野ざらしの看板の文字うつむいて 岩嬉
■句評/コロナ禍の夜の街でしょうか?飲食店の看板も寂しそうに立っていますよね。
「道路脇に立っていた看板の文字がかすれ、意味が分からなくなってしまっても、そのまま立っていて、その看板が恥ずかしそうにうつむいている。そんな光景を詠みました。岩嬉」
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今月の学び
川柳は、俳句のような前置きをしない。
特殊な事や固有名詞を補足してしまえば、
説明的となり、しないと難解句となる。
時には、読者を信じ、突き放すことも!?

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第2部 「 句 会 」
今月の宿題と選者、結果は次の通りです。
今月の宿題・選者および入選句は次のとおり。
◎宿題『もともと』 島文庫 選
元は米 海苔と梅干し酒のアテ 時雨
もとはサル猿に似ていてあたりまえ 十塩
もともとは口下手という噺家さん 志津代
天才の系譜綿綿天才が 岩嬉
□秀句
もともと何も持たずこの世に生まれ出た 志津代
台風も変わればただの低気圧 十塩
鬼っ子の丸い背中も母親似 岩嬉
□特選
原色を食わせてくれる夏野菜 時雨
軸吟 老舗でも本家元祖の鬩ぎ合い
◎宿題『自由吟』 佐藤岩嬉 選
中国のくしゃみで日本風邪をひく 十塩
ボウフラを生きてピシャリと叩かれる 文庫
生命線たまに脱線しています 時雨
犯罪の手口教えるワイドショー 志津代
□秀句
幕内の全相撲観る退職後 十塩
日本風亜米利加人のノーベル賞 文庫
ぬくもりを残しブランコ一人揺れ 時雨
□特選
オレオレに騙されようがない預金 志津代
軸吟 減量をじっと待ってる衣装箱
10月の句会風景

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令和3年11月の句会開催予定
開催日時 令和3年11月20日(土) 午後1時から
開催場所 仙台市荒町市民センター 第1会議室
宿 題 「外す」 「自由吟」 の各2句
参加費用 会員 1,000円 会員以外 1,200円
なお、ご参加の方は、会日の1週間前まで、句評会用の雑詠1句を
ウエブ申込みの際、ご提出下さい。
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令和3年12月の句会開催予定
開催日時 令和3年12月18日(土) 午後1時から
開催場所 仙台市荒町市民センター 第1会議室
宿 題 「反省(読込み不可)」 「自由吟」 の各2句
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あなたも川柳句会を体験してみませんか?
見学は無料、未経験の方でもОKです!
ご自由に、会場へお越し下さい。
句会に参加される方は、下記ホームページから、
「仙台句会」の案内ページに入り、
必要事項を記入のうえ、お申し込み下さい。
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https://shinyokan.jp/senryuclub/sendai/
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