新型コロナウイルスの性でご多分に漏れず当句会も3月から8月まで自粛しておりましたが、いよいよ今月から再開の運びとなりました。三密を避け、各自マスク着用の句会となりましたが、久しぶりの再会にもかかわらず、皆さん、すこぶるお元気で安堵しました。
仙台もジリジリと感染者が増えつつあり、県や市も危機感を強めています。このまま、来月以降も句会を続けられればいいのですが・・・・・。

三越のライオンさんもマスクする(文庫)
第127回
川柳マガジンクラブ仙台句会
開 催 日 令和2年9月19日(土)
開催場所 仙台市太白区中央市民センター
参 加 者
橋爪志津代さん、西村晴子さん、
笹 美弥子さん、矢口瑛香さん、
竹井十塩さん、木立時雨さん、
木田比呂朗さん、佐藤安子さん、
佐藤岩嬉さん、島 文庫 の10名
第1部 「 句 評 会 」
定例の句評会からの報告です。
〇 太陽が鈍行列車飯がまだ 時雨
■句評/意味が分かりにくいですね。でも、難解句は感じればいいそうですよ。〈時雨/お腹がすいたのになかなか昼にならないな。そんな意味あいの句で実に単純なのですが。〉太陽と鈍行列車が離れすぎている。日が短くなったから、朝ごはんかな?と思った。お腹がすくのは若さの証明、羨ましい。
〇 生き返るコスモス揺れて鱗雲 志津代
■句評/俳句っぽい。上5で切れが入るから俳句のようになるのかな。正岡子規が「俳句っぽい川柳、川柳っぽい俳句、いずれもつまらない。」と言ったそうです。〈志津代/秋が来て嬉しい、そんな思いの句なんですが・・・。〉下5の鱗は、うろことか、いわしとか、カナのほうが良いのでは?猛暑から秋へ逃れて生き返る、分かりやすい句だと思いますよ。
〇 虫たちの呟き聞こゆ秋めく日 晴子
■句評/これも、また、俳句のようですね。〈晴子/はい、ようやく涼しくなってきたなと思いまして。〉ミンミンゼミの鳴き方に法則があるのを知ってましたか?この前、じっくり聞いて発見したんです〈暇ですから。〉下5の秋めく日はウザい感じがする。例えば「虫たちの呟き秋を連れてくる」なんてどうだろう。虫たちの呟きは時事吟と読めばとても面白い。
〇 初競りのサンマ苦いか塩っぱいか 文庫
■句評/食べていません!食べられません!初物だもの高いのはあたりまえかも?でも一尾、2千円だよ!佐藤春夫の詩の本歌取りだね。〈文庫/佐藤春雄は人妻、私は秋刀魚、高嶺の花に手が出ない。上5以外は、全部本歌、これってありですか?〉比率ではなく内容次第でしょう、これはこれでありだと思いますが。
〇 ああコロナ地球苛めた罰なのか 十塩
■句評/そのままですね。天罰とも限らないよ、もしかしたら、某国のテロかも知れないし。小松左京の小説で「復活の日」を思い出しました。いずれ、地球は被害者で人間が加害者と位置付けているわけだ。〈十塩/我々が地球を虐めたしっぺ返しで、コロナが猛威を振るっている。でも、もう勘弁してよ!〉コロナとは永遠の戦いになりそうに思えるね。
〇 早採りをサボり胡瓜に叱られる 岩嬉
■句評/分かりやすく、穿ちが効いててとてもよい句ですね。胡瓜に叱られるがいい!胡瓜は時期を逸すると美味しくなくなるから。〈岩嬉/以前、胡瓜を作っていましたが、収穫が大変なんです。〉
〇 自粛七つきGOTO句会長町へ ひょうご
■句評/意味は何となく分かりますが、色々と盛り過ぎじゃないかな?七つきは、七ケ月と明快な方がいいよね。何に焦点を絞るかで面白くも、フツーにもなる。もっと整理して、それがGOTOならば、「いそいそと私GOTO句会行」とか、自粛明けなら、「七ケ月待った句会で大暴れ」とか。(本日、ひょうごさんはお休みです。)
〇 日本酒で演歌やりたくなる九月 比呂朗
■句評/日本酒と演歌、やや付き過ぎかな?酒と言ったら日本酒だよね。いやいや、九州で酒と言ったら焼酎ですから分かりませんよ。〈比呂朗/確かに付き過ぎですが、自粛自粛でジリジリ気分を晴らしたい。そんな思いで詠みました。深い意味はありません。〉
〇 コロナ禍に豪雨に猛暑そして鬱 安子
■句評/鬱の漢字、難しくて書くのも嫌になりませんか。助詞の「に」が煩くないですか。〈安子/コロナ、豪雨、猛暑、鬱は同列のつもりでした。〉コロナ、豪雨、猛暑の結果、世の中が鬱になってしまっているとの意味だから、「コロナ禍の豪雨と猛暑そして鬱」の方が良いかも。
〇 昨日はフラリ今日はサプリが効いている 美弥子
■句評/昨日は不調、でも今日は元気。サプリは外出のことかも?フラリとサプリ、言葉遊びかな?〈美弥子/昨日の疲れが取れた。飲んだサプリの性かしら?そのままの句です。〉やはり、フラリはひらがなの方がよい。昨晩のふらり、今朝もお酒が効いている〈笑い〉
〇 老いにコロナ常に恐れる秋に入る 瑛香
■句評/〈瑛香/コロナ感染は、高齢者が一番危険であるといわれます。ですから、怖くて何処へも行けません。外はもう秋なのにね。〉「恐れ」の表記は、意味合いからすると「怖れ」か「惧れ」ではないか?常に警戒することは大事。こんな状況でもオリンピックはまだ諦めていないし、加えてGOTOキャンペーンですからね。
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今月の学び
〇俳句っぽい川柳、川柳っぽい俳句はつまらない。〈正岡子規〉
〇用語の用事を考える。恐いと怖いでは意味合いが変わる。
〇いわゆる本歌採りの許容範囲は、必然性があれば特に制限はない。
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サンミツをジロリと睨むコロナの眼(文庫)
第2部 「 句 会 」
今月の宿題と選者、結果は次の通りです。
◎宿題『今朝の新聞を読んで』 橋爪志津代 選
□佳作
昨日今日明日も一面まだコロナ 十塩
廃校を惜しみ童が綱を引く 文庫
待ってたぞワクチン治験再開の記事 十塩
辞めてまでまだくすぶっているサクラ 比呂朗
コロナ禍にGОTО混じり不安の日 晴子
朝刊の二番手に見る訃報欄 瑛香
〇秀句
朝刊を撃ち落としたる文春砲 時雨
キャッシュレスやはり危ういものだった 安子
柳、政界六十までは皆若手 岩嬉
◎特選
原発を纏うか脱ぐか女川 文庫
◇軸吟 四コマのアホな日常うつ飛ばす
◎宿題『自由吟』 島 文庫 選
□佳作
三位すら危うくなったイーグルス 比呂朗
キスしないと失礼だろか星月夜 岩嬉
コンビニのスイーツでする憂さ晴らし 安子
夜通しのクーラー喘ぐ声がする 瑛香
うっすらと影も色づく秋の入口 美弥子
行儀よく苦情の番を待っている 時雨
〇秀句
しかられるほどにはびこる夏の草 十塩
サーブ打つ人種差別の怒り込め 志津代
もうサンマ絶滅危惧種かも知れぬ 比呂朗
◎特選
手弱女と思い込んだはああ不覚 岩嬉
◇軸吟 カンカンと半鐘鳴らす副総理

9月句会の風景です。
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令和2年10月句会の開催予定
開催日時 令和2年10月17日(土)午後1時
開催場所 仙台市太白区中央市民センター3階
宿 題 「ドリーム」・「自由吟」、各2句
会 費 会員1,000円、 非会員1,200円
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※令和2年11月の句会は、会場の都合で第3ではなく、第4土曜日の「11月28日」です。
宿題は「つんつん」と「自由吟」の各2句です。
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あなたも川柳句会を体験してみませんか?
見学は無料。未経験の方でもОK!
ご自由に直接、会場にお越しください。
会に参加される方は、下記のホームページから、「仙台句会」の案内ページにお入りいただき、必要事項を記入のうえ、ウェブまたはファックスでお申し込み下さい。
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https://shinyokan.jp/senryuclub/sendai/
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