第149回 川柳マガジンクラブ東京句会
第149回川柳マガジンクラブ東京句会が令和元年5月12日に東京都文京区「駒込学園」にて開催されました。出席者はお世話役の植竹団扇、松橋帆波さん及び伊藤聖子(ひらがな表記はやめる)、大谷仁子、小野六平太、加藤品子、菊池順風、佐道正、菅野直訓、高田以呂波、唯夕、辻直子、丸山芳夫の各氏と星野睦悟朗14名、欠席投句は高塚三郎、長谷川渓節各氏の2名でした。
当日の題、選者、入選句などは次の通りです。
Ⅰ、自由吟互選と句評会
句の上の数字は3句ずつ選んだ互選の得票数です。発言者の前に?をつけたのは、疑問等があって発言した人です。
連休は預かり鼠と夫の世話 仁子
・・・預かり鼠についていろいろな推量が出ました。
作者「ハムスターより大きい「でぶー」を息子から預かった。餌を毎日何種類かやる」
バーゲンは妻にお任せ鰻食う 唯夕
正「アウトレットみたいな所で」
団扇「行きたくないのに車で行ったから恩に着せた」
睦悟朗「こういううちもあると今度言ってやろう」
作者「デパートです。でも嘘です。こうならいいなあ、という願望」
飲み食べ放題二兎は追えない私です 順風
・・・点数が入らない割に発言多数。
正「真実だろう。たしかに両方は無理」
睦悟朗「大抵時間制限があるし両方は無理」
帆波「昔。東洋大に対して、相撲部、柔道部はご遠慮ください、というのがあった」
誰かが、吉牛の芳の実は1000円飲み放題。
正「てんやはいい」
六平太「はなの舞」
作者「飲み放題といっても越乃寒梅などは別料金」
平成と名残惜しんで散る桜 以呂波
天邪鬼自己を見習う立葵 直訓
メイ惑い汎欧州を遠くする 品子
1 ピッチャーに余分な追加点もある 芳夫
順風「エースなら2点あれば完投できるのに。3点や4点はいらない」
作者「(解説者の)権藤博が言っていた」
・・・多くに人は句の意味が分からなかったので、選んだ順風さんや作者の話に納得、
でした。
1 追悼句詠む如伸びるガムテープ 聖子
・・・わからない人が多かった。
作者「連れ添った猫がなくなって3週間たっても毛が見つかるのでガムテープで・・・。
ガムテープには句箋の意味も持たせた。
2 ジャンボくじ当ててゴルゴを雇いたい 六平太
唯夕「トランプ打つのに?」
直子「殺してほしい人が結構いるなあ」
正「3億円で雇えるかなあ」
帆波「仕事の受け方が難しい」
作者「2,3人いる??」
2 昭和から貫く意地を抱く私 睦悟朗
3 令の字のちょんかたて棒かを悩む 正
睦悟朗「どっちでもいいそうですよ」
芳夫「まったくその通り。いつも悩む」
品子「使ったことの無い字少ないので仕方なかったのでしょう」
団扇「「ちょんかたて棒か」はいい表現」
作者「令和の書き方というのをやっていた」
4 桜から柏へ餅も衣替え 渓節
以下に、大変珍しいことに5点が4句も並びました。
5 ちゃっかりもうっかりもある老いの日々 三郎
5 控え目な歩幅を笑う万歩計 団扇
5 旅人になって安らぐ母の家 直子
5 風穴は開けたが風が通らない 帆波
以呂波「自分ではそのつもりだが」
唯夕「モリカケとか。一生懸命やっても」
芳夫「目的は風が通るようになのに」
聖子「努力は報われない方がドラマチック」
六平太「どこに風穴開けたか」
団扇「ある程度大きいのが風穴、狭いのは隙間風」
帆波「世相でもあるが。わかったことを投稿するが報われない」
Ⅱ、宿題(その1)
「平成を振り返って」で松橋帆波さんの選でした。
選者の弁「いろんなことが平準化した時代でしょうか」
「佳句」
三十年美空ひばりは不滅です 団扇
ほとんど知らぬ平成以後のヒット曲 正
団塊に占められ趣味もラッシュ気味 睦悟朗
仰ぎ見た明治のようになる昭和 芳夫
十代が世界の飛び出たアスリート 直訓
平成の時代天気の品が失せ 芳夫
一発やばっか平成シャボン玉 聖子
二十四時間戦えましたあの頃は 芳夫
息継ぎの無い平成を渡り切る 品子
ネットに格差抜きに語れぬ平成史 渓節
「秀句」
振り返りゃ昭和の尻尾まだ見える 団扇
平成にまとわりついた消費税 団扇
カタパルトみたいな平成の災禍 品子
「特選」
バブル消えまさかまさかのゼロ金利 六平太
「軸」
不時着の幸平成のコースター 帆波
Ⅲ、宿題(その2)
「連続」で高田以呂波さんの選でした。
「佳句」
息継ぎの連続価値を問う金魚 聖子
わんこそば円周率も終らない 帆波
七日間連続断酒快記録 渓節
固い意志連続しない休肝日 唯夕
統計は同じ調査で比較でき 帆波
罵詈雑言途切れなく出る妻の口 正
一生涯年中無休心の臓 渓節
生きてても死んでも母はずっと母 直子
「秀句」
R祝うHの孫やSの子と 睦悟朗
連載で読んで単行本を待つ 芳夫
同期減る中を令和へ生き残る 睦悟朗
「特選」
親子孫苦手科目が遺伝する 睦悟朗
「軸」
銀婚即位改元祝賀 以呂波
Ⅳ、五分間吟
最後に、宿題(その2)トップの星野睦悟朗の出題及び選で5分間吟を行いました。題は「温い」でした。
「佳句」
何のかの言っても温い家族愛 品子
眠いのねオシメも温くなっている 帆波
女子高生と混浴をした足湯旅 順風
温い手をまあるく閉じていく命 聖子
看護師はふとめの方が頼れそう 六平太
朝ドラに小さな元気貰ってる 直子
ぶつかって知った上司の温い胸 品子
親心他人に温く子に厳し 直訓
温湿布がわりに猫を腹に乗せ 団扇
温かい心で夫を介護する 仁子
「秀句」
手術前何より温いナースの手 唯夕
猫抱いて自律神経和ませる 帆波
ぬるま湯に慣れて世間を見失う 正
「特選」
道端にまだ人情が落ちる国 品子
軸」
リタイアの日から温和な鬼になる 睦悟朗
Ⅴ、難解句鑑賞
難解句鑑賞として次の3句に付きみんなで話し合いました。
吐き出したところが広い野であった えつこ
瓩糎% 雪牡丹餅
はんぺんでいようと努力しています 北村幸子
Ⅵ、6月句会
日時 : 令和元年6月9日(日) 12時30分開場 13時開始
事前に句評会用の自由吟を1句お送り下さい。(既発表句でも可)
㋐新葉館宛の場合 期限:10日前まで
新葉館のホームページをご覧ください。
㋑松橋帆波宛の場合 期限:できるだけ1週間前までに
郵送 〒125-0061 葛飾区亀有1-13-1-407 Fax 03-3604-7328
メール honamikp61@gmail.com
場所 :駒込学園。
内容 : ① 句評会
② 句会
特別企画
宿題はありません
Ⅵ、7月句会
日時 : 令和元年7月14日(日)
内容 : ① 句評会
② 句会
宿題「増える」 3句
③時間があれば席題で五分間吟など
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瓩糎% を詠んだ雪上牡丹餅です。まさか私みたいな初心者の句が鑑賞の対象になっていたとは知りませんでした。
気づくのがだいぶ遅れましたが、ありがとうございました。