
かえる庵の玄関先の花
今年の桜は十日ほど遅れている。ちらほら咲きかけては居るが先日からの冷え込みで葛城山の頂上には雪が残り、花見には少し早い4月2日。平城宮跡の真ん中を走る近鉄電車の中はそこそこの乗客数、進行方向に向かって横向きに座る座席の右側には中国の方のグループ、俳句に「炎天や張り手のごとき中国語」があるが、その元気な会話がないのは肌寒さのせいかもしれない。反対側の座席には半袖で透き通るような肌をした北欧ロシア系の家族と、コートを着込んだインドネシア系の家族、寒暖の感じ方も生まれた国の気候が影響されるようだ。
今月の奈良句会、参加者は8名で史上最低記録だが、このようにゆったり座れ句の鑑賞に充分時間が取れるのもまんざらではない。
(参加者は、池田みほ子・柴橋菜摘・佐藤かえる・木嶋盛隆・林ともこ・居谷真理子・中堀優・板垣孝志)
第一部・合評会
ブラックの香りにケジメ迫られる→森友or珈琲 ところでケジメという漢字は?
揺り椅子の手すりに核と第九条→この国を護るのは核か平和憲法か・・・揺り椅子は左右に動くし椅子は手すりとは言わない。
新調のランドセル行く足生えて→足生やしの方が良いのでは?逆に表現して 足生えて行くピカピカのランドセルにしては?
並んでる枕をそっと片す夜→片すの意味が①片付ける②片寄せる。それによって句意が変わる。そこから連れ合いの枕の話になって喧々諤々 ^^;
日本の良き青い春白い秋→日本のをわたくしにある とすれば?は名添削かも(以下略)
第二部 句会(宿題・板) 柴橋菜摘 選
妻と母口出し出来ぬ板ばさみ みほ子
なんとのうかまぼこ板が小そう見え みほ子
トロ握る板場修行の見せどころ 盛隆
〇フローリング慣れて正座も儘ならぬ ともこ
〇汚染水流れぬように打つ矢板 盛隆
〇懺悔ざんげ身体を板に叩きつけ 優
看板の名で8億ほど値切り 真理子
板垣孝志 選
フローリング慣れて正座も儘ならぬ ともこ
板摺りのキュウリしんなり輪に馴染む ともこ
褪せてゆく看板砂埃の町 菜摘
〇看板の名前で8億ほど値切り 真理子
〇人生を共にして来た板布団 かえる
〇横板に雨垂れの如生きて来た かえる
愛し憎し戸板くるくる流れ行く 真理子
互選最多得点句 人生を共にして来た板布団 かえる
第三部 印象吟(10分・2句出し) 印鑑ケース
ドラキュラの柩あけたら留守でした 孝志 4点句(み・優・真・洋)
一億の預金引き出すハンコです 盛隆 3点句(と・真・優)
押印は大丈夫かと固い蓋 優 3点句(菜・と・孝)
象牙印栄華盛衰会者定離 真理子 2点句(と・か) 以下略
番外・懇親会
盛隆さんの力作は焼き鳥ドレッシング付き、刻みたまねぎをベースに山椒を利かせたドレッシングソースが絶妙な風味を引き出して美味しい! みほ子さんの菜の花が楽しい春の野菜サラダ、土筆の煮物などなど。お酒は「蕎麦処・かえる庵」の
銘酒が揃い踏み、遅くまで川柳談義のよい一日でした。 ご馳走さまでした!




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こんにちは。
さすがは世界遺産の奈良ですね。町並みの風景に外国の人が自然に溶け込んでいるように見えます。近鉄電車に一緒に乗っているような気分になりました。もっと続きを読みたかった〜。見事な描写のおかげです。ありがとうございます。
板場修行という言葉が出てくるなんて、盛隆さんはお寿司屋さんともお馴染みなのでしょうね。毎月みごとなお料理を目で頂いています。
ダブルで特選の真理子さんは、社会派も情念派も自在に詠まれますね。幾つもの引き出しをお持ちなのだろうと羨ましく思いました。
ドラキュラの柩は楽しかった。なんと奇抜な発想…! 寝床を留守にしてどこにお出かけかしら。これも百円ですか?とりあえずのものは何でも揃いそうですね。
せんべい布団よりも板布団にはもっと苦労を感じますね。ところで、かえるさんはかえる庵のご主人さんですか…? 違っていたらゴメンナサイ。
ケジメの漢字を調べてみて勉強になりました。そういえばいつも平仮名でした。宛て字表記しかないのですね(@@) ブラックの香りとは深読みも出来そうで気になる表現でした。
ゆったりじっくりの学び合い&美味しい時間で良かったですね。みなさまにとっても明るい春になりますように。
恵さん おはようございます
奈良公園周辺は凄い人出になっているでしょうね
かえるさんは「かえる庵」のご主人の雅号です。
川柳には縁のない生活だったそうですが、ここのお店を
会場に使わせて戴く頃から始められて最近はメキメキ上達
高得点を稼いで居られます
奥様もご一緒に勉強会に参加されます 互選で同点の時は
奥様の一点でトップが決まります
印象吟のグッズは100円ショップで探します。
最多得点者の賞品になりますが、手錠はさすがに皆さん
嫌がりましたね (^_^;)
「愛し憎し戸板・・・」の句は四谷怪談の見せ場。
地獄と極楽がくるくる入れ替わる戸板返しの場面、読書家の
真理子さんらしい句ですね。
「今日のご馳走」はいつも写真ばかりで申し訳ないです ^^;
奈良句会へご参加の機会が訪れますことを・・・
今回もありがとうございました!