川柳マガジンクラブ十四字詩句会 第45回例会
<①ブログへの投稿が遅くなってすみません。②まとめ者の星野睦悟朗が欠席しましたので、細かい雰囲気は伝えられません>
川柳マガジンクラブ十四字詩句会第45回例会が平成28年3月25日に東京都北区王子「北とぴあ」にて開催されました。出席者はお世話役の村田倫也さん及び五十嵐淳隆、植竹団扇、戸田美佐緒、早川若丸、松田颯秋各氏の6名、欠席投句は佐藤祥子、佐道正、志田則保各氏及び星野睦悟朗の4名でした。
当日の句評会の自由吟及び宿題、席題(五分間吟)の入選句は次の通りです。
Ⅰ、句評会 「自由吟」
句評会の互選は◎(2点)1句、〇(1点)1句、△(疑問、-1点)1句(これは選ばなくてもよい)を全員が選句しました。句の頭の数字は、互選の得点です。
人間ドック妻に押されて 則保
もう食べ飽きた不味い年齢 淳隆
燃やせば燃える燃やさないゴミ 団扇
1 セットでお得離婚再婚 美佐緒
2 飾る言葉に毒が溢れる 颯秋
2 時間つぶしに空を見ている 倫也
3 喜怒哀楽へ 桜満開 若丸
4 別れそびれて祝う金婚 睦悟朗
5 巣鴨の赤は陰干しにする 祥子
6 離婚に便利夫婦別姓 正
Ⅱ、宿題 「慌てる」
句評会の上位3人が欠席投句であったため、早川若丸さんが選をしました。
〔佳作〕
1 エース打たれてベンチバタバタ 正
2 駆け込み寺にタオル投げ込む 颯秋
3 財布落として引き返す羽目 倫也
4 上を下へとアポなしの客 祥子
5 予告もなしに義母の訪れ 祥子
6 宅配便に探すスカート 正
7 オレより高い競りが掛からず 淳隆
8 急くな慌てずもう一歩前 団扇
9 夫婦喧嘩を真似るままごと 睦悟朗
10 春風吹いて決める行先 美佐緒
〔秀作〕
1 乞食慌てず貰い損なう 団扇
2 床の間を背に困る苦虫 美佐緒
3 行方知れずになった三の矢 淳隆
〔特選〕
深い眠りの猫に春雪 祥子
〔軸〕
見惚れてハッと我に戻れず 若丸
Ⅲ、五分間吟
宿題特選が欠席投句でしたので秀作トップの五十嵐淳隆さんが出題及び選を行いました。題は「無理」でした。
〔佳作〕
1 出来ぬ仕事に小言山積み 若丸
2 政権取ると野党足踏み 倫也
3 招く幸せ無理を横抱き 颯秋
4 無理を通すと無理も嫌がる 団扇
5 所詮は無理ときつい御達し 倫也
6 打つ手はあるか金は惜しまぬ 颯秋
7 歪な雲に父の足跡 颯秋
8 無理を承知で天国へ行く 倫也
〔秀作〕
1 無理を重ねて命縮める 倫也
2 幽霊ですが愛を下さい 美佐緒
3 無理を承知で魔女の献身 颯秋
〔特選〕
透明すぎる背に隠れる 美佐緒
〔軸〕
眼からムリヤリ出して嫁がせ 淳隆
Ⅳ、武玉川鑑賞
お世話役の村田倫也さんから、武玉川鑑賞「武士の句」として、15句の紹介があり、各句について話し合いました。
(席上で分かり難かった句の一部には、ネットからお借りして注釈を加えます)
家来の寺をのちの中宿
(注)僧正などの高僧が、弟子の寺を遊里帰りの中宿として使う、ことだろうか。
武士を立てれば目鼻あぶなき
(注)「目鼻を付ける」とは、見通しを立てることですが、「目鼻あぶなき」とは、先が見えない状態になっているということでしょう。
武士の意地を立てるということは、それはそれで立派ですが、そのことばかりにとらわれてしまい、真に正しい道が分からなくなってしまうおそれがあります。
油断な形でかつぐ太刀持
胡坐の側に裃の恥
(注)現代に置き換えれば、フォーマルな会だと思って、タキシードを着ていったら、 カジュアルな服装の人ばっかりで、ひとり恥ずかしい思いをしたというような場合でしょうね。
切れ盃を供が見ている
煩う衛士の昼起きている
(注)病気の衛士は夜勤がないので普通の人と同じに昼間起きている。
わさびおろしに寒い袖口
(注)わさびおろしは、この句では、足軽・中間の異名として使われている。
寒い季節には、足軽・中間の袖口の広さが寒々として見えるということである。
(以下省略)
Ⅴ、次回以降の予定
新葉館のホームページをご覧ください。
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星野睦悟朗さま
お世話役ご苦労様です。7月21日の句会には参加したいと予定しております。よろしくお願いいたします。
胡坐の側に裃の恥
時代吟を読んでいるようで楽しいですね。普段着で出かけますです。
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