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 虫の音を今年の耳で聴いている 下谷憲子
小雨に降りしきり奈良三条通、蕎麦処「かえる庵」に集まったのは
山田順啓・佐藤かえる・上鳥羽香依古・柴橋菜摘・山中あきひこ・居谷真理子
中掘優・吉野鮎太郎・池田みほ子・木村宥子・下谷憲子・板垣孝志の12名。
 川柳大会シーズンに入り、しばらくは少な目の参加者になるかもしれない。
憲子さんの句は第一部句評会で一番人気のあった句。

 きっかけが欲しくて無防備なワタシ
司会者がワタシをタワシと読み上げたもので「エッ 前衛作品?」
 やっぱりね元々社会保険庁=もっと強烈に叩かないと・・・
 下着だがコマーシャルでは大っぴら=そうですね
 一粒で三度おいしい飴しゃぶる=しゃぶるをビルが建つにすれば時事に
などなど参加者全員の句を褒めたり叩いたらの一時間が第一部。
 センカクで10点獲得してびっくりさせた池田みほ子さんが
「これなんですか?」とさし出したハガキ二枚、国文祭鹿児島の入選通知!
準特選とか書いてある。 こういう人はコワイ (^_^;)

 ☆第二部 句会 宿題は竹
     下谷 憲子 選
 風だろう正倉院の竹の笛 真理子
 ドローンに負けるもんかとタケコプター 菜摘竹1
 あの子までピュンと飛ばした竹鉄砲 みほ子
 褒められて紅もつけとく火吹き竹 あきひこ
 竹に木を接いだら怖い明日が来る 宥子
 竹の花ここは庄屋の屋敷跡 孝志
○入試にも松竹梅の裏メニュー 鮎太郎
○竹串が算盤になる焼き鳥屋 あきひこ
○筮竹が恋の行方に出すハテナ 菜摘
◎竹人形これもさだめという軽さ 真理子
        軸  尺八の曲がり具合とその行く手

    板垣 孝志 選
 竹の子が隣の庭へご挨拶 優                     
 筮竹が恋の行方にだすハテナ 菜摘竹2
 木に竹を接いで集団しゃしゃり出る 順啓
 竹槍の銃後の守りも回顧談 みほ子
 中秋に竹の音ひとり哲学者 かえる
○竹串が算盤になる焼き鳥屋 あきひこ
○風だろう正倉院の竹の笛 真理子
○越前の竹はもの哀しく揺れる 憲子
◎竹人形これもさだめという軽さ 真理子

互選最多得点句 竹串が算盤になる焼き鳥屋 あきひこ

 先月に続き、選者の特選句が互選ではゼロ点という怪奇現象??

 ☆第三部(印象吟)ラップの芯
 机上論どこを切っても空っぽで 菜摘  6点句ラップの芯
 竹筒の冷酒と愛でる宵の月 鮎太郎   4点句
 使い捨ておぼろな風が吹きぬける 孝志 3点句
 私のバトンを誰も受け取らぬ  真理子 3点句
 万華鏡昔を忍ぶケアハウス   みほ子 2点句
※一点句以下省略※
(先月までのスライムやポニョはキャラクターが強すぎて作句の邪魔に
 なる様子だったので、今回は単純なものを選んで成功?)

 さて今月の懇親会。いつもの銘酒に焼酎「高倉」琉球泡盛「菊之露」の
差し入れもあって賑やかに懇談,散会と相成りました。

今日のお酒

 

 

 

 

 

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9月奈良句会報告(105回)”にコメントをどうぞ

  1. 岡本 恵 on 2015年9月9日 at 7:08 AM :

    奈良句会105回目にこんにちは。

    雨の日の蕎麦処というのも、句会場としては最高の設えですね。楽しく美味しい時間を覗かせていただきました。

    まだ越前竹人形のお話は読んだことがないのですが、竹人形と聞くだけでたおやかな芯のある女性というイメージが湧いてきます。私の頭の中の真理子さんのイメージと重なってくるようです。

    庄屋の屋敷跡に咲く竹の花という見つけにも参りました。孝志さんの頭の中は何時代なんだろうと時々思います。自由に歴史の中をワープできるんじゃないかしら。取って置きの技の秘訣を知りたい・・・!

    ラップの芯が幾つも置いてある図は面白いですね。一つじゃないところにも意味がありそう。机上論とまとめた菜摘さんに、私も一票です。

    あきひこさんの焼き鳥屋さんは一読明快。竹のお題で竹串と来る辺りからもう達人です。算盤が雰囲気を出してますね。定型の美しさも然り、川柳のお手本のようです。

    みほ子さん、なんだかスゴい!何処まで快進撃が続くのでしょう。かごしまが楽しみですね。もっと大きなニュースも届きそうです。一足早くオメデトウ(^o^)v

    今年の耳で聴いている憲子さんの作品は、俳句界に発表しても評価が高いと思います。去年の作者とは何が違っているんだろう。それとも状況は同じでも心持ちに変化があったのだろうか。虫の音を「聴いて」何を想っているんだろう。いろいろと想像がふくらみます。貴重な一句に出会えて、いい朝でした。

    今月も勉強になるリポートをありがとうございます。世の中は川柳大会シーズンなのですね。みなさまのご活躍を楽しみにしています。実りある秋になりますように!

    • 板垣孝志 on 2015年9月9日 at 10:29 AM :

       めぐみさん おはようございます。
      今月も早々にコメントありがとうございます (^^ゞ
       水上勉原作の「越前竹人形」の哀しいものがたりを読んで味わうと
      特選の句の「さだめ」秀1の「竹人形・・・哀しく」の重さが伝わって
      来ると思います。
       ネットであらすじだけでも読めますよ、憲子さんが悲しくでなく哀しくを
      持って来た理由がわかると思います。
       あきひこさんのユーモア句と大阪弁川柳は定評があるし、時事川柳でも
      よみうり時事川柳(大阪版)では最多の入選句数だと思います。
       焼き鳥の串を算盤としたところが票を集めて最多得点でした。
       みほ子さんは「全日本川柳協会」を知らなかったり、互選の時に何句選ぶか
      毎回訊ねたり・・・不思議なキャラをお持ちです。元 山ガール(山婆ではない)
      今でも歩き回ることで、すべてをリセット出来るのが特技、四六時中川柳が頭から
      離れない人は多いのですが・・・
       憲子さんの「虫の音を今年の耳で聴いている」の句、しんみりしますね。
      最近同期生がパタパタとあの世に旅立って、そうなると自分は来年の虫の音を
      どこで聴くのだろうなどと思ってしまいました。 秋ですね (^_^)/~

  2. 杉山太郎 on 2015年9月9日 at 11:05 AM :

    皆さん、台風の被害ないですか?
    竹人形、焼鳥屋、竹の花、盛り沢山でしたね。机上論も面白い❗
    うちでは台風の後は折れた竹の処理でいつも疲れます。狭い庭ですが。竹の葉の落ちる音って人騒がせなんですよ。猫が落ちたような音がします。

    • 板垣孝志 on 2015年9月9日 at 11:22 AM :

      太郎さんこんにちは
      こちら奈良東部の方は雨も上がって静かな感じですが、静岡方面から北への進路の皆さんが心配ですね。 浜松の方は凄いことになっていたし・・・
       竹が折れる風ってそうとうなものですね(*_*; 猫が落ちた音とは四六時中川柳の感じ!
      かえる庵の「風の森」「僧坊の酒」ちょこっと写真に出ています。またお出で下さい。

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