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川柳マガジンクラブ茨城6月例会
平成23年6月27日(月) 取手市福祉会館
参加者  11名  大谷仁子 本荘静光 山口 幸 岡部洋子 浅野ゆき子 葛西清
高橋まさ 坂倉敏夫 中村裕子 世話人(林比左史 太田紀伊子)

 震災から100日余が経過した。福島原発の事故は避難している住民の問題、原発の放射線漏れ、冷却を含め解決に光明が見出せない。隣県としても一抹の不安はある。
本日も元気に11名参加。3分間吟「あじさい」は坂倉敏夫さん、4分吟「蛙」は大谷仁子さん、宿題「寄席」を本荘静光氏選で進行。サロンでは太田紀伊子世話人が県立高校文芸部会の講座を機会に新しく挑戦したパワーポイントの実践を披露した。川柳界も今後勉強会を開催するときにはこのような機器を使えば聴講側もより豊富な知識を習得することが出来ること受けあいであろう。

太極拳終われば粥がさめている        太田紀伊子
 なぜ粥かが論ぜられた。ラーメンや牛丼では似合わない。粥が冷めても太極拳のテンポを変える事はできない。忙しい私には太極拳は合わないという人もいるが、そう齷齪せずにスローライフに移行してはいかがですか。

生き抜いた命に春が話しかけ         坂倉敏夫
 筆者は患った時の状況を詠んだというが震災句としても評価されている。米寿を迎えた会員は延命を讃えてくれた句とも解釈している。いずれにしろ「生き抜く」ということは「寿命」と一言では言えないDNAがあるのだろう。

もう一度抱いてください春の雪        本荘静光
 三島由紀夫の小説「春の雪」石川さゆりのヒット曲「春の雪」が頭に浮かぶ。「抱いてください」は誰に問うているのか。春に抱かれたい淡い未練。震災の被災者はさみしさに耐えられず思わず「抱いて」と叫んでしまいたいことだろう。

悪友と互いに思う無二の友          岡部洋子
 二人といない友。肉親以上にかけがえのない関係もある。悪友というバンカラスタイルにはかっての学寮の生活を彷彿させる。ITとかケータイの時代が到来し無二の親友はデジタルが取って代わろうとしている。

東北の希望残した光堂            中村裕子
 奇しくもユネスコの世界遺産に指定するとの報が今朝あった。世界遺産にするには疑問視も声もあるが。震災後の句としても励ましをもらった文化遺産でもある。

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