ファスト社会の到来
ファストフードという言葉が生まれてから久しくなるが、ファスト映画というのが最近話題になっている。
1日は24時間しかない。この限られた時間の中で情報とスマートに付き合わなければならないとすれば、何でも「ファスト化」すれば便利な世の中になる。実際には、映画のみならず音楽の世界もファスト化され、長い...【続きを読む】
川柳研究会「鬼怒の芽」第300号別冊 エッセイ特集から
川柳研究会「鬼怒の芽」が第300号発行の節目を迎えた。50号単位でエッセイ特集の別冊を綴ってきた。今回の別冊に載せた拙文を転載したい(原文は縦書き)。
平成九年と令和四年そして二五年後
川柳研究会「鬼怒の芽」は平成九年に始まった。当時私は四一歳。娘は確か小学校二年生だった。私...【続きを読む】
新聞との付き合い
私は、日々新聞(朝刊)を読まないと気が済まないタイプである。それはいつ頃から始まったのだろうか。小学校の時か中学生になってからか。
大学生になり、東京の上石神井での下宿生活が始まると、最初の頃はテレビがなかった。新聞も読んでなかった。テレビは高価でとても買うことは出来ないが、新聞だけはどうしても...【続きを読む】
パソコンを買い換える
先日、6年以上使っていたパソコンを買い換えた。前のものはかなりレスポンスが悪くなっていたからである。
電源を入れてすぐに起動しないので、毎朝使う際は、電源を入れてから歯磨きをしていた。夜の風呂上りに使う際は、柔軟体操などをしていた。そうしながらようやく画面がたちがるのを待っていたのである。しかし...【続きを読む】
偉人伝・伝記文学
大した読書遍歴ではないが、小学校の高学年の頃、学校の図書室で盛んに偉人伝・伝記文学と呼ばれるものを借りて読んでいた記憶が残っている。
シリーズとして書棚のコーナーにあり、日本人なら近代の政治家や実業家、幕末の志士、西洋人ならキリストやマホメットなどの宗教関係やエジソンなどの発明家など、歴史に残る...【続きを読む】
少しずつ人生へ開き直っていく
私と同世代の文芸仲間のことについて話しをしたい。その方は40歳近くになる息子さんがおられる。息子さんは既に子供のいる所帯を持っているが、どうもサラリーマンを辞めて転職するらしい。奥さんといろいろ話し合ってそれを決めたようだが、その報告を文芸を趣味にしている父親に電話してきた。
既に仕事をリタイア...【続きを読む】
現代川柳リテラシーの葛藤について
学校の国語の教科書に出てくる著名俳人の作品は、基本的には伝統的なスタイルのものがほとんどであろう。有季定型で切れ字を使い、文語体の旧仮名遣いの表現になっている。
テレビの俳句番組では、伝統俳句を詠む指導者がタレントなどの初心者に対して、これらの基本をしっかり身に付けるよう繰り返し教えている。そし...【続きを読む】
戦争の犯罪と犯罪の戦争
ロシアのウクライナ侵攻で、戦争犯罪のことが話題に上がっている。いろいろなことが報道されているが、戦争犯罪とは何だろうと改めて考えてみたくなった。映画にもなった東京裁判のことを思い出したり、その後の各地で行われた紛争などにおいても発覚した犯罪のことを思い浮かべたりもした。
戦争には戦争犯罪が付き物...【続きを読む】
「夏雲川柳テラス」について
私が会員になっている大阪の吟社「川柳文学コロキュウム」が来年の第100号を持って終刊となる。20年近くのお付き合いになる同誌と同じく大阪の「川柳展望」、そして地元の川柳研究会「鬼怒の芽」が、30年近くになる私の川柳人生における三つの柱となっていた。その一つがなくなる。鼎の3本の足が2本になると立っ...【続きを読む】
粗大ゴミとしての死に方ついて
昭和60年前後の頃のかなり古い話しであるが、長く法曹界で検事として働いていた方ががんで亡くなった。その奥さんが看病しながら闘病の手記をまとめていて、ある雑誌に載せていた。
掲載された文章についての記憶はかなり曖昧になってしまったが、検事という職業柄か、その方は淡々とがんと向き合い、最期まで冷静だ...【続きを読む】
うどんみたいな手打ちそば
私の母は70歳過ぎまで手打ちそばを作っていた。2、3か月に1回ぐらいだったか、気が向いた時に打っていたような記憶がある。そばを打つのはいつも日曜日。午後3時ごろからそば粉をお湯で捏ねていき、少し休んでから切り始める。つなぎは使わない。だからきれいに細長く切れない。うどんのような、あるいはそれ以上の...【続きを読む】
ブリキの鉄人28号
小学生の頃は、鉄人28号と鉄腕アトムがテレビアニメでは人気だった。もちろん私も毎週必ず視聴した。
鉄人28号は確か日曜の夜8時からの放映だった。翌日は学校があるというのにそんな遅い時間帯で子供向けアニメを観させるとは教育上よろしくない、そういう声も上がっていた。それで放送時刻が繰り上がったような...【続きを読む】
英語教育の根本的なことについて
英語を流暢に話せたらいいなあという思いは日本人の劣等感の典型的なものであろう。もちろん私もそれに該当する。
一応文学部出身なので、学生時代の語学の授業は大変厳しかった。必修科目で外国人教師の英語の授業もあった。前向きに本気で取り組まないと単位が取れない。だからそれなりに頑張る。それがそのまま持続...【続きを読む】
一生を一間足りない家に住み 雀郎
タイトルに出した前田雀郎のこの句は、栃木県内の川柳愛好者の間では広く知られているものである。私も雀郎作品の中では好きな句の一つになっている。
私の住居遍歴について言えば、小学校入学の頃(昭和38年)に父親が初めて家を新築してそれまでの粗末な生家(六畳間と四畳半の二間程度)から引っ越した。新築した...【続きを読む】
川柳入門教室~初めての時事川柳~
私が住んでいる栃木県壬生町の教育委員会が推進している生涯学習活動事業の一つとして、川柳の入門講座開催の企画が作られた。昨年の秋頃、私のところに講師の依頼があり、現代川柳の普及のことなら何でも引き受ける覚悟があったので、二つ返事で承諾した。
壬生町は人口が約3万9千人。平地だけの地形で比較的自然災...【続きを読む】
「2007年問題」を振り返って
過日、東京で川柳関係の会議があった。会議前の雑談中、某メディア系列で川柳の通信添削講座を長く担当している指導者から、ここ数年で受講者が激減しているという話しを伺った。ショッキングなことである。そしてそれを聞きながら、私は「2007年問題」のことをふと思い出した。
話しは古くなるが、私は川柳研究会...【続きを読む】
アーカイブの喪失感について
かなり前のことであるが、初めて買った携帯電話(今でいうガラケー)がわずか1年使っただけで壊れてしまった。ケータイショップに持って行くと、いろいろ調べてくれたがなかなか修理ができず、結局新品との交換ということになった。マイクロSDカードなどを入れてなかったので、メールや画像のデータも復元は出来ずすべ...【続きを読む】
短歌と川柳
先日、私と同世代の元川柳仲間から、自作を収めて上梓した歌集が送られて来た。彼とはお互い遠く離れて住んでいるが、10数年前、東京で開かれたある川柳大会でたまたま知り合った。当時二人とも年齢が50代前半でほぼ同じ(おそらく昭和30年以降の生まれ)。話しをしているうちに息が合って、その後、双方の住まいか...【続きを読む】
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