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 老人という言葉は、いつからあまり使われなくなったのだろうか? 昭和40年代半ばに「老人と子供のポルカ」(唄:左卜全とひまわりティーズ)が大ヒットした。それ以前には、ヘミングウェイの小説「老人と海」も有名だ。しかし、徐々に「老年」とか「高齢者」に置き換わっていったことも現実である。
 小学生の頃、担任の先生から9月の「敬老の日」を「老人の日」と言ってはいけませんと指導された。老人呼ばわりされたら怒る老人がいるからなるべく使うなということだったと思う。時代は移り変わって、「シニア世代」「シルバー世代」などと洒落た言い方もかなり普及してきている。
 平均寿命が延びて、60代後半、70代でもまだ現役で働き、元気な方がたくさんいるから、それら人たちを指して一括りに老人、年寄と呼ぶのはよくない。これはよく分かる。しかし80代、90代になると、さすがに紛れもなく老人であり年寄である。でもやはり(後期)高齢者という呼び方でまとめられてしまう。
 いずれ定年が65歳、年金支給開始が70歳になるだろう。70歳までが現役世代となる。現役で働いている人を70歳になったから高齢者であると呼び変えるのも少し違和感を持つことになるだろうか。さりとて医学的にはそう定義されているのだからという理由で、現行どおり65歳から高齢者(75歳から後期高齢者)であると呼び続けるのだろうか?
 病気や怪我などで、50代、60代で早々と高齢者的生活になっている人もいる。高齢化社会の高齢とは実に多様である。

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