瓶入りから缶入りへ
川柳作家 三上 博史
昭和の頃までの酒類は瓶入りが定番だった。缶ビールも自販機で売られていたが、当時はスチール缶で瓶とはひと味違うと言われていた時代である。缶入りアルコール類の本格的なブームは缶チューハイ(アルミ缶)から始まったように私個人は記憶している。
平成に入ると、自宅で飲むビールも缶入りがいよいよ一般的になってきた。飲み終えた瓶を回収しなければならない手間が省ける缶入りのメリットは大きい。日本酒は紙パック入りのものが普及し、カップ酒と並行して一合サイズの紙パックも出回るようになった。これをストローで飲む違和感には当初戸惑ったが、酔いが回ればそんなこだわりなどすぐに消えてしまう。呑み助の性とはそういうものである。
私は自宅で缶ビールを飲む時には、今も必ずグラスに注いで飲み干している。猛暑で汗をかいた日でもそれは変わらない。一気飲みするようにビールを呷っても、その器はやはり透明なガラス製がいい。
瓶入りのよさは、減っていく量が一目で分かることである。ウイスキーなどをちびりちびり飲む場合は、その減り具合が気になってくる。スナックでボトルキープした時に、まだ半分残っているか、1/4にまでなってしまったか。これ大きな問題である。ボトルが空になって追加をキープしなければならなくなると、勘定は一気に膨らむ。酔いが回って太っ腹になっていても、醒めれば気持ちも少しいじましくなる。
二人より独りが好きなウイスキー
博史
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