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ここまで来ると父母は勿論、妻まで生きている使者となった。だが、この中から死者を出す事は無い。絶対に自分の中で生き続けているのだという。これより大きな不幸は待ち構えていない筈である。

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突然の不機嫌にあたふたしている今更口をついて出た言葉は回収などできない。ひたすら弁解するだけである。無意識の中で犯したミスは反省の材料にはなるが、相手との距離を縮めるには決してはならないお手付きである... 「どう言えば好かったのかと時雨避け」の続きを読む
今日はしばしの別れ。秘かに練習してきたオカリナを披露したが誰も何とも言わない。拍手こそ「ご苦労様」程度に聞こえたが、結局机を並べた同僚がひとり去っても個人の生活に関係ないということか。 ... 「みんなして何にも言わぬ無関心」の続きを読む
男にとって大事なものでも、命には代えられないと真正面から主治医が宣う。ここまで男として生きて来た自負が頭を擡げる。こんな大事な判断を迫られることは人生の内でそう何度もないだろう。 ... 「どうせなら取ってしまえと外科医言う」の続きを読む
曾孫にとって大ジイジは見たこともない人種だと映るに違いないと思う。それでも経験のない事には興味津々である。こんな田舎でも勝手にたき火するには許可がいる時代だから貴重な体験ではある。   ... 「マッチってなあにという子とたき火する」の続きを読む
研修者の公募があり、希望者がなかったのだろうか、研修へ参加する機会があった。二泊三日で一方的に経営に都合の良い論理を押し付けて終わったら、早速経営改善の主任の肩書がひとつ増えた以外に何も変わらなかった... 「研修を終えて責任だけ残る」の続きを読む
今年こそことしこそと踏ん張って来て、もう卒寿。もうにっちもさっちもいかない。春の訪れも気になるので、ちょっと態勢を整えようと一歩引いて、ズルズル後退しないように歯止めを入れた。その隙間になんと、ずいぶ... 「一歩退くほうら希望が膨らんだ」の続きを読む
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