仙台の桜は、まだ遅咲きの花が爛漫です。
朝晩の気温も上がり、いよいよ春らしい陽気になってきています。
さて、去る4月14日、今年最初の川柳大会「宮城県川柳大会」が白石市内のホテル「薬師の湯」で開催され、当句会の皆さんも好成績を収めました。入賞おめでとうございます。
ところで、インバウンドの恩恵でしょうか、仙台でも繁華街を歩くと沢山の外国人をお見掛けします。
世の景気は上向いているとよく聞きますが、本当でしょうか?コロナは静かに深く潜航し、円安による諸物価の高騰が私たちの生活を日に日に圧迫してきているようですが。
黒田、植田、岸田の泥田のぬかるみで、足を取られ身動き出来ずにいる庶民の現状をお上はご存じないのですかね。

遅咲きの花に老後を託しおり 文庫

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第164回川柳マガジンクラブ仙台句会
開 催 日 令和6年4月20日(土)
開催場所 仙台市長町・ホテルふじや
参 加 者
中島しずえさん、橋爪志津代さん、荒井まさきさん、木立時雨さん、
佐藤安子さん、佐藤岩嬉さん、島 文庫 の計7名
第1部 「 句 評 会 」
〇 戦争用のシートベルトが売ってない 時雨
■句評/かつて交通戦争という嫌な言葉があったけど、これはリアルな戦争を指しているんですよね。シートベルトは身の安全のためにするものだから、死なずに済む戦争なんてないよ。と言っているのかな?にもかかわらず、あちこち侵略や紛争が絶えないのはなんでかな。
□句意/戦争に巻き込まれれば、もう安全なんか考えられない。実は、ひょんなことから自衛隊の演習を間近で拝見する機会があって、その時の実感をそのまま句にしたものです。一般人の我々に身近な危険と言えば自動車事故ということでそれに例えてみました。
〇 わたくしのゴールド免許金メッキ まさき
■句評/ゴールド免許は単純に5年間の無事故無違反。ペーパードライバーと毎日乗る人とでは、その価値が大きく異なる。確かにメッキのような金の人もいますよね。なんかそのまま過ぎて、もうひと捻り欲しいいね。いま金価格が高騰しているからそれに掛けて「ゴールドの免許を売りに古物商」とかは?
□句意/この間、免許更新だったのですが、ペーパーだから金メッキです。という意味あいでした。ちなみに今回から期限は西暦になっていました。
〇 弱点は一平だった大谷さん 安子
■句評/通帳の桁が多すぎて一億ぐらい動いても気が付かないですよ。ましてや通帳なんか見ないと思うよ。
□句意/信じてはいたけど、大谷さんが関係ないと明確になって本当に良かった。
〇 本当に人間ですか大谷さん 志津代
■句評/スーパースターを超えた存在になってしまった大谷さんには、完璧であって欲しいと願う日本人の欲目。意識しているかどうかわからないけれど重圧でしょうね。
□句意/そうそう、それにもめげずにしっかりと成績を残すし、彼の言動に嫌味も淀みもない。素晴らしい。
〇 裏金を洗う汚れた手で洗う 文庫
■句評/裏金問題の句は多いよね。意味は分かるけど、当たり前の発想で広がりがない。そこからもうひと捻り欲しいね。
□句意/裏金問題を調べる。清浄にする。そんな意味あいでした。なるほど、よく分かりました。時事そのままでは単なる説明ですものね。熟考します。
〇 日本から座敷わらしが逃げてゆく しずえ
■句評/座敷わらしは伝説上の妖怪。でもいい妖怪だよね。家に居ると富をもたらすとか聞きます。日本を家と見立てたわけだ。日本の停滞は座敷わらしが逃げたためということかな。もしかしたらプロスポーツのアスリートのことかも。
□句意/座敷わらしは棲みついた家の主を見ているそうです。座敷わらしは妖怪というよりは神様のような存在。主が身勝手で正しくないとその家から逃げ出し、その家が没落してしまうという言い伝えなのです。日本の今日は座敷わらしも逃げ出すような政治経済状況でしたから。
〇 ポイントを少しずらせば佳句なのに 岩嬉
■句評/大会の反省の句ですか。あまり素直過ぎても共感を得られにくいから、少し捻った方がいいよ。ということですね。でも大会では結構、素直な句が抜かれていますよ。
□句意/句会の現状はその通りですが、もうちょっと投句者に捻り、選者にも読解力がほしいものです。
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今月の学び
投句する自句の選句は客観的に。
時には身近な人にも聞いてみよう。
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木立時雨さんは、アコーデオン奏者でもあります。
4月21日、街のライブハウスで彼らのライブがありました。
写真、中央が時雨さんです。多彩ですね。

第2部 「 句 会 」
今月の宿題・選者および入選句は次のとおり。
今月の宿題・選者および入選句は次のとおり。
◎宿題『ぽかぽか』 佐藤岩嬉選
○佳作
円安でふところ温い訪日客 安子
ぽっかぽか福沢さんがふところに しずえ
日だまりに油断大敵紫外線 時雨
日だまりで一直線に伸びる猫 まさき
春の陽射し浴びてまどろむ祖母と猫 安子
拳固した頭をなでるおんなじ手 しずえ
頭ぽかぽかたたき失言くやしがる 志津代
ぽかぽかと言えば微笑むチューリップ 時雨
○秀句
詫びるほど袋叩きにあう憂き目 文庫
君の笑顔見てると心温くなる 志津代
縁側にS席二つ日向ぼこ 文庫
〇特選
ポカポカを寸止めにして叱りつけ まさき
〇軸吟
お日様をたっぷり吸ったお煎餅
◎宿題『自由吟』 島 文庫選
○佳作
活気づく海に銀鮭海鞘帆立 安子
家事仕込む独りになった時のため しずえ
桜の花ついばみ散らす鳥の宴 志津代
オスプレイ落ちる気がする不格好 まさき
見上げれば雲にカンダタぶら下がり 時雨
佃煮の小女子の目に箸止まる 志津代
健康食品続けだんだん不健康 まさき
夢だってかなえた時に消え失せる 岩嬉
○秀句
旨いはず山椒たらの芽棘がある 時雨
ばっけみそまだまだ遠い母の味 しずえ
大好きもいけすかないも差別だろ 岩嬉
〇特選
泣かせるな若葉のようなニューフェイス 安子
〇軸吟
爛漫の往時偲ぶや桜しべ

4月の観桜句会風景
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令和6年5月の定例句会
開催日時 令和6年5月18日(土) 13時から
開催場所 仙台市荒町市民センター
宿 題 「青(字結び可)」 「自由吟」 の各2句
参加費用 会員 1,000円 会員以外 1,200円
※なお、ご参加の方は、会日の1週間前まで、句評会用の雑詠1句をウエブ申込み時にご入力下さい。
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令6年6月定例句会
開催日時 令和6年6月15日(土) 13時から
開催場所 仙台市荒町市民センター
宿 題 「ユーモア句」 「自由吟」 の各2句
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あなたも川柳の句会を体験してみませんか?
見学無料、未経験の方も大歓迎です!
ご自由に、会場へお越し下さい。
句会に参加される方は、下記ホームページから、「仙台句会」の案内ページに入り、
必要事項を記入してお申し込み下さい。
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https://shinyokan.jp/senryuclub/sendai/
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