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   第82回 川柳マガジンクラブ十四字詩句会 会報

 第82回川柳マガジンクラブ十四字詩句会が令和6年3月13日に東京都北区王子「北とぴあ」にて開催されました。出席者は五十嵐淳隆、植竹団扇、葛飾凡斎、佐藤美文、沢辺祥子、早川若丸各氏と星野睦悟朗の7名、欠席投句は井手ゆう子、大谷仁子各氏の2名でした。お世話役の井手ゆう子さんが欠席のため、植竹団扇さんが司会進行をされました。

いつもの内容の他、1月の当句会の宿題「ささやか」を大宮川柳会の席題で出して、十七音字として詠んだ結果が報告されました。

また、淳隆さんから十四字詩という呼称は14音字であれば自由律でもいいのか? はっきりさせるために七・七句とする方がいいのでは、というお話があり意見を述べ合った。

当日の句評会の自由吟及び宿題、席題の入選句は次の通りです。

 

〔句評会〕▽「自由吟」

句の頭の数字は互選で獲得した得点です。

0 赤黒白と頭巾様々        団扇

わからない人が多かったようだが作者の説明では赤ずきんちゃん、怪傑黒頭巾、怪盗白頭巾などのことらしい。

1 春の気配に龍舞い上がる     凡斎

最近の株高を、今年の干支のタツの引っ掛けて詠んだという。

1 地図読めなくて一人旅する    ゆう子

3 鼻血も出ない岸田内閣      淳隆

どうも実のないことばかり聞かされる、という不満を詠んだ時事句だそう。

3 どこに消えたの外の犬小屋    祥子

3 マスク外せばやはり掛けとこ   若丸

5 思い出だけがつなぐふるさと   美文

6 子らのひとみを思いユニセフ   仁子

ひとみがいい。やさしい、などの声。

6 良い人ねえと馬鹿にされてる   睦悟朗

 

〔宿題〕▽「卒業」句評会で一番票が多かった星野睦悟朗の選。

〔佳作〕

1 僕を指さす卒業写真       凡斎

2 孫が卒業どんとお祝い      仁子

3 追い越し車線譲る退職      淳隆

4 第二ボタンはもらえないまま   ゆう子

5 男落第愛は卒業         凡斎

6 事故らぬうちの免許返上    淳隆

〔秀作〕

1 送辞にむせぶ答辞代表     祥子

2 ボタンもらって彼を卒業    若丸

3 食欲以外欲は卒業       祥子

〔特選〕

妻は卒業母は現役         祥子

〔軸〕

定年離婚夫婦卒業         睦悟朗

 

〔席題〕▽宿題で特選の沢辺祥子さんの出題及び選で、課題は「ほんわか」でした。

〔佳作〕

1 ほんわか癒す博多方言     団扇

2 痴呆進んで悩み事ゼロ     睦悟朗

3 つくし芽を出し春あたたかし  美文

4 土手のつくしも春へほんわか  美文

5 うんうんうんと悩み受けとめ  睦悟朗

〔秀作〕

1 深夜ほんわかああ仕舞風呂   凡斎

2 手荒れが治る浅い春先     淳隆

3 大谷さんが打つと明るい    淳隆

〔特選〕

日差しほんわか電車乗り越す    凡斎

〔軸〕

蜜蜂の舞う春はそこまで      祥子

 

今後の予定

第八十三回 令和六年五月十五日(水)

宿題「植える」

北とぴあ 八〇四号室

第八十四回 令和六年七月十七日(水)

宿題「さがす」

北とぴあ 八〇五B号室

第八十五回 令和九年十八月日(水)

宿題 未定

北とぴあ 八〇四号室

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