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あの暑さが嘘のように朝晩めっきり冷えてきました。仙台市街の木々も色づき初め、落葉もちらほら舞っています。

近頃は秋も短く、夏から直ぐ冬、といった感じ。四季が二季になってしまったと云った方がいましたが、正にその通りです。四季の中で秋が一番好きな小生にとっては、実に残念なことです。で、今年の仲秋の名月は、おぼろ月でした。これまた無念・・・。

 

名月の雲に供える黄粉餅 文庫

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第158回川柳マガジンクラブ仙台句会

 

開 催 日   令和5年10月21日(土)

開催場所   仙台市荒町市民センター

参 加 者

荒井まさきさん、橋爪志津代さん、佐藤安子さん、

佐藤岩嬉さん、島文庫 の5名

 

第1部 「 句 評 会 」

 

〇 チョクソウは野菜に魚それに人 まさき

■句評/野菜や魚の産直は分かりますが、人の産直とは何かな?「それに人」に意味がありそうですね。例えば、インバウンドとか?中東から避難した日本人とか?産直のカタカナ表記にも何かありそうだ。もう一寸、情報が欲しいな。

□句意/産直流行りで、人手不足に燃料代高騰も加わって運送業者も大変なようです。人のチョクソウとは、直接葬儀場への「直葬」のことです。(ウーン、やっぱり、これで直葬は浮かんでこないかも・・・)

 

〇 血の涙 ガザに付けたい「どこでもドア」 安子

■句評/ヒトはどうしてこんなにも殺戮を好むのでしょうか?そう云いたくなるほど、次々と戦争が起きています。ヒトは、動植物の命を頂いて生きているのだから、それが人間の本性なのだと聞いたことがあります。「どこでもドア」があったらいいよね。(でも、悪用されるかも?)

□句意/人間を幸福に導くための宗教が、対立して闘うなんて本末転倒ですよね。結果、ガザでは、弱い一般の人達が犠牲になっている。「どこでもドア」はお伽噺としても、早々に「人道回廊」を設けて、市民を助けて欲しいと思います。

 

〇 自然界人が入るとゴミが出る 志津代

■句評/行楽地の山や海が繁盛すればするほどゴミの山ですからね。いや、作者の意図はもっと別かも?自然界の食物連鎖の中でゴミが発生することはない。ヒトが連鎖の頂点に立ち、広い意味で文明を基礎に豊かさを求めた結果の副産物がゴミなのだ。と云いたいのだと思う。

□句意/おっしゃる通りです。温暖化の原因もしかり。人類が自然、いや地球のバランスを壊してしまった。その象徴がゴミなのだと思います。「SDCS」などと格好を付けていても事態はますます深刻になるばかりです。

 

〇 女装した私を無視する人もいる 岩嬉

■句評/性的マイノリティーに対する差別の問題でしょうか?偏見はないと思っていますが、正視しにくいのも事実ですね。ソレと女装とは別次元かも?何を言いたいのか分かりにくいですね。

□句意/かつて、座興で女装をしたことがありました。拍手喝采、爆笑の大ウケした反面、真面目にソッポを向いた人もおりました。当時は、今ほど性差別に問題意識がありませんでしたから、悪意はなく冗談のつもりでも、人によっては嫌悪感を与えてしまうのかも知れません。

 

〇 嵐寛(アラカン)のメンコが光る宝箱 文庫

■句評/仙台では、メンコをパッタと云ってましたよね。嵐寛(アラカン)て何?時代劇の往年のスターですよ。月光仮面でも良いとすれば、「動く句」として選からは外れますよね。そのままで、穿ちがないですね。

□句意/アラカンとは名優嵐寛十郎のことです。彼の鞍馬天狗のメンコが人気で、メンコ勝負にはなかなか出て来ないお宝の逸品でした。東北大会のお題「カード」に出した句でしたが・・・見事に没でした。

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今月の学び

大会の句は、読み込んだ句、

分かり易い句が有利

 

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第2部 「 句  会 」

 

今月の宿題・選者および入選句は次のとおり。

◎宿題『仕(字結び可)』 島文庫選

○佳作

旅仕度いつもの薬ぬかりなく 岩嬉

仕事さがし年齢の壁そそり立つ 志津代

ちょっとした仕草も女になる落語 まさき

人気では負けるが仕事では負けぬ 安子

○秀句

ドッキリを仕かけ待つ間のドキドキ感 志津代

極秘だがおれの相棒仕込杖 岩嬉

神の手の起こす奇跡に仕掛けあり まさき

〇特選

奉仕品買っては増やす不用品 安子

○軸吟

渋沢が出仕を渋る円相場

◎宿題『自由吟』 荒井まさき選

○佳作

手渡しを禁じる競技もあるけれど 岩嬉

洋上へドンキホーテとロシナンテ 文庫

賠償と謝罪 水俣湾に風 文庫

薬物暴力てんやわんやの名門校 安子

〇秀句

秋空に心奪われけつまづく 志津代

鍋奉行不在と聞いて座が和み 岩嬉

悪いことしてないのにと涙跡 志津代

○特選

錦秋の山から熊が出稼ぎに 安子

○軸吟

美人の湯試しに顔を浸けてみる

 

10月の句会風景です。

 

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令和5年11月の句会開催予定

開催日時   令和5年11月18日(土) 午後1時から

開催場所   仙台市荒町市民センター 第1会議室

宿   題   「火消し壺」 「自由吟」 の各2句

参加費用   会員 1,000円  会員以外 1,200円

※なお、ご参加の方は、会日の1週間前まで、句評会用の雑詠1句をウエブ申込み時に入力下さい。

 

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令和5年12月の句会予告

開催日時   令和5年11月16日(土) 午後1時から

開催場所  仙台市荒町民センター 第1会議室

宿   題   「歩みながら」 「自由吟」 の各2句

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あなたも川柳の句会を体験してみませんか?

見学無料、未経験の方も大歓迎です!

ご自由に、会場へお越し下さい。

句会に参加される方は、下記ホームページから、「仙台句会」の案内ページに入り、

必要事項を記入してお申し込み下さい。

https://shinyokan.jp/senryuclub/sendai/

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