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令和3年6月特別企画

「新型コロナ」を詠んで憂さ晴らし!

「575(せんりゅう)は567(コロナ)なんかに負けません!」

お題・テーマは一題

「新型コロナウイルス」 

31名の皆様より、238作品のご投稿がございました。誠にありがとうございます。

この、歴史に残る世界的災害、新型コロナウイルス感染パンデミックの時代に、皆様がお詠みになられた作品を、単に競吟として、取捨選択をしてしまうことは、記録として残念であると考えました。

そこで、◎第一部

世話人による三人選・合点集計

そしてこの後の◎第二部

ご参加の皆様の全作品をご紹介し、テーマ作品集として、松橋帆波が鑑賞させていただくことといたしました。

 

◎第二部 作者の五十音順にご掲載させていただきます。

 石神紅雀

内緒だよ便乗中止したコロナ

結婚式コロナ延期に子が二人

コロナ暇に趣味を増やしたうつけ者

田舎暮らしの良さをコロナに知らされる

脱コロナしたら旅行を浴びるほど

 当然便乗中止はあるでしょうね。通常営業しても、強行をしても、利益が見込めない、損害が多くなってしまう場合、コロナの名の下に、予定を変更することは、自己防衛として責められることではありません。業種によって、休業補償金が出るのでしたら、貰えるだけ貰って、様子を見て廃業を選択肢とすることもあるでしょうね。コロナ禍をコロナ暇と表したところが上手いです。この「禍」はまさに「暇」ですもの。趣味を増やした有効活用。面白いです。結婚式延期、ハレの場、そしてケの場は、お酒と密が欠かせない場ですから、致し方ないですね。葬儀はそうそう延期できませんから、ミニマムな家族葬が増えていきますが、結婚式はなかなか変わる方策が構築されないまま、業界の経済的ダメージが大きくなっています。感染症は、人口密集の度合いに応じて広がりを見せます。人口の少ない地域、地方は、帰省や観光をコントロールできれば、感染拡大を防ぐことができます。(帆波)

 

植竹団扇

昼間から無口な酒も取り締まる

主催者でないなら貴方なんなのさ

オリパラに割くな人手と知恵と金

お客様もゼウスの神も呼べません

ワクチンのために出島は開けて置く

コロナ鬱パンダぐらいじゃ吹き飛ばぬ

狙い目は掛かりつけではない産科

再放送と知れるマスクのないドラマ

感染症対策の基本は、マスク手洗い、うがい、そして手の触れる場所の消毒です。加えて、感染拡大を防ぐため、人の流れを抑制することを狙いとした、様々な自粛と、それに伴う補償などが導入されてきました。しかし、手洗いうがいなど違い、時間を区切る、時短要請業種の選定、飲酒の規制などは、ウイルスそのものへのアクションではないだけに、効果に限度があります。しかも、GoToキャンペーンで人流の増加、五輪開催の話題は、社会に分断をもたらし、感染拡大対策要請の効果が、効きづらくなってきています。昼間の無口な酒、まして一人酒なら、感染拡大につながりませんが、酒がダメ、飲食店がダメ、と表層的に理解されてしまい、舞台OK、映画ダメ、遊園地は無観客、といった辻褄の合わない要請への混乱まで起きています。ついには、医療体制への最大の対策であるワクチン接種が、完全な感染予防、ウイルス駆除かのように報じられ、接種後の高齢者と、未接種の若年層との人流の交差を抑えられずに、都市部での再度の感染拡大が見受けられています。(帆波)

 

大平小鈴

見た目まで高齢化する閉じこもり

おしどりもスペースキーを押す心

テレワーク三食付きに妻がキレ

リモートの旅には来ないキューピッド

巣ごもりの隅でルージュのおおあくび

ラブラブを解消させたテレワーク

三密を避けて聖火は田んぼへと

籠りつつアップデートの恋ごころ

増えていく感染者数腹まわり

ときめきは自粛風にも帆をあげて

「作品全体への思い」

コロナ禍で、たくさんの当たり前が覆されました。そんな中でも、ときめきやユーモアを感じて過ごしていきたいです。(作者)

「見た目まで高齢化」とはすごい修辞。上手いです。コロナ禍でも、ときめきまで押さえつけることはありません。どんな時でもときめいていたいものです。「巣籠り・ルージュの欠伸」上手いですねぇ。感染者数と腹回りの相似を発見!されたのは経済学賞もの!田んぼの聖火。途中で消えたりせずに、今もリレーのつながりは続いているのでしょうか?(帆波)

 

小野六平太

コロナ禍の長い恐怖がデマを呼ぶ

おまじない爆弾除けを思い出す

予約取れたそれが今日日のご挨拶

喋るなとやはりマスクは猿轡

酒なくてなんの桜かヤキトリか

積読本崩してついに飛蚊症

マスク越し答弁さらに不明瞭

非常時にチョット楽しむ柄マスク

アマビエが流行りましたね。江戸時代は、疫病の根源とされていた異形の妖怪が、どういう訳か疫病退散の魔除けになってしまいました。全く、爆弾除けと同様、科学的・論理的に意味の無いものです。酒の飲めない焼き鳥と花見、これは三食クロワッサンを食べろと言われているようなもの。マスクの柄、ワンポイントを楽しむのは、イスラム系女性のファッションに通じますね。(帆波)

 

河井和寿

祝!コロナ復興オリパラ開催

大丈夫閉めても換気のできる家

解体現場は行きつけの居酒屋

アナフィラキシーショック

過去の浮気をスズメ蜂

変異株俺と似ている変異株

東京2020は、復興五輪、環境に優しい五輪、費用の掛からない五輪、おもてなし五輪、と折々でテーマが変わってきたように見えます。去年はコロナに打ち勝った証、最近は、コロナ禍での安心安全、となっています。来年の北京五輪、中国は「祝!コロナ」と謳いそうです。解体現場は、うちの近所でも見受けられます。お店が閉店して、内装を壊しているのは沢山ありました。最近は、大家さんが持たなくなって、建物自体が解体されて、更地になっていくのが目に付きます。アナフィラキシーショックは、ワクチン接種において心配事ですね。過去の浮気となりますと、巣籠り、テレワーク、様々な日常の変化によって、ひょんなことから、いろいろ昔のことが表に出てきてしまう、閉塞感を伴う、今の日常を連想させます。(帆波)

 

風間なごみ

柔らかい風に会いたいコロナ日々

コロナ禍へ一丸となる正念場

コロナ禍へ負けたらあかん自己意識

コロナ禍のハグが夢とは虚しすぎ

コロナ禍へ親さえ会えぬ白い骨

コロナ禍よ春を夢見て春の風

リバウンド不安を煽る新コロナ

コロナ禍を甘く見ている路上飲み

コロナ禍よ去れと希望の種を蒔く

日記帳コロナ禍よ去れと麻痺のペン

一刻も早く皆が健康で笑顔であえますように祈ります。(作者)

「柔らかい風に会いたい」という言葉に感動しました。コロナ禍の暮らしは、恐る恐る、窮屈な日々です。症状が出る前に感染力を持っているウイルスですから、自分が罹ったら、気づかないうちに、家族や、友人知人にうつす可能性があるのです。感染し、入院隔離されると、外部との面会が断たれます。万一重症化し、亡くなってしまうと、誰にも会えないまま荼毘に付されることとなります。この悔しさ哀しさが、世界中で起きているのです。皆が一丸となる対策が求められるのですが、感染予防、拡大阻止と経済活動の維持の共立は、様々な分断を生んでしまいました。自粛警察という言葉もありました。甘く見ている路上飲みも、その象徴です。(帆波)

 

菊地順風

先見性マスクメロンにあるマスク

朝の減便机上の愚策見た思い

安全なら東京五輪中止でしょ

IOC偉そうなこと今日も言い

無愛想が瞬間芸で針を刺し

巣ごもりで夫婦喧嘩の数が増え

感染者四十人がなつかしい

重傷者一割ほどがあの世逝き

テレワークアッシー君もやらされる

巣ごもりで存在薄いひきこもり

 最初の緊急事態宣言下では、新しい生活様式(感染症に強い社会)への様々な模索が成され、物珍しさもあり、国民の多くが、同じ目標に向かって、新規感染者数を大きく減らすことができましたが、期間が延長されるにつれ、経済的問題が大きくなってきます。給付金や協力金、賃金補助など、対策が取られるのですが、GoToキャンペーン後の全国への感染拡大により、再度、再々度の緊急事態宣言の効果が、弱くなっていきます。テレワーク推進、通勤列車の減便、巣籠の功罪、限界に達したものや、逆効果のものも出てきます。重傷者が減れば亡くなる方も減る。その数を、他国と比べて少ない、と報じたり、政治に近い人が発言したり、市井と為政のずれが感じられる日々です。(帆波)

 

 古賀由美子

ねえコロナ遠慮と配慮してみたら?

もしかして怒る地球の回し者?

お隣が外国よりも遠くなる

ウイルスは宿主の細胞の中に入り込んで、複製を作り広がります。なので彼らは遠慮しないのです。逆に遠慮を強いられるのは、宿主である私たちの方なのです。全く、配慮もなく厄介な相手ですね。世界中に広まったコロナ。当然、世界中で研究がなされています。研究の深度、スピードはこれまでのウイルスを遥かに凌いでいます。その結果、2万年以上前にも人類を襲ったことが解っています。2万年前というとラスコーの壁画。人間が自然に何か手を加えようとすると、流行するのかも?正に怒れる地球の回し者かも知れません。巣籠を続けていますと、ご近所さんともお会いしなくなってきます。パソコンやスマホを開いて、海外のニュース、ドラマを見ていると、本当にお隣よりも、海外の方が近しい感じになってきます。(帆波)

 

小浜南子

素通りできぬ馴染みの店のコロナ風

コロナ禍に安全地帯独居老

すれ違い相手も怖いコロナかも

会食に心当たりのもしかして

新規感染次は自分か不安持つ

オレオレが今度はコロナ老い狙う

コロナ禍に緊急事態聞き慣れる

人類に不滅のコロナ死者の数

コロナ自由人は三密自粛疲れ果て

薬医療進化尻目に変異株

皆マスク眼鏡帽子の誰かしら

ワクチンに優先順位待つ不安

声出すな拍手応援選手慣れ

変異株出番待ってる三波四波

開店もコロナで客のいない店

ひとこと コロナを意識せずに生活することはできなくなりました。外に出るにはマスク。帰ったらうがい手洗いをする。自分の為、人の為にコロナにかからないように。気持ちが圧迫される日々、長く続けば毎日が楽しくない。コロナに早く退散を願いたい。(作者)

新型コロナウイルスは世の風景を変えてしまいました。全くコロナは自由にふるまっていて、人は三密回避、自粛生活に疲れ果てています。緊急事態宣言は確かに聞き飽きました。ほとんど口だけですね。飲食業はイジメにあっているよう。店がダメなら、密にならない公園で呑むか、となるのが飲兵衛の思考。お酒はコンビニでもスーパーでも、夜中だろうが買えますから。でも飲食店ではダメ。で、今度は、路上飲みはダメですと、声掛けをして回るという。一人で飲んでる人の方が、声を掛けやすいので、大人数のところはスルーで、一人飲みが注意されているという矛盾。それでも24時間酒販売を禁止することはないようです。感染拡大を抑えるためのワクチンなのに、個々人の活動性を考慮せずに、年齢で優先順位が設けられました。自国生産が間に合わないため、量の確保が難しい事もあるのでしょうが、接種終了した人たちが、久しぶりに外出を始めますと、未接種の人たちとの接触が増えます。重症化のリスクが減るとはいえ、潜伏性の高いウイルスだけに、その点が心配です。(帆波)

 

佐道 正

場の空気読めぬオンライン会議

欠席の理由にコロナうってつけ

ミミズもオケラもウイルスだって生きている

ワクチンの早打ち競う高齢者

尾身さんの方が首相に見えてくる

マスクして目立つ都知事の付けまつげ

 オンライン会議はその場に居ませんから、空気は解りません。逆に言えば、これまでの会議は、内容よりも、その場の空気を読むことが大事だったと言えるかも?

とにかくコロナといえば、何でも通る時勢になりました。さすがに罹ってしまったという嘘は付けませんが、億劫なお付き合いを、お断りする労力が減ったようです。ワクチンの接種が始まり、接種券が届いた方は、家族総出で予約に奔走されています。予約できないと、自衛隊の大規模接種センターへ出かける方も多いです。ニュースを見ていると、ずいぶん密に並んでおられて、しかも当人以外の付添いの方も多くて、ちょっとしたレジャーになっている様子。終わった後は、都心部でお食事でもして帰られるのでしょうね。菅総理は何故尾身先生を隣に立たせて会見をしているのでしょうか?あそこまでしていて、五輪の事で厳しいことを言われたら、関係ない、みたいな空気にしてしまう。まるで、人の好き嫌いが人事に繋がってしまう、業績の上がらない、よどんだ、企業のようです。離職率の高い企業は「人は会社から離れるのではなく、上司から離れるのだ」という事が理解できない、と言いますが、そのまま総理に伝えたいですね。小池知事はエジプトにおられたこともあってか、マスクをしていても、目の化粧の腕前がすごいですね。見えるところはブルカやニカブに近いですからね。

 

首藤忠平

コロナ禍でマスク捨てられゴミの海

ワクチンが皆にわたりますように

夏が来て自粛自粛と蝉しぐれ

ワクチンを急げ急げとIOC

巣ごもり2年老いの青春戻らない

 新型コロナウイルスのパンデミックが認識されてから(WHO2020/3)1年半余り、世界の混乱はいまだ収まりを見せず、ワクチン接種が始まっているが、国家、地域、人種によって、接種にばらつきがあり、コロナウイルスの潜伏性の高さから、人類がコロナ以前の活動を取り戻せるかどうかは、いまだ判然としていない。日本では卒業・入学シーズン、ゴールデンウイーク期間、が緊急事態宣言下で二年連続、強い自粛を求められており、「巣ごもり2年」という表現、むべなるかな、である。蝉時雨が「ジシュク ジシュク」と聞こえるのは、空耳ではなく、あの喧騒が、人間社会を嗤っているかのように降ってくるという意味であろう。路上、川、海上に捨てられているマスク。一回目の緊急事態宣言下では考えられない風景である。(帆波)

 

外澤とくろう

ウイルスよ人を頼らず自立しろ

進化して自立してくれウイルスよ

ウイルスはアルコールには弱い筈

人類の弱みを嗤う変異株

 ウイルスは、生物のように細胞分裂をして自分の複製を作りません。他の生物の細胞内で、自分の遺伝子や構造を合成して、外に放出するのです。1つが2つに、と倍々で増える細菌よりも、一気に増えることができます。ですから、人の細胞内で増殖中のウイルスを治療することは難しく、外から侵入したもの、細胞内で増殖し放出されたものが、他の細胞に取りつくことを防ぐ、ワクチン療法が基本対処になります。人に頼らず自立してくれれば、直接ウイルスを壊せるので、治療が可能となります。アルコールに弱いのは、ウイルスの外側を作っているたんぱく質が、アルコールや界面活性剤で、壊れてしまうからです。このため、人が接触する部分をアルコール消毒することで、ヒト・モノ・ヒト感染を防ぐことができるのです。(帆波)

 

高塚三郎

わしゃ嫌いコロナと段差スマホもじゃ

コロナ禍で貧困自殺またも増え

自粛せい果ては自殺者失業者

コロナの世とどのつまりは貧富の差

世直しだのさばる地球温暖化

五輪ありきワクチン接種自慢する

次は誰文春砲が笑ってる

コロナ禍のいま銭湯でテレワーク

銭湯でくつろぎいまやテレワーク

やいコロナうっぷん晴らすまき散らす

おうち時間こちら銭湯テレワーク

ワクチン接種様子見だけの都知事かい

コロナ禍の時間を稼ぐスガ総理

不要不急まさにコレでしょアレでしょう

待ったなしコロナ五輪の泥仕合

自粛などお構いなしのずらし旅

そういえば総理ながなが回顧録

党首討論まんと五輪の回顧録

思いつくままに憂さ晴らし、書き連ねてしまいました。コロナめ!(作者)

段差もスマホもコロナと一緒くたにしたところが、憂さ晴らしのレベルが高くて面白い。銭湯(スーパー銭湯)でのテレワークサービス。要するにマン喫のようなスペースが銭湯の一フロアに設けられているのである。コロナ禍前にいつ戻れるだろう?と考えるのもビジネスだが、コロナ禍中、コロナ禍後を見据え、新たなチャレンジを模索するのもビジネス。それを邪魔しないのが、政治・行政のノブレス・オブリージュだと思うのだが。(帆波)

 

高田以呂波

コロナ禍が人の器を炙り出す

自粛中思考力迄自粛中

マスクした顔で弥増す目の力

活力源非日常に乗っ取られ

悲しみを頒つ法事も儘ならぬ

日常生活が奪われ、人も世の中も委縮中の感じがします(作者)

人の器を炙り出したとは、見附が上手いです。恐れる人、立ち向かう人、泰然と構える人、蛮勇な人、様々ですが、基本的には誰もが恐れているというところです。自粛中、考えることも止めてしまうという視点は新鮮。マスク顔、やはり目は口程に物を言うのですね。日常が非日常となるパンデミック。人が集まれないという事は、ハレもケも成り立たないという事ですね。(帆波)

 

瀧島こうせい

ワクチンを打ってもコロナは治らない

コロナ来たお蔭で生き方再確認

コロナ禍の体温計は休みなし

コロナなど絶対罹らぬ自己過信

コロナ下でエプロン似合う男(ヒト)となる

コロナ禍でストリーミング大流行り

コロナ来て会議の進行IT化

コロナ禍を我慢自粛で押し通す

ワクチンで属国作りに精を出し

コロナ禍で始皇をめざす習近平

ワクチンは予防医療で、治療とは違うのですが、今やワクチン頼りになっています。ロックダウン、自粛要請、いずれも人流が戻れば効果が薄れてしまうことが、世界中で繰り返されていますから、致し方ないでしょう。コロナ禍はワクチン、免疫、そして症状を軽減させる対処薬が出来るまで、まだ時間が掛かるでしょう。体温計の休みなし、ストリーミング、会議のIT化、コロナは日常を変えました。エプロンが似合う男性を増やしたのは、最大の変化かも。ワクチン外交。中国は盛んにやっています。コロナ後の北京五輪、まだまだ世界の対立、分断は続きそうです。(帆波)

 

唯夕

トリアージ自宅待機のままで死す

味のある食事に感謝熱はなし

備蓄中喉の消毒アルコール

新コロナ螺旋のごとく変異株

コロナ菌みたいな顔の総理S

ワクチンで政治の罪は救えない

ワクチンがアドレナリンの高齢者

医療崩壊とワクチンが現在の懸案事項です。ワクチンは、鎌倉市が足りないので大手町で6月16日に1回目を接種します。医療崩壊はトリアージが現実になることで地獄絵そのものです。(作者)

「ワクチンがアドレナリン」という表現は上手い。ワクチンと治療薬は違う。これはマスコミの責任でもあるが、副反応と副作用は、似ているが内容はものすごく違う。政治とマスコミが、一体なのか、距離感がいくらかあるのか判らないが、ワクチンを打ったからといって、すぐに人類がコロナを制圧したことにはならない。自己診療の第一歩として、食事に味があるかどうか?を題材にした作品は面白い。下五「熱はなし」へのリズムもいい。(帆波)

 

田中四六郎

コロナ禍の新語短い市民権

次々とコロナ語辞典厚さ増し

コロナ語が粗製乱造されて消え

濃厚接触聞いて一瞬ドキッとし

街中にマスク美人が溢れ出し

ほうれい線マスクに隠れ若返り

目の化粧だけしっかりとマスクする

民主主義コロナ抑える刑出来ず

強権があって中国コロナ去り

コロナ禍でキスをするのも命懸け

コロナ後のアクリル板をどう処分

テレワーク上半身はキチンとし

 濃厚接触は、私も驚きました。その定義が、マスク無し、対面で、15分の会話、と聞いて、そんな濃厚接触は寂しい!と大喜利のネタのごとく呟いたものでした、マスクの日常化は目の化粧を進化させます。そのうち、男性化粧品から、眉毛テンプレート、営業用コンタクト、熱視線マスカラなるものが発売されるかも。コロナ禍のキス。繁華街の若者たちは、マスク同士をくっつけ合う、ライト・ライトフレンチを発明しています。コロナ後のアクリル板は、SDGs的にはどのような処分が望ましいのでしょうね?テレワークの下半身。白鳥の水かきどころではない、ギャップがありそうです。(帆波)

 

辻 直子

予想だにしない一年超ブルー

閉じこもる日々泣き出してしまう四肢

死ぬときは死ぬでもコロナでは嫌だ

失態は誰だ胸に手を当て考えろ

動かずに食べるコロナでトドになる

又ひとつ馴染んだ店の灯が消える

常連の店から来てと泣きつかれ

カネかけぬ簡略葬が大はやり

とりあえず今日 明日はないかもしれぬ

妻家出娘出戻りざららしい

ステイホームまじまじと見たつれあいを

本を読む楽しさ思い出している

身体は五体とも言います。巣籠で、動かない日々が続いて、思った以上に筋肉が衰えている方も多いです。人は誰でも亡くなりますが、コロナだけは嫌だという気持ち良く解ります。緊急事態宣言下、飲食業は大打撃です。経営が持たないところが増えて、次に仕入れ先業者が傾き始めます。そして、閉店が増え、大家さんが持たなくなります。少子高齢、消費減少、所得減少、失業増加、この螺旋をなんとか断ち切らなければなりません。そのために五輪開催を進めようとしたのかも知れませんが、一層の分断と、不公平感を生んでいます。簡略葬という言葉、初めて目にしました、家族葬をもっと簡略したものでしょうか?コロナは日本のハレとケにある、慣習の見直し、あやふやな料金体系に一気にメスを入れましたね。

 

中嶋恵美子

先見えぬコロナが奪う当たり前

対コロナ自己防衛という砦

恩人のお悔やみさえも断つコロナ

 人類の最大の脅威は「ウイルス」と思い知らされました。人との交わりを絶ち、生活は一変しました。コロナ禍、亡くなった恩人が居て、残念でなりません。(作者)

新型コロナウイルスに感染したことによって、未来への時間が絶たれた人々が、6月末現在で、一万四千五百人に上る。これを「さざ波」や「屁」に例えてしまう人が、政権に近しい人物であったことは衝撃だった。その能力の幾つかは、天下国家の役に立つ人なのだろうが、誰もが、分け隔てなく、感染する可能性のある、パンデミックにおいて、数値の比較だけで、亡くなった人々の背景に存在する、数多の人々の感情に、心を寄せられないのが、とても、とても許せない。オリンピックを開催するというけれど、当たり前の日常を破壊され、堪えている人心がいることを、彼らは判っているのか?(帆波)

 

永井天晴

ボロボロの翼 飛べなくなった店

九割減満ちてた潮を消すコロナ

対岸の火の粉が焼夷弾となり

最強の疫病甘く見てならぬ

コロナに負けるな 口では言えるけど

 コロナ禍の、緊急事態宣言、まん延防止措置において、お客様に来ていただく業種の多くが、壊滅的な影響を受けています。初めの頃は、一律給付金や、持続化給付金、休業支援金、自治体による協力金など、色んな政策が動き、何とかギリギリ持ちこたえていた事業者も、2回目、3回目の緊急事態宣言、そして、その延長となると、給付金や協力金への繰り返しの申請、振り込みの遅れなどから、事業継続の困難さが、どんどん増していきます。加えて酒類提供の禁止となると、飲食業を支えている素材業、小売業への影響も拡大します。経済全体へのダメージは、じわじわと、ホディーブローのように蓄積されています。「コロナに負けるな」という張り紙をあちこちで見ますが、「ぜいたくは敵だ」という過去のコピーに見えてきます。口だけではなく、世界的なパンデミック下において、世界に発信する理念が、政治やマスコミには無いのでしょうか。(帆波)

 

成島静枝

サバ読んだ歳より若くするマスク

車内では吐息もコロナ敵対視

引きこもりやることがある五七五

お喋りな口が退屈して困る

ワクチンで開放感に浸れそう

通勤車内、初期の緊急事態宣言に比べると、ずーつと混雑したままです。咳、くしゃみ、会話に、誰もが神経を尖らせています。皆さん、ちょっとでも嫌だと感じたら、車両を変えますね。文芸の良さは、引きこもっていても出来ることです。特に川柳は、日常を詠みますから、どんな状況でも、ネタに困りません。お喋りな口、正に、姦しいという字にマスクですもの。退屈して困るでしょうね。ワクチン接種後の解放感、よくわかりますが、マスク、手洗い、うがい、消毒、感染症対策は忘れないでくださいませ。(帆波)

 

橋本湧水

見えたら見えたで怖いよコロナ菌

ワクチンを打ったら急に気が抜けた

潮時という言葉コロナに教えたい

共存共栄コロナの望むとこ

※コロナにもコロナなりに言い分があるのかもしれませんがもうこの辺で身を引いてもらいたい貰いたいものです。(作者)

コロナのワクチン接種後に気が抜けるという気持ち、よくわかります。それだけ自粛生活が、窮屈だったからです。今年の冬、肺炎球菌、インフルエンザなど、例年接種されているワクチン接種が、コロナと同じように皆さん打っていただければよいのですが、むしろ接種率が下がり、コロナ以外の感染症が流行してしまうのではと、各国で懸念されています。潮時という言葉、コロナだけでなく、無責任な政治にも教えたいですね。(帆波)

 

星野睦悟朗

接種済み額合わせて互先

コロナ禍と接種競り合う五輪前

ワクチンを待つ海開き山開き

きっかけに相合傘が使えない

マスクしてから目力に物言わせ

粗大ゴミが在宅勤務なら離活

コロナ禍へアジア人打つ筋違い

接種後の登山に備えスクワット

三密を逃げ三密を恋しがる

値下がりのマスクが海を汚染する

 ワクチン接種が済めば、オンラインでなく、碁敵と対面で打てるようになります。スクワットでの準備も大切。五輪開催を前提に接種のスピードアップ。二年続けて、卒業・入学、ゴールデンウイーク、山の日、海の日が自粛になりかねません。ワクチン接種はどこまで進むのでしょう。相合傘、目力、上手いです。在宅続きからの離活、コロナからのアジア人差別、三密、海の汚染、コロナ禍の日々と、世相の組み合わせ、視点が上手いですねぇ。(帆波)

 

松橋帆波

様々な生をコロナが消していく

巣籠りで増えたよアルミ缶のゴミ

何時まで何本呑むという予防

コロナ禍が暴く五輪は政治だと

有識者会議 神輿の飾りとか

国民の二歩後をゆく永田町

ファクターⅩ Ⅹのまま患者増え

父ちゃんの様に煩わしいコロナ

ゴホンといえば龍角散よりモーゼ

大規模接種センター災害派遣か

パンツは履くけれどマスクはもう飽きた

よど号の頃の命は重かった

マスクから鼻 おちんちん出てる様

ワクチンを打ってもマスクする職場

 自句解説で恐縮です。

コロナは様々な「ライブ」を消していきました。オンラインでは得られない「空気感」を奪ったのです。資源ゴミの日のアルミ缶の量!缶チューハイにとってはコロナ様々です。夜8時過ぎたら感染するわけでもないのに、時間制限。変な話、7時にボトルを入れて、8時までに空にするという、おかしなことが起きています。五輪はショービジネス。貴族のお戯れになってしまいました。再質問できない記者会見で、菅総理の隣に尾身先生を立たせておく理由がわかりません。国会は何時になったらリモートになるのでしょう?ファクターⅩか判らないまま、安心安全な五輪を進めるそうです。コロナはうっとうしい。テレワークの夫のように。僕が咳をすれば、モーゼのように満員電車に隙間ができます。自衛隊の方々、災害派遣の旗は用意しなかったみたい。マスクは飽きます。パンツは飽きる飽きない関係ないですけれど。福田総理が、地球より重いと言った命、あの時の反省で命が軽くなっているなら、腹を割って、理念として語ってもらいたいですね。マスクから鼻が出ている人。オジサンに多いです。立小便しているみたいで、なんともだらしないです。コロナ禍に関係なく、マスクが必須の職場、あります。世の中色々あるのです。切り口が単純すぎる、報道、テレビから人心が離れていくのも当然かも。

 

松本八重子

寂しいねみんなコロナのせいにする

うまい酒コロナニュースで不味くなり

コロナ禍の怠け癖もう止まらない

 なんでもコロナのせいにしておけば、何とか通り過ぎていく。狡いようで、真理ですね。酒を飲めば罹る病でも、夜八時を過ぎれば罹る病でもないのに、奇妙な自粛要請で、飲食業界のダイバーシテイは、壊滅してしまいました。居酒屋のテレビは、観る人もなく埃をかぶっています。生活にゆとりのある人は、怠け癖もいいものだと、オンラインを活用して趣味に没頭。ゆとりのない人は、日々地獄に似た辛さ。コロナの意義?は、時代と世相の矛盾を白日の下にさらしたところに存在するようです。(帆波)

 

丸山芳夫

杭に繋がれてコロナの日々を生き

皆がお見舞いに来たようオンライン

出不精もいいもんですねコロナの禍

未熟児のようにアクリル越しに会う

ワクチンを打ちに家から腕まくり

まん延防止だろうが、緊急事態だろうが、何一つ日常が変わらない人々が居る。出不精、人嫌い、引きこもり・・。まぁ、いろいろあるのです。何でも、同じでなきゃいけないという、同調圧力というのは、唯々、息苦しいだけ。コロナ禍の前までは、ダイバーシテイなんて言っていたのですから、「未熟児のように」というアクリル板全盛の世相を捉えられたのは手柄ですね。オンライン会議の画面、参加者は画面を見ているのであって、こちらを見ているとは限らないのだけれど、あの分割画面の誰もが、自分だけを見ているように感じるのは面白いですね。(帆波)

 

宮川令次

新しい日常を生み出す暮らし

巣ごもりに居酒屋風の晩ごはん

ブーイングなくて助かる無観客

ワクチンは注射嫌いも待ちわびる

いつもの日々が戻るのを心待ち

 元祖インドア派の私でも、最近はさすがに・・・。早く、リアル句会&飲み会に参加したいものです。(作者)

 晩御飯が居酒屋風というのは面白いです。でも、ご自分で作られるのかしら?奥様が作られるのかしら?無観客だとブーイングが無くなるという点は上手い。ヤジもブーイングも判官贔の無い空間と捉えると、それも面白い。注射嫌いも待ちわびるワクチン。治療薬ではなくワクチンなのに、万能性を期待され過ぎているのでは?と考えてしまいますが、依存は責任転嫁と紙一重なので、世相というか、国民性を反映していると読めます。

 

柳谷益弘

ワクチンを孫子のために打ちました

コロナ禍でマスクの下が二歳老け

卑怯者姿を見せよコロナ菌

70億終息したら密になれ

※正に世界大戦級のコロナに打ち勝ちたいものです。企画に感謝申し上げます。(作者)

ワクチン接種は、マスク手洗いうがいの延長にある、感染拡大対策の最大の手段です。孫子のため、他人のための行為ですが、長い巣籠で、その辺りの感覚が緩んでいるような気がします。緊急事態宣言後のリバウンドの速さに、それを感じます。「マスクの下が二歳老け」は面白い。ほうれい線が深くなり、表情筋を使わないから弛んでくると言われています。また、在宅オンライン会議が続くと、無精ひげと寝癖がちらほら増えてくるようです。コロナ禍が収束したら、まさ70億人が密になり、新しい時代を築いてほしいです。差別、分断のない世界が来て欲しいですね。

 

遊人

ババシャツの女が過ぎるテレワーク

近頃は黙食黙浴黙性交

ガースーはおでこてからせ言葉読む

チェンバロのバッハの曲じゃ踊れない

「電気消して」意外とうぶな小池知事

 テレワークの画面には、様々なものが横切ります。猫であったり、犬であったり、アンパンマン、ドラえもん、氷結ストロングの文字であったり・・。そんな中ババシャツを持ってこられたところに敬意。三密は三黙だったのですね!発見です。菅総理、自分でガースーと名乗っていましたから、この言葉にクレームは付けられませんね。バッハのチェンバロをBGMにした、IOCのバッハ氏のニュース映像を思い浮かべました。こりゃ誰も踊れません。「電気消して」の作品は小島功氏の漫画を見ているようです。カッパブックスなども思い浮かべました。あと可笑しいのは、「意外とうぶな」と表現されている点。政界のアウトオブジェンダーな部分を臭わせています。その中でのし上ってきた小池知事は「うぶなわけないだろう」という概念ですね。表現が窮屈になっている時代、そこに阿ることなく、戯画を描く筆先、見事です。(帆波)

 

横澤七五

葬送に一石投げる新コロナ

古里の義理がコロナで様変わり

義理立てにけじめを付けるコロナ危機

人間の進化促すコロナ株

ワクチンに追い詰められる新コロナ

デジタル化コロナが拍車掛けてくる

ワクチンが総理の下知で走り出す

ワクチンの太鼓で踊る自衛隊

コロナとの出会いで人の弱さ知る

耐え抜いてポストコロナに夢を足す

幸か不幸か、百年に一度の大難に出合ってしまいました。ここ一年半、故郷の義弟の葬儀に顔も出せず、墓参り、同級会等々、すっかり義理を欠いてしまいました。しかし、コロナによって、今まで出来なかった改革にメスが入ることは確かです。まず耐えて、ポストコロナに夢を持ちましょう。(作者)

コロナ禍は、我が国の少子高齢化を一層固定化させ、短中期的に、低出生、多死社会の訪れが避けられなくなってくる。「葬送に一石投げる」とは鋭い視点である。家族葬が増え始めた時勢に、コロナ感染症。人が集ってはいけないのだから、冠婚葬祭、ハレとケの代表格の産業が大きな影響を受ける。慣習・慣例が支えていた商品単価が、瓦解してしまうのである。「義理と人情」と、セットで語られていた概念が「この際、義理は勘弁してもらっても、人情は忘れたくないね」と社会の深いところにまで、くさびを打たれた印象。国々に於いて差異はあるだろうが、それまでの生活様式の常識が、大きく変化せざるを得ない時代。人間の進化、デジタル化の進展、危機管理は、災害や紛争だけでなく、感染症においても、ポストコロナが求められてくる。(帆波)

 

吉田みいこ

もうコロナ終息してもいいコロナ

食傷でもコロナ番組観てしまう

ワクチンを先に済ませて夫ゆるり

飽きられることを恐れて変異株

新型で脅すコロナの得意顔

コロの文字だけで導く脳回路

共生の提案コロナにしてみる

ウイルスよ太古からの仲じゃないか

目に見えぬものの怖さ知るコロナ

ご機嫌の変異株アルファとベータ

宿主も自粛に飽きて映画館

 まず、自動車ショー歌をもじった駄洒落が楽しい。食傷でも見てしまうテレビ、ワクチン接種の早い遅い、コロの字に反応する意識、宿主としての人間の行動への穿ち。いずれも上手です。コロナウイルス事象にたいする作者の距離感が、ありがちでない「個」のものである点に好感を持ちました。(帆波)

 

後 記

今回の唐突な企画に、多くのご参加をいただき、ありがとうございます。

何とも不自由な環境の下、精力的に作品をお寄せいただきました皆様に、御礼申し上げ ます。

今回は、東京以外からも、千葉より、河井和寿様、松本八重子様、遊人様、群馬より中嶋恵美子様、静岡より柳谷益弘様、甲府より風間なごみ様、佐賀より古賀由美子様、鹿児島より石神紅雀様のご参加をいただきました。

東京でも、橋本湧水様、永井天晴様よりご参加をいただきました。

この発表詩は、10年後、20年後の閲覧に充分答えられる内容となっておると自負いたしております。

参加者皆様の、コロナ禍という人類未曽有の災害下での、短詩文芸の記録として、多くの皆様方の目に触れることを期待しております。

 

※なお、この発表内の、全ての作品、文章の内容についての責任は、全て、編集をいたしました松橋帆波個人にございます。作者の皆様は、テーマに沿って、ご自身の言葉で時代を詠まれました。その作品を取り上げ、活字として発行いたしましたのは、松橋帆波です。内容に関して、ご意見がございましても、決して作者にアクセスすることはしないでください。全ての責任は編者にございますので、何かございましたら、松橋帆波へ直接ご連絡くださいませ。

 

ご参加くださいました皆様

石神紅雀、植竹団扇、大平小鈴、小野六平太、河井和寿、風間なごみ、菊地順風、

古賀由美子、小浜南子、佐道 正、首藤忠平、外澤とくろう、高塚三郎、高田以呂波、

瀧島こうせい、唯夕、田中四六郎、辻 直子、中嶋恵美子、永井天晴、成島静枝、

橋本湧水、星野睦悟朗、松橋帆波、松本八重子、丸山芳夫、宮川令次、柳谷益弘、遊人、

横澤七五、吉田みいこ

 

以上 まとめ 松橋帆波

 

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