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 「手と足をもいだ丸太にしてかへし」

  戦時下でプロレタリア川柳を標榜した作家「鶴彬(つるあきら)」の有名な一句です。

  ロシアのウクライナ侵略以来、毎日のようにその戦場を目の当たりにして、震災やパンデミックの災難があっても日本の平和が戦後80年余も続いていることに感謝!この平和が永久に続くことを願うばかりです。

  ウクライナに1日でも早く平和が訪れますように・・・。

鶴彬の句碑が門前にある盛岡市の光照寺です。

 

第142回川柳マガジンクラブ仙台句会

 

開 催 日   令和4年6月18日(土)

開催場所   仙台市荒町市民センター

参 加 者   

橋爪志津代さん、

木立時雨さん、竹井十塩さん、

佐藤岩嬉さん、島文庫 の5名

 

第1部 「 句 評 会 」

 

定例の句評会からの報告です。

 

〇 中朝露 国境線の波高し  文庫

■句評/波高し、と云えばまさに日露戦争の(天気晴朗なれど波高し)日本海海戦ですよね。いっそ、晴朗なれど波高し、の方がいいのでは?上5の順番も考慮すべき。「日本海晴天なれど波高し。これならいいですね、頂きます。日本海、オホーツク海を挟んでいよいよ緊張が高まってきたといいたかったのですが、対象を広げすぎました。~文庫」

 

〇 サッカーで決着つけちゃどうだろう  十塩

■句評/残念ながらウクライナは、ワールドカップ予選敗退でしたが、ロシアとの直接対決なら分かりませんでしたよ。ただ、ロシアはスポーツだってルール無視、何でもありですからね・・・。「実は、敗退前に提出した句だったので、間が悪かったようです。ウクライナの人たちが大変な状況にある中で、こんな句は不謹慎かと思ったのですが?~十塩」オリンピックを平和の祭典などと呼んで憚らないスポーツ界ですから、何のこれしき。

 

〇 読み返す句にいとしさと溜息と  志津代

■句評/羨ましい限りです。是非、そんな句を作って見たいものです。「やはり自分にとっての自句は、宝物だと思います。とはいえ、句会での評価を別としてですが・・・(笑)~志津代」

 

〇 新幹線麦秋までが2、3秒  岩嬉

■句評/麦秋といえばウクライナ問題かな?でも、新幹線とどう繋がるの?麦秋は初夏のことでしょ。新幹線のように早い、まるで三ケ月が2、3秒のようだとか・・・。「この時期に新幹線に乗ると、青田と青田の隙間に麦畑をみかけます。でもそれは、田圃と違ってアッという間です。小麦の自給率が微々たる日本では、ロシア侵攻問題は食糧問題でもあると思いました。~岩嬉」

 

〇 税金を払えないから復興期  時雨

■句評/地場の中小企業では、震災からの復興はまだまだということでしょうか。納税が復興の目安ととらえた点が新鮮。「補助金で再生を図ろうとしても現実には、地域の過疎化が進んでしまっていたり、消費も伸び悩み。加えてコロナ蔓延ですから。国や県の思惑と現実は、遠く乖離しているようです。~時雨」

 

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 今週の学び

何んで「し止め」が嫌われる?

終止形  を 連用形 すると

投稿する を 投稿し とする

これが、し止め!

古くは、しが死に通じるから

らしいが、現代川柳では

上5で使うと、原因状況の説明

中7では、経過説明

下5では、結果叙述

かつ、中途半端な終わり方

になってしまうので。

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管理人の散歩コース、広瀬側河畔です。

第2部 「 句  会 」

 

今月の宿題・選者および入選句は次のとおり。

 

 ◎宿題『みずみずしい』  木立時雨 選

   想い出は萌葱の色に包まれて  岩嬉

   水桶のトマト胡瓜が眼にしみる  十塩 

   冷や冷やの種なしぶどう頬張って  十塩

   斬新な秀句は先に摘んでおく  文庫

■秀句

   若葉おおう森で命の衣更  志津代

   お迎えも初恋色で来るという  岩嬉

   初もののメロンの香り食虫花  志津代

■特選

   採れたてのセロリのような論争す  文庫

   軸吟  新兵のみずみずしさをかけ流し  

◎宿題『自由吟』 佐藤岩嬉 選

   この甘さ鉢のイチゴのプライドよ  志津代

   停戦を嫌うダグラスロッキード  文庫

   救急車今朝も元気に駆けつける  十塩

   ゴミあるよ自分拾わず云う子ども  時雨

■秀句

   事件のたびアナログ好きが元気増す  志津代

   民族を超えて一つがオシム流  十塩

   開拓者みな拳銃と生きてきた  文庫

■特選

   全ピース揃わぬ恋でいいですか  時雨

   軸吟 中6日稲尾澤村笑うだろ

 

 

6月の句会風景

 

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 令和4年7月の句会開催予定

開催日時   令和4年7月16日(土) 午後1時から

開催場所   仙台市荒町市民センター 第1会議室

宿  題   「アルタイル」 「自由吟」 の各2句

参加費用   会員 1,000円  会員以外 1,200円

なお、ご参加の方は、会日の1週間前まで、句評会用の雑詠1句をウエブ申込みの際、ご提出下さい。

 

令和4年8月の句会予告

開催日時   令和4年8月20日(土) 午後1時から

開催場所   仙台市荒町市民センター 第1会議室

宿  題   「おざなり」 「自由吟」 の各2句

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あなたも川柳句会を体験してみませんか?

見学は無料、未経験の方でもОKです!

ご自由に、会場へお越し下さい。

句会に参加される方は、下記ホームページから、

「仙台句会」の案内ページに入り、

必要事項を記入のうえ、お申し込み下さい。

https://shinyokan.jp/senryuclub/sendai/

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