先頃、月食を観ました。寒い夜でしたから月が欠けていく様子が鮮明に観ることができました。
日食や月食は、かつて不吉の前兆と思われていたそうですが、コロナ感染者数も日を追って減少し、仙台ではゼロの日さえあるほどです。
反面、火事のニュースが毎日のように伝えられたり、電車や街頭で暴れる異様な事件が頻々と起こっています。
人間万事塞翁が馬とはいえ、穏やかな日常とは無縁な日々がまだまだ続くのでしょうか。
ともあれ第6波の近からんことを祈るばかりです。

温暖な地球を映す赤い月
第137回 川柳マガジンクラブ仙台句会
開 催 日 令和3年11月20日(土)
開催場所 仙台市荒町市民センター
参 加 者
橋爪志津代さん、竹井十塩さん、木立時雨さん
佐藤安子さん、佐藤岩嬉さん、島文庫 の6名
第1部「 句 評 会 」
定例の句評会からの報告です。
〇 おれの夢食べた実家の画鋲穴 時雨
■句評/難解句ですね。「を」や「が」を上五の助詞に付けることで、句の意味あいが変わってくる。どちらなんでしょうね。夢が成就したのか?夢が破れたのか?実家の画鋲の穴だけが知っていると言うことなのでしょうね。画鋲穴の見立てがいい。「父が亡くなった後、自分の元部屋の壁にあった画鋲の穴の一つ一つに思い出が詰まっているようで、感傷的になりました。夢?叶ったと言えるのかも知れません。時雨」
〇 枯れ落葉散る直前の艶やかさ 十塩
■句評/情景描写の俳句のようですね。比喩として人生の終末を描いているのかも知れません。川柳としては、どこかに一寸だけでも人の臭いがないと・・・。「紅葉で一番美しいのは、桜の木だと思います。満開の桜よもいいが、それよりまして、散る直前のサクラの葉の紅色がとても綺麗なんです。十塩」
〇 黙食黙浴まもって夜は大鼾 志津代
■句評/黙食は判るが、黙浴とは何かな?黙黙と韻を踏んで沐浴を黙浴と洒落たのかも?温泉旅館でのことかも知れませんね。大鼾がいいですね。「ご推察通り温泉での出来事です。黙々食べて、黙々お風呂に入って、グーグー寝てきました。志津代」
〇 吾が春を秋のふたりに重ねてる 文庫
■句評/春と秋の対比の句ですね。秋のふたりの意味が分からない。老々の二人と言うことかな?とすれば、何が重なるのだろう。作者に聞くよりほかないね。「自身の青春時代の恋路をあの二人に重ねみている。と言いたかったのですが、意味不明の句では、失敗作ですね。文庫」
〇 ブルータスばかり揃った三次会 岩嬉
■句評/上手い!面白い!サラリーマンを経験した者なら共感出来ることです。二次会じゃなく、三次会だから実感なんだよね。これの逆パターンもあるから余計に面白い。「あえて説明不要かと思いますが、ブルータスやユダは、三次会で上司の悪口を言って溜飲を下げるのですが、その中にもブルータスやユダが居たりするんです。岩嬉」
〇 皇室もやがて絶滅危惧種かも 安子
■句評/先の生前退位とか、今回の眞子様の一件とか、むかしとは、皇室も国民感情も変わってきていますからね。日本にとっての皇室の存在は、他の王制国家とは趣が異なりますから、絶滅とまではいきませんよ。「皇室と国民の間には、宮内庁やマスコミが存在しますから、どこまでその実態が正確に伝わってきているのか分かりません。最近のマスコミやネットの皇室報道には、懐疑的にならざるをえません。安子」
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今月の学び
自分本位の川柳では、
読者の理解は得られない。
まして、共感などもっての外!
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第2部「 句 会 」
今月の宿題と選者、結果は次の通りです。
今月の宿題・選者および入選句は次のとおり。
◎宿題『外す』 木立時雨 選
外角にカーブ外してまん中勝負 十塩
煩いのは外す人事も飲み会も 安子
バッテンの甘利がドンとマルになる 文庫
老眼鏡外し喰い入るグラビア写真 十塩
結婚指輪外し心のたが外す 志津代
宝くじ外れ今年も大過なし 文庫
□秀句
メガネ義歯補聴器外し今日を終え 安子
あばら骨一本外し膝枕 岩嬉
雨だれにもオンチがいるぞ築四○ 岩嬉
□特選
目くばせで退席きっと戻らない 志津代
軸吟 恋の矢は胃袋辺り刺さってた
◎宿題『自由吟』 橋爪志津代 選
政治家のツラを見かけてグータッチ 時雨
季語入りで俳句もどきの川柳をひねり 十塩
縄文人濁音鼻音さりげなく 岩嬉
どうだんと言わんばかりの深紅い色 十塩
終業のベル非正規の影虚ろ 文庫
軽妙なヤジに答弁苦笑い 岩嬉
□秀句
大谷選手の親に子育て学びたい 安子
錦秋の山で飢えてる獣たち 安子
あの世への六文銭も非接触 時雨
□特選
公然とアメ玉で釣るマニフェスト 文庫
軸吟 独り居の楽しさ数え友卒寿

11月の句会風景
第3部「 サロン 」
蓮歌もどきのお遊び、七七の下句付けをしてみました。
それぞれ個性が出て、結構、楽しいものですね。
お題は、 「うっかりと言ってしまった鬼嫁と」です。
襖の影の角がにょきにょき 文庫
二人三脚はや五十年 安子
冗談だよと頬にキスする 岩嬉
青鬼家出泣いた赤鬼 時雨
ついの本心嫁はご存じ 志津代
原句は、 「耳が故障で命永らえ」でした。
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令和3年12月の句会開催予定
開催日時 令和3年12月18日(土) 午後1時から
開催場所 仙台市荒町市民センター 第1会議室
宿 題 「反省(読込み不可)」 「自由吟」 の各2句
参加費用 会員 1,000円 会員以外 1,200円
なお、ご参加の方は、会日の1週間前まで、句評会用の雑詠1句をウエブ申込みの際、ご提出下さい。
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令和4年1月の句会開催予定
開催日時 令和4年1月15日(土) 午後1時から
開催場所 仙台市荒町市民センター 第1会議室
宿 題 「のほほん」 「自由吟」 の各2句
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あなたも川柳句会を体験してみませんか?
見学は無料、未経験の方でもОKです!
ご自由に、会場へお越し下さい。
句会に参加される方は、下記ホームページから、
「仙台句会」の案内ページに入り、
必要事項を記入のうえ、お申し込み下さい。
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https://shinyokan.jp/senryuclub/sendai/
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