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川柳マガジンクラブ東京成増句会4月は
成増まなぽーとにて開催いたしました。
出席11名
欠席投句10名でございました。
今回、松橋帆波が、仕事で参加できず、録音等のテープ起こしができませんでしたので、全ての鑑賞を掲載できませんでした。

自由吟 句評会
のら猫を妾のように可愛がり 順風
渓節 疑問。今の時代、「妾」という表現(例え)は不適切ではないでしょうか。
唯夕 疑問。
帆波 時代を感じさせる表現。「妾」「二号」は、今や裏でも表でも叩かれる表現となってしまいました。それはさておいて、一句の文芸作品として鑑賞してみたいです。「妾のように可愛がる」の裏には、本妻よりも可愛がる、という一層、失礼で不謹慎な思考が横たわっています。ということは、この方は、お家に、正式な飼い猫がおられるということです。自分の家に、家族としての飼い猫がいるにも拘らず、夜な夜な野良猫に餌をやりに出かける人なのですよ。

五月蝿(うるさ)いと書いてた頃の蠅叩き 芳夫
三郎 評価。以前は家のどこかに蠅叩きがありました。うるさいほど蠅が飛んでいました。思えば五月蠅いと書いていた頃とか、暮らしがあった・・。
睦悟朗 評価。蚊帳、蚊やり、蝿帳、・・なつかしい。
渓節 次点。
六平太 疑問。
帆波 蠅叩きのしなやかさは、蠅以外の物質に傷をつけないためのものなのです。布団叩きのように頑丈だったら、おっかなくって振り回せません。

嫌み言い優しさ匿す味な人 以呂波
七五 評価。こう言う人に私はなりたい
南子 評価。サングラスの強面の兄さんが、さっと年寄りに席を譲っていました。似ているなと思い。
帆波 遠まわしでも、気づかせる優しさ、思いやり。これは日本独特かも知れません。こんな「おもてなし」なら、外国人にキレられてしまうかも。

食卓は人に囲まれるのが好き みいこ
三郎 評価。「ちゃぶ台」を囲んだ世代です。人に囲まれるという表現が当然でもあり、懐かしいような子だくさんの家族の様子が目に浮かぶ。
令次 評価。食卓を主語にしたつくりがいいですね。食卓は孤食は嫌いです。
南子 評価。大家族三世代同居。楽しい食卓の昔物語。
こうせい 評価。
四六郎 評価。
七五 次点。一人では食卓も可哀そう。多い程嬉しい。
帆波 コロナ禍で、気づいたことに、「餐」は一人では虚しいということだ。何時になったら、宴を取り戻せるのだろう。
作者 美味しいものが並んでも人が少ないと寂しい。コロナ禍で実感します。

好き嫌い好き嫌い好き毬になる 睦悟朗
芳夫 評価。
帆波 下五がいい。弾む気持ちにも通じる。

スクープの連打であせるスガ政治 三郎
七五 意見。本当に身内に甘いですね、スガ政治は。
唯夕 評価。
作者 雑誌や記者が他紙よりも早く政界のスクープ記事を載せた。まして現政権は穏やかではない。あせる。記憶にないと。最近の首相ご子息と会食した総務省の役人たちや、総務大臣の答弁などは驚くばかり。そして文科省もまた・・・。

いの一番納得出来ぬアイウエオ 六平太
七五 疑問。判りません。
芳夫 評価。
帆波 最初、うま味調味料の事かと思いましたが、アイウエオから、「いろはのい」の事だと分かりました。

暇そうねと言われ暇だが腹が立つ 正
三郎 評価。確かに言われればそんな気がします。腹が立ちます。人の感情をうまく句にしたなぁ・・。
渓節 評価。
睦悟朗 評価。自粛で引き籠ってるとなおわかる。
以呂波 評価。「他人に言われたくない」という心理。解る。
六平太 評価。
こうせい 評価。
とくろう 評価。
忠平 評価。
順風 評価。
直子 評価。
七五 次点。気にしている事、言われるの嫌ですよね。

時には嘘鏡よ鏡ついてくれ 南子
七五 次点。たまには鏡に曇ってもらいましょう。
帆波 正直すぎる鏡は困ります。夢を見ることができませんから。

閉店に勝手ながらと書く無念 団扇
七五 評価。結局は自己責任になるんですね。
みいこ 評価。コロナ禍で閉店に追い込まれ、さぞかし無念でしょうね。勝手ながらの文字にその無念さが滲んでいるように思います。店主の気持ちをよく掬い取った素晴らしい句だなあと思います。
渓節 評価。本当は「コロナと政治の無策のため閉店します」と書きたいところだろう。
睦悟朗 評価。サラリーマンの私なら「定年に「大過もなく」という無念」
南子 評価。見えない敵。コロナ。
以呂波 評価。下五の無念で不本意さが伝わってくる。
帆波 私が廃業したときは「誠に勝手ながら・・」と書きましたねー。
六平太 評価。
芳夫 評価。
とくろう 評価。
忠平 評価。
順風 評価。
直子 評価。
唯夕 次点。

ゴミ袋詰め込み方も技がある 渓節
七五 評価。私はこれには自信を持っています。
令次 評価。私がやると、密度が低いまますぐぱんぱんになります。
帆波 野菜の袋詰め、それも豆類、の苦労を思い出しました。
こうせい 評価。
四六郎 評価。
南子 次点。ゴミは有料です。せめてもの努力。
六平太 次点。
忠平 次点。

真面目過ぎるよと差別をされている 帆波
三郎 次点。よくある話。同調しないことを排除する論理とか、集団行動の反面、差別されている側を自嘲的に、或いは肯定的に描いているかのような気がす。
作者 「あいつは真面目すぎるからダメなんだよ」というセリフ。いろんなところで沢山聞いてきました。「俺たちみたいに中途半端なのがちょうどいいんだよ」というセリフも、沢山聞いてきました。まじめで何が悪いのでしょう?中途半端な「俺たち」という括りは何なのでしょう?横並び、同調、忖度、そして無意識・無自覚な差別。とても窮屈な気がしています。

トンカツがあってキャベツの旨さかな とくろう
令次 評価。よくわかります。トンカツとキャベツは名コンビですね。
四六郎 評価。
直子 評価。
睦悟朗 次点。特に柔らかい春キャベツがいい。
芳夫 疑問。
忠平 疑問。
帆波 目黒の「とんき」に行きたくなりました。

ぬるめの湯本読む至福のひと時 忠平
七五 意見。心も身体も余裕を持つ事。
帆波 今や、お風呂にタブレットを持ち込んで、本を読んだり、映画や音楽を楽しむことが普通になってきましたね。

マンボウが聞いて怒れるまん防法 こうせい
七五 意見。政治家もマスコミももう少し日本語の勉強してください。
三郎 疑問。大阪府や兵庫・宮城県が対象とされた。知事の要請とか命令ができる。指定する。感染拡大を封じ込める目的が法で決められていいのか?知事任せなのか?措置とかいう名の罰則が命令できるのか。もちろん句への疑問というよりは、確かにマンボウ君も怒っているに違いない。
作者 平素は深海でひっそり暮らしている魚「マンボウ」にしてみれば今年の新語大賞にノミネートされそうな新型コロナ感染の蔓延防止等重点措置という法律略して「まん防」ができたと聞いたらさぞ本家の「マンボウ」さんは「なんでやねん」と怒ることでしょう。

府知事推すマスク会食取って着け 唯夕
帆波 何かのゲームのような。逆わんこ蕎麦のような、忙しないマスク会食。何かの拍子に、マスクが飛んで行ったりして。
人並みの老後を模索する資産 七五
帆波 社会の階層化、格差の広がりが大きくなってきた今、人並みという言葉の解釈に悩みます。老後資金は二千万円という言葉が独り歩きしていますが、本当のところ、どうなのでしょうね。

相づちを打たれて困るひとり言 令次
みいこ 評価。ひとり言なのに~と困ってる姿が浮かびます。我が家の猫もひとり言に相づちを打ってくれることがあります。まさにいいタイミングで「あ~あ」と言うんですよ。これには困りませんが。
渓節 評価。
以呂波 評価。情景が目に浮かぶ。「滑稽」のお手本と思う。
六平太 評価。
とくろう 評価。
唯夕 評価。
忠平 評価。
七五 意見。勝手に入ってもらっては困ります。

今まさに小田和正に癒される 直子
忠平 評価。
あの声色に癒される人は多いそうです、巣籠で、家の中で、懐かしい音楽を聴いているのでしょう。

トゲ一つ取れてスエズが流れ出し 四六郎
みいこ 評価。やっとスエズが開通したようですね。トゲ一つ取れての表現が難儀した様子を物語っているように思います。
順風 評価。
唯夕 評価。
南子 次点。座礁船の事と思いますが、人生の悩み解消ともとりました。
帆波 年末の重大ニュースの折に思い出されるニュースかと思います。

味噌汁が元気の元です朝の膳 仁子
味噌汁は、パッパッと出来る料理のように思えますが、味噌の熟成を考えると、とても手間と時間のかかる料理だと言えますね。
課題吟
「芽生え」瀧島こうせい 選
「佳作」
バレンタイン悲哀を知った幼稚園 六平太
望郷の念が芽生える甲子園 令次
羞恥心芽生えて隠すようになり 令次
離乳食後期なんでも噛みたがり 帆波
胸キュンが恋の芽生えと気付かない 南子
テレワーク職場じゃ恋も芽生えない 渓節
好奇心まだまだ芽生え古希は春 南子
会うと遭う全く違うものでした 直子
散る花を待てず若葉の芽が動く 七五
幼稚園入園前に読む“めばえ” 正
「秀句」
下駄箱で恋が芽生えていた昭和 正
真夜中に芽生えし殺意朝に消え 四六郎
後手後手を嗤うコロナの芽が伸びる 団扇
「特選」
これは恋かしら突っ慳貪になる 芳夫
軸 乳母車降ろせとぐずる男の子 こうせい

 

「グラス」佐道 正 選
「佳作」
何だろうグラスの汗は酒かしら 六平太
花見ではグラスと呼んだワンカップ とくろう
家飲みの愚痴をグラスが聞き飽きる 睦悟朗
花一輪ワイングラスは何思う 忠平
暇なバーグラス磨かれ抜かれあり 四六郎
赤いグラスにトマトジュースは似合わない 団扇
思い出せぬ「赤いグラス」の歌詞の先 四六郎
割れるものだからグラスはダイソーで 帆波
泡のためとことん洗うビアグラス 帆波
サングラスマスクを取れば妻だった 唯夕
ホラを吹くようにガラスをふくらます 芳夫
機械注ぐ泡もピッタリ生ビール 六平太
ペアグラスちょうどここらが別れ時 直子
目が点になってもばれぬサングラス 令次
ポッキーをグラスに立てるおもてなし とくろう
「秀句」
人懐っこさは消せないサングラス 芳夫
五・六匹死んで程よい金魚鉢 直子
独り者ワイングラスに部屋の鍵 とくろう
「特選」
カウンターでショットグラスのカーリング 芳夫
軸 分かったような顔で味見をするワイン 正

 

五分間吟
「W(表現自由)」 丸山芳夫 選
「佳作」
ふところにぬくめる君とのキュンキュン 直子
重婚は罪だがちょっとうらやまし 正
アマゾンが届いてみればすでにあり こうせい
Wの悲劇犯人Wさん 四六郎
とがるより先がまあるいW好き 団扇
VふたつだけではないよUふたつ 団扇
チャイナからコロナに続き黄砂来る こうせい
波静か水面に映る夫婦岩 正
間違いはダブルチェックを通り抜け とくろう
いつ見てもピントがずれた君の顔 団扇
「秀作」
ホエールズ今だに三原思い出す 唯夕
駅に着くよく分からない西東 順風
二波三波宣言出して引っ込めて 正
「特選」
隔日のダブルキャストで盛り上がる とくろう
軸 三振の方が良かった併殺打 芳夫

まとめ 松橋帆波

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