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新春に続きまして、2月の紙上句会の結果です。
2月は、郵便物の配送のトラブルがあり、メールでのやり取りの方と、郵送での方の間に、日程的に大きなハンデが発生してしまいました。
そのため、公に募集のお知らせをすることを止めまして、新春ご参加の皆様を中心に、ひっそりと、開催させていただきました。
郵便事業の、土日配送の縮小は、想像以上に、不便を感じます。
精緻な逆算を、心がけたいと考えます。

さて、自由吟句評会から、掲載いたします。
続きから読む、すべてを読むのタグが動きませんので、
前回同様、相当な長文になりますこと、お許しくださいませ。松橋帆波

    自由吟 句評会
    日めくりをめくり明るい朝が来る 忠平
    新たな気持ちでその日に立ち向かう気持ち。よくわかります。仁子
    次点 日めくりカレンダーが懐かしい。台所の壁や柱に掛けてあった。朝、当番のようにめくった、破ったことを思い出しました。三郎
    失言王無意識のうち差別吐露 こうせい
    何かと物議を醸す森さんですが、今回も潜在的にある女性への差別が自然に出てきたのでしょうね。みいこ
    失言の多い政治家は、森さんにせよ麻生さんにせよあんまり物事を深く考えていないと思う。だからついつい言っちゃうのだ。正直と言えば正直。正
    一度出た言葉は消せないです。七五
    慣れるもの街ゆく人が皆マスク 四六郎
    評価 とくろう
    確かに素顔の人に違和感を持つようになりました。令次
    コロナ下、街を歩いている人はいまやほぼ全員がマスク違和感全くなし。早くマスクを取りた~い! こうせい
    もうすぐ一年。すっかり慣れました。六平太
    評価今は当たり前、収束の後どうなるのでしょう?七五
    異様なコロナ禍の世となり、皆が皆マスクは必需品となってしまった。三郎
    皆マスクにすっかり慣れました。但し、アベノマスクは見かけません。唯夕
    評価 以呂波
    次点 上五と中七の間に「だなぁ」が省略されている。芳夫
    赤ちゃんの安らか寝顔そーとする 南子
    次点 だけど頬っぺたつつきたい衝動にかられます。唯夕
    「そーとする」がわかりにくかった。「そっと見る」とか「そーと触れ」とかではないでしょうか。正
    表記としては「そっとする」でよいのでは。「そーとする」はイメージとしては「そぉ~っとする」だろうが、中々表記が難しい言葉だと思う。帆波
    テレワークの娘が主人ヅラをする 小鈴
    PCが使える。働いているんだぞ 何か分る分るです。六平太
    次点 PCの腕は若さに敵わない。四六郎
    主人面をした娘さんの意識、そう見えた作者の意識、日常との違いの理由。分かるような分からないような。団扇
    作者 コロナ禍においてテレワークになった娘。在宅でも家事は全てお任せで、態度の大きさは世帯主のようです。
    出産の時しか使わない「いきむ」 正
    見つけが素晴らしい。なかなか思いつかない。忠平
    評価 順風
    何十年ぶりにお産のクライマックスを思い出しました。痛過ぎて声もでないとはあのこと。小鈴
    「うーん」と唸ってしまいました。でもよく考えたら、便秘がちの人は男性でも、いきみますね。赤ちゃんでさえ。団扇
    次点 そういえば。よくぞ見つけたですね。睦悟朗
    トイレでもいきむということがあるのでは?みいこ
    疑問 「いきむ」のは排泄する時もあるんじゃないですか?仁子
    しこたまは飲んで女房に意見する 唯夕
    評価 順風
    評価 南子
    しこたまがいいですね。今日こそ妻に吐くというヤケクソ的な意気込みを感じます。小鈴
    次点 しこたま飲まないと女房に意見できない様子が面白く表現されている。しこたまを主語にしているところが面白いです。みいこ
    疑問「しこたまは」という使い方があるや否や?令次
    疑問「女房にしこたま飲んで意見され」、ではないでしょうか?渓節
    疑問 七五
    疑問 上五「しこたまに」では?芳夫
    珍しく地味なスーツは謝罪用 令次
    昔品質保証部にいたのでよくわかります。決して笑わずしおらしい顔で…結構大変です。睦悟朗
    現役時代を思い出す。忠平
    スキャンダルタレントですね。四六郎
    面白い発見句ですね。確かにわざわざ派手にすることはないでしょうが。本当ですか。団扇
    焼き芋と朝の布団のほっかほか みいこ
    布団の中のヌクモリは動かなくて得られるが、焼き芋のヌクモリは寒風をついて求めに行く苦労を伴う。団扇
    まあ当たり前と言えば当たり前の句なのだが、どちらも寒い冬を幸せにしてくれるという意味では、2つの並びはいいと思う。正
    次点 ほのぼのとします。七五
    次点 南子
    疑問 「朝の」は「干した」では?芳夫
    作者 焼き芋が大好きです。ほっかほかと心も温もります。朝方の布団も湯たんぽならぬネコたんぽ?でほっかほか。起きるのが勿体ない!
    行列発見条件反射即参加 以呂波
    得をしそうな行列。四六郎
    街中で人がズラーっと並んでいるとなんだろうと思いつついい 所に並んでしまうことしきり。条件反射のなせる業。オール漢字で表現がグッド。こうせい
    評価 直子
    なんの列だろう?取り敢えず並んでみて、「もしもし、なんの列ですか」「さあ、私も取り敢えず並んでみました」団扇
    次点 さすが。久しぶりのオール漢字。睦悟朗
    胴元に一度なりたいジャンボくじ 六平太
    皆夢を見ているのですね。七五
    評価 直子
    競馬では中央競馬会の取り分(てら銭)は25%。つまり75%は馬券を買う人に還元される。しかし、宝くじは55%がてら銭で取られる。(還元率45%)胴元の儲けは大きい。正
    私だったら、胴元になったらなったで、どうやったら当たりくじを握りつぶせるかなぁ?と良からぬことを考えそうです。帆波
    一輪になっても五輪やるという 団扇
    評価 とくろう
    全世界コロナの渦の中、本当に安全にやれる状況になるのか、多角的視点で討議されていないのでは?と不安になる。一輪の言葉が効いていると思います。みいこ
    次点 オリンピックの五つの輪はは五大陸(ヨーロッパ・アメリカ・アフリカ・アジア・オセアニア)を表すという。そのうちの一輪になってもつまりほとんどの国が参加しなくても強行するのではという句。そうなると逆にオリンピック精神に反しますね。正
    なんだか、太平洋戦争中の大本営発表みたいな。帆波
    次点 芳夫
    人様のお役に立てる馬鹿でよし 帆波
    お役に立てない私は。?ばかりは困る。六平太
    私にもそんなところがあります。頷けます。仁子
    立派な生き方です。七五
    こうしたお人好しの方がおられる。自他ともに「馬鹿でし」に自虐にも似た笑いと共感に拍手です。三郎
    不器用な人の開き直り。心意気。芳夫
    評価 直子
    次点 人間こうでありたい。忠平
    作者 大物議員さんはこういう人が多いです。私利私欲を捨てて(支持者という)誰かの私欲のために汗をかく。そんな人が出世するので、国がおかしくなるのです。
    世の中の仕組みに口を出すコロナ 七五
    これまでの常識を非常識にしたり。睦悟朗
    コロナを主語にした作りがいいと思います。令次
    評価 渓節
    評価 南子
    コロナは何にも言わないけれど、怖いです。唯夕
    その通りですね。何から何まで口を出します。だが待てよ、そもそも自然環境に口を出したのは人間ですね。団扇
    次点 確かにコロナを通じて、世の中のひずみが浮き彫りに・・・。芳夫
    黙食の目と目がニコリおいしいね 睦悟朗
    評価 渓節
    レストランの壁に貼っておきたいですね。おしゃべりな迷惑な客も一撃できそう。小鈴
    黙って食事をするのは味気ないですがデートでの二人の食事で 眼と眼でのサインはなんかホッコリした気分に。こうせい
    どんな間柄なのか、いろいろ考えると楽しい。芳夫
    次点 美味しく食べている時、目が合えばこうなるでしょうね。仁子
    うまいものは旨い。七五
    疑問 黙食より完食の方がおいしいと思います。唯夕

    あなたとの間に残るアクリル板 とくろう

    評価 コロナが収束してもアクリル板は残ります。七五
    今流行りの「アクリル板」を上手く比喩に使った。芳夫
    コロナ収束でアクリル板が早くなくなると良いですね。唯夕
    どんな間柄であろうとも、仲を隔てるアクリル板。乾杯もアクリルにゴツン。団扇
    アクリル板越しに液晶操作する。コントみたいな。帆波
    作者 これ下六ですが、敢えてモヤモヤが残る形になりました。
    綱並みの休業補償要る飲み屋 渓節
    次点 さすが3月場所は正念場でしょうが。睦悟朗
    疑問 七五
    「綱」は横綱のことか?横綱は休場しても給料(月額300万円)は保証されているらしい。飲食店の休業補償は横綱の給料くらい要るということだろうか?ちょっとわかりづらかった句。正
    休業補償は一時所得になるので、来年の今頃、税金が払えなくて閉めちゃうお店が増えるのではないかと。帆波
    消すつもりないけど消えてゆく記憶 直子
    そうなんですよねえ。睦悟朗
    一方で、忘れたいけど忘れられない記憶というものもあります。令次
    逆に、消したい記憶は消えぬもの。四六郎
    本当に消したくない大切な記憶さえ、そのうちに消えていくのではと思うことがあります。みいこ
    歳を取ると記憶力が失せる驚きを強く感じます。仁子
    評価 本当に困ってしまいます。歳という荷物。七五
    評価 以呂波
    次点 南子
    ひと通り講釈きいて骨を揚げ 順風
    評価と疑問(骨を揚げ)は(骨を上げ)かと思いましたが、(骨揚げ)という表記もあるようですね。なんだか骨付きチキンの唐揚げみたいですが。とくろう
    次点 火葬場で必ず聞かされます。六平太
    疑問 葬儀の収骨のことを詠んでいるのでしょうか?としたらお骨は フライではないので揚げるではなく上げるのが正では。それと も鯵のから揚げの二度揚げなら理解できますが?こうせい
    何年か先、我が身の事か。七五
    元気良い腸から届く定期便 仁子
    評価 南子
    評価 下五「テイキビン」とも読ませて爽やかに変身。
    以呂波
    次点 渓節
    次点 下(しも)がかった話になる処を、綺麗に表現した。芳夫
    よくわかりませんでした。直子
    うらやましいね。七五
    空からの新・国立はティッシュ箱 芳夫
    評価 順風
    評価 渓節
    そう言われて、ネットで検索してみたら確かに真ん中のえぐれ方がティッシュの箱に見えた。大発見。但し、ティッシュ紙は出ていなかった。正
    次点 まさにティッシュ箱のようです。六平太
    このティッシュは、鼻をかむのか?涙をぬぐうのか?どうなる五輪!帆波
    疑問 ティッシュ箱が何の比喩なのかわかりませんでした。ぜひ教えてください。小鈴
    疑問 何の事かわかりません。仁子
    よくわかりませんでした。直子

    続きまして課題吟です。今月より、紙上句会の場合は4題に挑戦していただきます。
    ◎課題吟「鬼」辻 直子選
    「佳作」
    鬼ばばあより短命な鬼じじい 帆波
    年金に鬼門の孫が電話口 令次
    鬼殺し酒も製造桃太郎 六平太
    子の自立望んで親は鬼になる 南子
    鬼に金棒猿に如意棒良い勝負 団扇
    ここが勘所 心を鬼にする 芳夫
    ぼくの母さんもやっぱり鬼子母神 帆波
    時の人に鬼千匹のツイッター 六平太
    正攻法では頷かぬ天邪鬼 四六郎
    うちの嫁鬼千疋を手なづける こうせい
    「秀作」
    〇〇の鬼は至上の誉め言葉 睦悟朗
    ノックもう百とコーチは軽く言う 芳夫
    弱虫が今日も飲んでる鬼殺し 六平太
    「特選」
    鬼婆と言われ楽しむ好き勝手 南子
    軸 記憶にはございませんと鬼嫁に 直子

    ◎課題吟「電動」松橋帆波選
    夢描く電動調理完全化 南子
    電池切れ電動工具手動不可 唯夕
    天下の険ケーブルあればちょちょいちょい
    EVに変えて私も脱炭素 睦悟朗
    故障したマッサージ器に挟まれる 四六郎
    人手無く電気仕掛けの寺の鐘 六平太
    避難所に希望の明かり発電機 順風
    真っ暗は怖い豆電球にする 芳夫
    じいちゃんが汽車と言うのは電車です 令次
    大きなお世話便座の蓋がスッと開く 団扇
    「秀作」
    停電下臨時休業家事炊事 以呂波
    コードレス目には見えない不信感 唯夕
    リモコンを光線銃のように向け 芳夫
    「特選」
    寒いのにそこに立つなよ自動ドア 令次
    軸 火力発電で冷やしている炉心 帆波

    ◎課題吟「きらきら」丸山芳夫選
    「佳作」
    自粛令ミラーボールも泣いている 渓節
    きらきらの瞳あっかんべーも出来 四六郎
    受験の日きらきら見える隣の子 唯夕
    高校球児はしてはいけないネックレス 正
    満天の星の下でもつけた嘘 令次
    キラキラの瞳で別れ告げられる 小鈴
    何の粉なのかキラキラする現場 帆波
    きらきらが脂ぎってきてぎらぎら 正
    煌めいていたかもしれぬ育児中 みいこ
    八十路とて瞳きらきら好奇心 南子
    「秀作」
    好きに生きろと父の星母の星 睦悟朗
    歌手消えてあの一曲はまだ光り 四六郎
    ピカピカのランドセルから足が生え 令次
    「特選」
    凍て付いた滝に朝日がご挨拶 七五
    軸吟 お星さまの遊戯 電球外すよう 芳夫

    ◎課題吟「すこぶる」小野六平太選
    「佳作」
    横綱不在すこぶる軽い優勝旗 正
    何ねだろ爺がすこぶるご機嫌だ 睦悟朗
    父退院母のすこぶる良い機嫌 南子
    好調な時ほど恐い時はない 順風
    看る嫁へすこぶる冴える減らず口 小鈴
    彫物をした人が湯を埋めている 芳夫
    恋の歌まだまだいける好々爺 直子
    うたた寝にすこぶる気持ち良いお経 正
    頗るが読めずすこぶる恥をかく 睦悟朗
    悪ぶってすこぶる付きの優しい子 とくろう
    「秀作」
    青空がすこぶるきれい手を伸ばす みいこ
    ばぁさんになっても妻はいいおんな 帆波
    箱単位すこぶる安く無駄も買い 睦悟朗
    「特選」
    酒で飲む薬が有ればめっちゃいい こうせい

    以上、川柳マガジンクラブ東京成増句会2月の紙上句会、結果でございます。

     

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