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仙台にも本格的な桜前線到来です。

しかし、花も八分のころに何と雪が降りまして、文字通り「桜隠し」となってしまいました。

そのお陰か?花見のシーズンが少し長くなったように感じられたのですが、その花見の寒いこと。早々に茶店へ逃げ込んで内から暖をとる羽目になりました。

歴史的な長雨、そして暖冬、4月の降雪と近頃のお天気は変ですね。

ともあれ、桜満開とあってダウンベストを羽織り、管理人も花見をして参りました。仙台市内では定番の榴ケ岡公園、有名な福島県三春町の滝桜、何処も人人人の大混雑。それで、つくづく近所のお寺さんの桜が一番だと通感したわけです。冒頭の桜の写真がそれなのですが、桜と雲がいい塩梅だと思いませんか。

花見の名所・榴岡公園(仙台市宮城野区)


 

第116回 川柳マガジンクラブ仙台句会

 

開 催 日   平成31年4月20日(土)

開催場所   仙台市太白区中央市民センター

参 加 者

西村晴子さん、木立時雨さん、笹美弥子さん

佐藤安子さん、佐藤岩嬉さん、島文庫の6名

 


 

第1部 「 句 評 会 」

 

定例の句評会からの報告です。

 

〇航跡をクレッシェンドにして未来 

■句評/クレッシェンドって?音楽用語で「次第に強く」の意味みたいです。なるほど、それで未来なんですね。

■作者「時雨」/船の航跡は速く走るに連れ、くっきりと広く波形を残します。そうすることで先へ(未来へ)進む。

 

〇緋牡丹の戦や首の悉く

■句評/緋牡丹のお竜?懐かしいね。バッタバッタと首を跳ねるなんてアクションというより怪奇ものですね。(笑)違うと思います。文字通りの意味でしょ。上五を「紅椿」にした方がいいのでは。

■作者「文庫」/この句は川柳と言えるのか?自信がなかったので、皆さんにお尋ねしたいと思いました。戦と言っても擬人化に過ぎず自然現象のみですから。

 

〇新元号値上げラッシュを連れて来る

■句評/確かに次々と物の値段が上がってますね。でも、令和がそれを連れて来るっていうのはどうかな?余り断定せずに中七の助詞を「も」にしてみては?

■作者「安子」/改元景気と言っても生活物資まで値上がりするのではたまらない。まもなく消費税率まで上がる。収入は変わらないのに・・・。

 

〇「ああ上野駅」梅に送られ半世紀

■句評/団塊の世代の悲哀ですね。井沢八郎の歌謡曲がすぐ浮かんできて臨場感があるね。下五の「半世紀」は軽い、「五十年」にした方が時の永さを読み手に訴えるのではないか。

■作者「ひょうご」/ひょうごさんは都合により欠席でした。

 

〇頭なででもらいたいのでリンスする

■句評/リンスって必要なの?リンスは中和剤だから、髪を傷めないために使った方がいいんですよ。それで、綺麗になった頭をナデナデしてもらいたいというわけですね。誰に?

■作者「美弥子」/私の事ではないのです。でも、頑張ったら褒めて欲しいよね。褒められて伸びるんだから。催促しなくともね(笑)

 

〇進化する?社会退化する!人間

■句評/疑問符、感嘆符が効果的ですよね。対立する二つの要素を視覚的にも明確に対比させていて巧みですね。意図も明確。

■作者「岩嬉」/疑問符、感嘆符を実験的に使ってみました。進化は人間を退化させたと思うのです。進化と退化、社会と人間、二つの対立軸が意図通り伝えられたでしょうか?

 

〇耳底に玉音いまだ蘇る

■句評/「いまだ」は意味的に「いまも」ではないか?終戦を告げる天皇陛下のお声が、ずっと耳に付いて離れない。戦時を経験した人ならではの句ですね。平成天皇の御退位でまたも蘇ったのでしょうか?

■作者「瑛香」/瑛香さんもご都合で欠席されました。

 

〇日当たりに集う雀もひなたぼこ

■句評/「雀も」ですから、ご自身もなのでしょうね。「日当たり」と「ひなたぼこ」は同じ意味合いの言葉なので、上五に新たな情報を組み込むことで表現が広がって来るのでは?例えば上五を「不景気に」とか「被爆地に」とかね。時事吟に仕立てる手もあるよね。

■作者「晴子」/半畳ほどの日の当たる空間に雀が集っていたのを目撃したので、何とか川柳に仕立てたいなと思いました。なるほど、おっしゃる通りです。再考してみます。

 

今月の学び!

〇川柳も文学のひとつ!

 音律と共に文字列の並びにも留意する。

〇必然性のある記号の使用はОK!

 !・?( )「 」など、要は必然性!

〇川柳は、共感を得る文芸。

 「ひざポン!」をどれだけ得られるか?


 

上杉城跡の桜(山形県米沢市)

久方の光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ (紀友則)

  花の雲鐘は上野か浅草か   (芭蕉)

  散る桜残る桜も散る桜    (良寛)

 古より、日本人は桜をこよなく愛してきたことが、歌人や俳人の名作からもよくわかります。ところで、川柳界ではどうかと言いますと、

夜ざくらの闇へいきなり大欠伸 (浜夢助)

桜暮れはじめて棄子だとわかり (川上三太郎)

恋せよと薄桃色の花が咲く (岸本水府)

夕ざくら父が泣くので散りはじめ (時実新子

こんな具合で、絢爛に咲き誇る桜に対しは、冷ややかであるように感じられます。「咲イタ花ナラ、散ルノワ覚悟、見事散リマショ、国ノタメ」の名残りでしょうか?

 

三春の滝桜(福島県田村郡三春町)

 

それはさておき、上の写真は福島県田村郡三春町にございます樹齢1000年超といわれる名木「滝桜」です。日本三大桜のひとつで天然記念物に指定されています。「紅シダレザクラ」という種類らしく「ソメイヨシノ」と比べ花弁のピンクが鮮やかでした。それにつけてもよく1000年も生きのびたものです。

 


第2部 「 句  会 」

 

 今月の宿題と選者、結果は次の通りです。

 

宿題『わるさ』 木立時雨 選

〇佳作

西瓜抱え一目散に逃げる子ら 安子

おふざけの範囲を越えているいじめ 美弥子

のら猫のわるさにまいり策をねる 晴子

新月になると獣が下りてくる 文庫

いたずらっこ立たされていた木の校舎 安子

地獄から餓鬼が引っ張るふくらはぎ 文庫

◎秀句

耳早がちいさな悪さ繰り返す 美弥子

ワンパクと言われるうちは上り坂 岩嬉

わるさでも可愛いければ許しても 晴子

◎特選

マスクからオダヅモッコがあふれでる 岩嬉

 

宿題『ふっくら』 佐藤安子 選

〇佳作

まるかじり今日も吾が骨ふっくらと 時雨

果樹園のふっくら実りて客を待つ 晴子

繊細なこころで包むシュクリーム 美弥子

春を待つつぼみふっくらほんわかと 晴子

木もれ日へかざす掌ふくらんで 岩嬉

味噌汁と鮭とご飯で日本人 文庫

◎秀句

ふくよかに生きて風には飛ばされぬ 時雨

体重も増えてきたよな影法師 岩嬉

満帆に青雲孕み鯉のぼる 文庫

◎特選

柔肌を3Lサイズ包みこむ 美弥子

 

すこし寂しい、 4月句会風景です。


 

5月句会の開催予定

 

開催日時  平成31年5月18日(土) 午後 1 時から

開催場所  仙台市太白区中央市民センター 3階

宿  題  「告白」 2句、 「若々しい」 2句

会  費  会員1,000円、 非会員1,200円

※6月度の句会は「6月15日(土)」で、宿題は「楽しい」と「ローン」です。

 


 

あなたも川柳句会を体験してみませんか?

お試しの参加費は、無料です。

ご参加をお待ちしております。

 

※句会に参加ご希望の方は、下記のホームページから、

必要事項を記入してお申し込み下さい。

https://shinyokan.jp/senryuclub/sendai/

 

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