第八十一回川柳マガジンクラブ神戸句会報告
二〇一九年三月二十一日
出席者 順不同 敬称略
長島敏子 河合受身 こやまひろこ 山本としや
盧光来 石川憲政 田中おさむ 大西骨歩
井上登美 城戸幸二 吉井扇久 小倉しゅううち
毛利きりこ 計十三名
席題 「膝」 田中おさむ 共選
佳作 転ぶ度明日の再起を誓う膝 憲政
買い物も持って上れぬ喜寿の坂 受身
白昼夢膝枕した耳そうじ 憲政
見逃した三振膝が笑ってる 受身
生き抜いた証いびつな母の膝 ひろこ
ルンルンと膝を交えて旅プラン 光来
すりむいた膝に赤チン昭和の児 きりこ
秀句 膝ポンと父の機嫌がよくわかる 登美
膝詰めに妥協迫られ落城す としや
特選 兄ちゃんになって譲った母の膝 光来
(選句評:兄弟で取り合いをしたママのひざの温さを思わせてホンワリする句)
軸 花粉症目薬をさすひざ枕 おさむ
席題 「膝」 河合受身 共選
佳作 彼岸会の坂に嘆きの膝小僧 敏子
膝ぽんと父の気嫌が良くわかる 登美
耳掃除順番を待つ父の膝 きり子
ひざ枕された夢など見たいもの 扇久
兄ちゃんになって譲った母の膝 光来
転ぶ度明日の再起を誓う膝 憲政
生き抜いた証いびつな母の膝 ひろ子
秀句 疲れたら膝は泣かずに笑ってる 幸二
今は昔どうだと見せた膝小僧 ひろ子I
特選 下り坂膝が勝手に走り出す としや
(選者評:膝が笑うブレーキの効かない足。私も経験がある)
軸 買い物を持って上れぬ喜寿の坂 受身
宿題 「架空」 長島敏子 共選
佳作 終末期我が家で過ごす夢話 受身
開幕から矢野阪神がぶっちぎり 扇久
神様は妻の口からお告げ言う しゅういち
特選 夢かうつつかこの世のことはみな架空 敏子
(選者評:そのたび同胞のことを思う)
軸 神様は妻の口からお告げ言う しゅういち
句評会
最下段の数字は「考えさせられた句として△印をつけた数です
遺伝子の欠片くっきり二世たち 登美 1点
姿見る映る老いぼれ誰だろう 光来 7点
力強く書く尊厳死宣言 扇久 3点
雛飾る異国の生まれかも知れぬ おさむ 0点 2
憧れた女優切ない老婆役 ひろこ 3点
墜ちた一円しゃがめぬ膝に見捨てられ としや 9点
ひとの句の良さわかりかね川柳子 骨歩 5点
言い訳を考えている傘の中 敏子 2点 1
薬効より見事に利いた副作用 受身 9点
ひなまつり男が生まれなぜ不思議 しゅういち 0点 4
オレオレに亡くした子かと騙される 憲政 7点
表情は読ませぬすっぽりとマスク きりこ 0点
去年出来たことが出来ずに老いを知る 幸二 6点
近況報告など
▼美空ひばりの「一本の鉛筆」を聞きました。松山善三の子の歌詞のすばらしさに感動。
▼自転車を買いました。晴れた日は足の運動です。
▼午前午後二つの講座合同で神戸の句碑三基巡りの吟行を開催。花隈の自治会館で句会。そして世津さんに紋太先生のお話もしていただいた。懇親会もよかった。
▼先週京都に一泊旅行。タクシーの運転手が外国人を乗せた時細い細い路地に入ったところが民泊だったというはなしでした。
▼この冬はふぐを十分食った気がしないので淡路島三年ふぐを食すバス旅行に参加。添乗員がなんと十九歳。私の末孫より若い。今昔の観あり。
▼今日の席題「膝」階段の下りに注意を払う。無事を確認しながら老いを感じる。
▼孫二人の大学合格祝いにボーリングと食事をした。娘・婿・孫らと十人のボーリング大会では最長老の私が百九十点で見事優勝。週一回のボーリング会のおかげ。
▼年々不漁になるいかなご。悩んだ末に二キログラム煮る(キロ当たり二千九百六十円)岡山の友人そして子供に送り我が家には百グラムほど。来年はどうなる?
▼藤沢周平の「蝉しぐれ」を詠みました。お酒の燗の字が火篇に間の漢字になっていて気になりました。
▼先日の「きゃびん川柳会」で初めて地賞をいただきました。次回は天を目指す。経験は力と言うことかも知れません。
▼差し歯が悪くなり入れ歯となった。毎晩の取り外しが大変そう。根っこを抜くと医者は言うが残してもらった。
▼桜も満開、花キューピットからバラのアレンジメント等、孫からメール。うれしい誕生日?
今後の予定
四月例会 四月十八日 (木)
たちばな研修センター
宿題「くどい」
二〇十九年今後の予定お題
五月 リアル 六月 予防 七月 秒 八月 抜く 九月 おかず 十月 余分 十一月 瞬時 十二月 作法
報告者 城戸幸二
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