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        川柳マガジンクラブ東京句会

  第147回川柳マガジンクラブ東京句会が平成31年2月10日に東京都文京区「駒込地域活動センター」にて開催されました。入試の関係で駒込学園が使えず、植竹団扇さんのお世話よりここで開催されました。出席者はお世話役の松橋帆波及びいとうさとこ、大谷仁子、菊池順風、こうせい、佐道正、高田以呂波、高塚三郎、唯夕、丸山芳夫、丸山松枝の各氏と星野睦悟朗の12名、欠席投句は植竹団扇、小野六平太、長谷川渓節、宮本游子各氏の4名でした。

当日の題、選者、入選句などは次の通りです。

Ⅰ、自由吟互選と句評会

句の上の数字は3句ずつ選んだ互選の得票数です。ゼロ票句やコメントの少ない句は松橋帆波さん、佐道正さん、星野睦悟朗がコメントしました。発言者の前に?をつけたのは、疑問等があって発言した人です。

夫婦関係で玉子に並ばされ      帆波

  ?芳夫「何のことかよくわからなかった」

正「(スーパーなどの)本日の目玉商品一人一パックなどでしょう」

  蓬莱国老老長寿徐福様        六平太

  「不老長寿だから老老長寿という面白い見付けなのになぜゼロだったのだろう」

の声あり。

  玉鷲の賜杯飛ばした大嵐       游子

  ・・・同じ日に嵐の解散の発表がありました。

「よくぞ詠んだ。第2子まで誕生した日だったのに」

作者の弁「私は相撲ファンで、嵐のファンではない」

  ガラケーからスマホに変える大決心  こうせい

  鑑定団にチャンネル合わせリラックス  仁子

  正「「鑑定団」はほかの番組でも成り立つ、いわゆる動く句ですね」

病院へ歌のサービス合唱部      松枝

作者「昔学校で歌っていたのは歌うだけだったが、今昔所属していた人がボラン

ティアをしている」

1 快不快ラジオ明快声話術       以呂波

  ?唯夕「わからなかった」

さとこ「字づらが面白かったので選んだ」

「せいわじゅつ」か「声と話術」かなど様々に取られたようで議論がありました。

作者「最近見たいテレビがないのでラジオをよく聞きます」(声と話術だったらしい)  

1 ハン押してそれでも部下の所為にする 三郎

2 源氏名も「聖子」裏も表もありません さとこ

順風「しばらくぶりに源氏名を聞きました。裏も表も・・・が面白い」

芳夫「ペンネームでもよい。自分のことを面白く言った。裏表なくがいい」

・・・聖子をかぎカッコにしたことで、読むときに切れてしまうというご意見が

ありました。

作者「新葉館の本を読んでいまはいいなあとおもった」

3 議事録にすれば2行で済む会議    正

3 ショッピングカー言張る妻のシルバーカー 順風

・・・豆自動車だろうか、買い物用などの押して歩く車だろう、などいろいろな

意見が出ましたが、お年寄りが押して歩き、座ることもできる車の業界推奨用語

だそうです。

 

なんとここから5句が4票で並ぶというこれまでなかった珍事?が起きました。

4 肩の荷をしばし忘れて昼の酒     唯夕

  ・・・昼から飲んでいる人は肩の荷がない人が多いのでは、なんて皮肉も出まし

たが、作者は「肩」という題で作ったそうです。

4 かかりつけ医のパソコンにわが命   睦悟朗

  ・・・近頃の医者は、と批判的に共感した意見が出ましたが作者は「私のかかり

つけ医はパソコンを私と覗いて過去からの傾向などを話し合います」と肯定的でした。

4 物を乞うように血圧計に腕      芳夫

  ・・・言われればそうだがよく見つけた、という声が多かったです。作者によると

病院の待合室においてあるのをみんなが使うのを見ての句だそうです。

4 幸せのレシピは愛が調味料      渓節

  ・・・欠席の作者のコメントでは、ある会の「レシピ」の題で出したら没だった

のでこちらに出してみたそうで、出席していれば喜んだでしょう。

4 尾てい骨より肩甲骨に夢がある    団扇

  ・・・上のほうにあるから、尾てい骨は退化した骨だから、などの意見があり、

頭蓋骨はもっといいのでは、とのお混ぜ返しもありました。

 Ⅱ、宿題

宿題は「聖」で佐道正さんの選でした。

選者の弁「難しい題だったようです。どうしても「聖」にこだわり、発想を広げるのが難しかったようです」

「佳句」

聖なるはハンセン平和資料館       三郎

聖域を守る官僚ウソもつき        順風

ピーポーピーポー松田聖子はとまらない  さとこ

聖橋ここを渡ってお茶の水        三郎

わびしさや一人残業イブの夜       渓節

柳聖を名乗ってみたが無視される     唯夕

ちょっとだけ聖人になる休肝日      睦悟朗

聖バレンタイン翌日から半値       帆波

聖護院大根でした元カレは        帆波

広辞林も聖書も棚にでんと置く      三郎

手紙出したい天皇に姓が無い       芳夫

定年の坊様日々のおさんどん       仁子

「秀句」

朝ドラに壇蜜様のご降臨         唯夕

聖戦と言って仕掛けるエゴとエゴ     順風

聖路加での無事を本願寺で祈る      芳夫

「特選」

聖域はないとハッカー嘲笑う       睦悟朗

「軸」

聖書置くホテルで変なビデオ見る     正

Ⅲ、五分間吟

最後に宿題トップの星野睦悟朗の出題及び選で五分間吟をやりました。課題は「化粧」でした。

「佳句」

花電車今日見納めの死化粧        芳夫

化粧うっすらと朗読ボランティア     芳夫

老いたってやはりスッピン恥ずかしい   仁子

昨今は男女を問わず派手に化け      以呂波

ここまでがお化粧ですと首に線      芳夫

化粧落とした顔を知ってる不幸せ     正

色っぽい小指の仕草紅をさし       以呂波

化粧品だけのバッグを持っている     正

整形を超える美魔女の化粧術       帆波

薄化粧寝化粧よりも少し濃い       帆波

箱に居る人に明るくうす化粧       仁子

「秀句」

雪化粧程度で止まる東京都        帆波

CMでコミットしない化粧品       こうせい

口紅が付くのでキスはしたくない     正

「特選」

ヘルスメーター化粧落として足を乗せ   順風

「軸」

爪赤く塗って勝負の貌になる       睦悟朗

 Ⅳ、次回以降の予定 

1、3月の予定

日時 : 平成31年3月10日(日)駒込学園

内容 : ① 句評会

② 句会

宿題「抜ける」 3句

③時間があれば席題で五分間吟など

2、4月の予定

お世話役さんのご都合がつかず4月14日(日)は中止になりました

3、5月の予定

日時 : 〇〇元年5月12日(日) 駒込学園

宿題 : 「連続」および「平成を振り返って」

それぞれ三句詠

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