早いもので、もう3月です。仙台もいよいよ春めいてまいりました。二十四節気の啓蟄も近いとあって、冬の間、鳴りを潜めていた管理人の虫もウズウズ騒ぎ始めております。
さて、以前にも当ブログでご紹介申し上げましたが、東北初の常設寄席、「魅知国(みちのく)定席・花座」がオープンして間もなく1周年(4月1日)を迎えます。
この寄席は仙台の中心市街地で一番町という商店街、仙台三越本館の直ぐ近くにあります。収容人数は約30名と小さな規模ですが、それでいて毎日興行しているのですから、全国的にも珍しい寄席かも知れません。
公演1ケ月間のうち、月の半分以上は、日本落語芸術協会所属の前座、二つ目、真打の落語家さんが出演され、仙台に居ながらにして、間近に本格的な落語を楽しめるのですから、実にありがたいことです。
管理人も先ごろ、花座の夜の部に参りまして、三遊亭游馬師匠の「百年目」を目と鼻の先で拝聴してまいりました。さすが、遊馬師匠!久々に本格的な落語をたっぷりと堪能させていただきました。笑いも百薬の長です。仙台へお越しの際は、是非「花座」をお訪ね下さい。(本ブログ中段に落語関連記事を掲載)


魅知国(みちのく)定席 花座
所在 仙台市青葉区一番町4丁目4番23号
電話 022(796)0873
第114回
川柳マガジンクラブ仙台句会
開 催 日 平成31年2月16日(土)
開催場所 仙台市太白区中央市民センター
参 加 者
西村晴子さん、笹美弥子さん、矢口瑛香さん、
大久保もとじさん、木立時雨さん、柳川ひょうごさん、
佐藤安子さん、佐藤岩嬉さん、島文庫(管理人)の9名
第1部 「 句 評 会 」
定例の句評会からの報告です。
〇秋篠に霞立ちたり木槌の音
■句評/一見、俳句風に仕立てていますが、秋篠の宮さまのことですよね?木槌の音とは何をさすのでしょうか?多分、眞子様の新しい生活に霞が立ってきたということかも?秋篠の宮の新居の話では?なさそうですね。木槌がよくわからない。
■作者「文庫」/ご推察の通り、眞子様のご婚約の一連の問題で秋篠の宮さまのご心痛を察しまして、僭越ながら作りました。ちなみに、秋篠の里は霧とか砧の枕詞なんです。
〇便利さの陰ではびこるバイトテロ
■句評/バイトテロって何?コンビニとかファーストフードのでっちあげ事件のことですよ。あれはヒドイですよね。店の信用とか食の安全性を根底から覆す。最近、フェークニュースとか言って、デマを拡散することが多くなってきましたから。情報伝達の利便性に対する批判精神もありますね。
■作者「安子」/SNSで反響を得るためにわざと問題を起しで話の種をでっちあげる。コレって犯罪ですよね。起こされた会社も迷惑でしょうが、聞かされる我々も迷惑です。何を信じていいのか分からなくなってしまいますから。
〇疲れます年寄りらしく生きるのも
■句評/面白いね。作者は年寄りと思っていないのかも?
元気は何よりです。
■作者「岩嬉」/周囲の期待に応えて年寄りとして生きる。そこにはそれなりの気苦労があるのです。わざわざ腰を曲げて歩くのも結構疲れますよ(笑)本当はまだ年寄りではないと言いたいのですが。
〇故郷はハードディスクで劣化せず
■句評/アナログは伸び縮みしたり、劣化したりするが、ハードディスクなら、いつまでも色褪せずに残るということかな?心の中の故郷はずっと変わらないと言うことでしょう。(ひとしきり、昔の仙台の街の話で盛り上がりました)
■作者「時雨」/私の故郷は帰省する度にドンドン変わっていきます。とても寂しい思いですが、故郷の思い出はいつまでも変わらず昔のままです。変わらずいて欲しいと思うのですが、無理ですよね。
〇「ゆるして」の声活かされず(ぬ)子の悲鳴
■句評/親が何で自分の子を殺められるのか?狂気の沙汰ですね。「」は必要なのかな?意図があっての「」だから必要なのでは?「ず」と「ぬ」の選択も意見の分かれるところですが、ここは一旦「ぬ」で切って「子の悲鳴」と続けた方が良いという意見も。(この世には狂気の人間も確かにいるのだ。という事を思い知らされた事件でした)
■作者「ひょうご」/中七の「ず」と「ぬ」の助詞の使い方で迷いました。様々な方が関与していて、何で子供を助けられなかったのか残念で仕方ありません。少子化を問題視しているのに悲鳴をあげている子供達を助けられないなんて、本末転倒も甚だしい。
〇鬼遺らい妻従えて無事に済み
■句評/節分の豆まきの風景ですね。妻従えて?本当は妻に従いの誤りでは(笑)ご夫婦がよく見えてとても良い句です。
■作者「比呂朗」/作者の比呂朗さんはお休みでした。
〇赤ちゃんの愛嬌には敵わない
■句評/中六、字足らずですね。愛嬌に変わる言葉がないですかね。「笑い顔には」ではありきたりですか?赤ちゃんの仕草はどれも可愛いですよね。
■作者「晴子」/孫のことを書きました。(娘と孫とでは、可愛さが違いますから)
〇自販機の熱き茶求む冬の暮れ
■句評/当たり前過ぎますね。夏だったら面白いのですが。「熱燗求む」でも面白い。下五だけ変えて熱き茶求む二日酔い、ではどうかな。
■作者「瑛香」/やっぱり、普通過ぎましたね。色々なご意見をありがとうございます。
〇まかせてとデパートめぐり娘が誘う
■句評/服を身立ててやることを口実に、ちゃっかり、自分のものも買い、支払いを親に託す娘の魂胆ですか?男親は娘には弱いですからね(笑)
■作者「美弥子」/長女とのことです。ちなみに、支払いは娘がしてくれました(笑)
〇この近所老いの花咲く助け合い
■句評/綺麗すぎます(笑)。微笑ましい情景ですね。お茶飲み友達同志かな?「老いの花」はよいフレーズです。「老いの」の「の」は「が」の意味なんですね。
■作者「もとじ」/「老い」と云うと暗いイメージですが、「老い」に花を咲かせることで高齢化社会も楽しく暮らせるのではないかと。
今月の学び!!
川柳の鍛錬は、多作他捨!
句会や大会で抜かれるか否かは別もの、
しっかりと自分の心を見つめよう。
川柳と落語は身内江戸の花
落語は、元禄時代の頃から始まり、江戸の文化のひとつとして一大ブームになったようなのですが、ご存知、水野忠邦の「天保の改革」によって、庶民への網紀粛正が行われ、次第に寄席も下火になってしまったようです。
しかし、幕末になって再び蘇り、明治、大正と花開き、名人大名跡が続々登場するのですが、それからも落語界の浮沈は繰り返され、現在の落語ブームに至っているようです。
ウィキベキアによれば、落語は狂歌の会席の座興の噺として語られたのが始まりのようで、狂歌は川柳のご先祖さまですから、落語と川柳はまんざら無縁ではなさそうです。
確かに落語には、川柳にあるような滑稽さや人情味、風刺といった穿ちの共通点があるように思われます。お互い親戚同士ですから、それも当然ではあるのですが。

第2部 「 句 会 」
今月の宿題と選者、結果は次の通りです。
◎宿題『めぐむ』 島 文庫 選
この頃はみんな美人に見えてきた 岩嬉
芽ぐむ春枝の先っちょ色気づく ひょうご
低所得神も配分困ってる 時雨
お裾分けお互い様とよい昭和 もとじ
上からの目線恵むと云っている 美弥子
〇秀句
寄付つのる痩せた子どもの瞳が痛い 安子
食べのこしごめんなさいとゴミに捨て 瑛香
お寺さんお布施と言ってカンパする もとじ
〇特選
ほっこりの土から芽吹くクロッカス 晴子
〇軸吟
金縷梅の芽吹き少女の笑い声 文庫
◎宿題『わんさか』 大久保もとじ 選
わんさかと期待春節タイに負け ひょうご
かくれ名所わんさかと来る中国人 瑛香
大部屋女優今は個性派大女優 瑛香
戦いのゴング値引きのシール貼り 時雨
HОSPITAL何を望んで押しかける ひょうご
〇秀句
満帆に税を集めて空母買う 文庫
鬼は外わんさと豆を撒く神社 安子
切り捨てた数字わんさか押し寄せる 岩嬉
〇特選
園児の手から稚魚の明日が泳ぎだす 美弥子
〇軸吟
菜園はミミズいっぱい出番待つ もとじ

句会メンバー紹介「木立時雨さんです。よろしく」

2月の句会風景です。
3月句会の開催予定
開催日時 平成31年3月16日(土) 午後 1 時から
開催場所 仙台市太白区中央市民センター 3階
宿 題 「人参」 2句、 「ややこしい」 2句
会 費 会員1,000円、 非会員1,200円
※4月度の句会は「4月20日(土)」で、
宿題は「ふっくら」と「わるさ」です。
あなたも川柳句会を体験してみませんか?
お試しの参加費は、無料です。
ご参加をお待ちしております。
句会に参加ご希望の方は、
下記のホームページから、
必要事項を記入してお申し込み下さい。
https://shinyokan.jp/senryuclub/sendai/
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