一月六日の奈良駅周辺は遅めの初詣客で一杯かと思いきや、陽射しも無く寒風吹きすさぶ街中に人影は少なめ、それにも負けず恒例の川柳マガジン奈良句会の会場蕎麦処「かえる庵」に集まったのは11名(敬称略・山中あきひこ、池田みほ子、山崎夫美子、山下怜依子、佐藤かえる、山田恭正、香衣古、柴橋菜摘、太田のりこ、中堀優、板垣孝志)
大晦日には百人の蕎麦通をこなし正月から休みなしの庵主・かえるさんの美味しいお蕎麦を戴いて早速第一部の句評会に突入。
没句にはそれなりの要因が有るのだが、自分の思い込みの部分があるので案外見逃している場合が多い、他人の感想を聴くのは良い勉強になる。
ただし選者との相性なのか、何でこの句が没という場合もある。今回一番人気になったのは【刺客は後にスクランブル交差点・夫美子】にが要るか要らないかとの指摘もあったが、前向きで歩かねばぶつかるスクランブル交差点、無防備な背後に眼をつけた作者の視点は鋭い。
新葉館から最近出版された赤松ますみさんの句集のあとがきに「言霊」について触れてある{言葉に宿る不思議な力。そのように書けばそのようになる}たとえば樹が倒れという句を書いたら、身の回りの樹が実際に倒れた ということなのだろう。
上記のスクランブル交差点の句が新葉館に届いた数日後、東京原宿の竹下通りに軽四で突っ込んだ事件があった。 同じような経験をした方も数名おられ、偶然か必然か、言霊の神秘を改めて感じた次第。 さてここでお寿司が到着、そこに沢山の差し入れも並び新年祝賀会のかんぱ~い![]()

お酒は「かえる庵」推奨の地酒飲み比べ「僧坊の酒」「篠峯」「みむろ杉」「梅の宿」「神韻」「大倉」「風の森」などなど・・・それぞれ個性のある味わいに全員舌鼓。 松岡さんの到着を待って中締め、課題の「いびつ」の披講。
今回は互選をやめて三人選
★山中あきひこ 選
ビターチョコいびつに割れてあねいもと のりこ
整形を重ねるたびに増すいびつ 恭正
手びねりの備前の猪口が手に馴染む みほ子
○手作りだろう母のいちご大福 みほ子
○六十年いびつになったつるし柿 怜依子
神様も喜ぶ幸せのいびつ 怜依子
★太田のりこ 選
六十年いびつになったつるし柿 怜依子
立法が踏んでいびつになる国家 孝志
ジャガイモのいびつ丁度良い歪 孝志
○整形を重ねるたびに増すいびつ 恭正
○神様も喜ぶ幸せのいびつ 怜依子
手作りだろう母のいちご大福 みほ子
★板垣孝志 選
陽が射して半分溶けた雪だるま 恭正
イエスマンばかり歪んでゆく地球 夫美子
いびつになった重い愛など込められて のりこ
○いびつ社会直すお医者が議員やろ 優
○手びねりの備前の猪口が手に馴染む みほ子
ビターチョコいびつに割れてあねいもと のりこ



という訳で、美味しいお酒と心のこもった手料理の差し入れ、13年目に入ったセンマガ奈良句会。 本年もよろしくお願い致します。
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明けましておめでとうございます❗
ウワォ~⤴美味しそうなご馳走に川柳作品より心がうばわれてしまいました、、良いですね。ところで課題「いびつ」の作品、、。私なりの感想ですが
いびつを詠み込まない仕立ての 手びねりの備前の猪口が手に馴染む みほ子この作品に共感しました。皆さんベテラン揃いで羨ましいですね。沖縄は20度前後の暖かさです。皆様のお住まいの所は雪が積もることもあるようですが、くれぐれも転倒など、なさいませぬようにお気をつけくださいね、、今年も宜しくお願い致します。遥か南の島より親愛をこめて、、かつらより
コメントありがとうございます
「いびつ」は珍しい題でしたが、みなさんよく考えて出してこられます
新年会も御馳走だらけ、沢山の差し入れでテーブルに隙間も無いほど
それが三時間のお喋りで殆んど平らげてしまいました\(^o^)/
沖縄は20℃ですか・・・ こちらがその気温になるのは二ヶ月先
しばらくの辛抱です ではでは お元気で~