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早いものでアッと言う間に師走です。仙台の定禅寺通りには例年のイルミネーションが灯り、老若男女で賑わっています。

ただ、今年は心配なことに寄付金の集まりが悪かったらしく点灯期間が短かくなったみたいです。アベノミクスの経済効果は何処に行ったのでしょう?お祭り文化の盛衰は国の経済や平和を測るバロメーターです。来年こそ、全国の景気が良くなるといいですね。悲喜交々に今年も終わりですが、震災復興九年目となる来年こそ、世情穏やかな一年であることを願ってやみません。

今年一年、仙台句会のブログをご愛読いただき、誠にありがとうございました。来る2019年が皆様にとりましてより良い年でありますようご祈念申し上げます。

 

 


 

第112回 川柳マガジンクラブ仙台句会

開 催 日   平成30年11月15日(土)

開催場所   仙台市太白区中央市民センター

参 加 者

西村晴子さん、笹美弥子さん、矢口瑛香さん、

木立時雨さん、木田比呂朗さん、

佐藤安子さん、佐藤岩嬉さん、島文庫(管理人)の8名。

 


 

 

第1部 「 句 評 会 」

 

定例の句評会からの報告です。

 

〇 叩かれて叩いて割った徳俵  文庫

■作者/貴ノ岩は辞めないと思っていましたが、私は辞める必要がなかったと思います。横綱も辞めたのだから当然と言う意見もあるでしょうが、横綱だから辞めるべきだったので「暴力撲滅」の見せしめにされたようで、何のための徳俵かと思いまして。

■句評/時事吟は熱いうちに打て!とはいえ、何番煎じでは陳腐になると焦って出すと事態は刻々と変化して様相が変わり川柳が頓珍漢になるってことありますよね。タイミングが難しい。それにイデオロギーの偏向が著しかったりすると公に出来なかったりする。それも問題だと思うけど。いずれ暴力はいけません。

 

〇 年の瀬には忠臣蔵がよく似合う  安子

■作者/先日、テレビの再放送で忠臣蔵を見ましが、そういえば最近、年末の忠臣蔵に代表される時代劇が少なくなったなあと思いまして。時代劇は製作費が高額でなかなか作れなくて、安価な芸人起用のバラエティーばかりです。スポンサーもテレビ局も大変なんですね。

■句評/吉良上野介のパワハラやイジメは本当にあったのか疑問?上五の助詞「は」が気になります。(作者→あえて「には」として強調)問題だった接待役の服装を浅野の殿様もそのブレーンも知らないとは変です。何せ浅野さんの接待役は2度目みたいですから、浅野の失敗は管理者たる吉良の失態だからその点でも矛盾しますよね。(うんうんと頷く文庫、じつは文庫は米沢出身なんです)

 

〇 潤滑油などと今夜も般若湯  比呂朗

■作者/ノミニケーションの名のもとになんやかんやと理由を付けて酒を呑む。辺りの雲行きが悪くなると酒が転じて般若湯、坊さんだってそうですから、俗人の吾我などは増してなお。「滑る」のお題で詠んだ苦肉の一句でした。(笑)

■句評/般若湯から転じて坊さんの話。坊さんは幾つになっても顔色がいいのはどうしてか?般若湯?いえいえ、お釈迦様の時代から脈々と伝えられてきた健康法が理にかなっていて、坊さんはそれを修行として実践しているからですよ。良寛さんの小説で知りましたが。

 

〇 十一時 今日も昼めしハムレット  岩嬉

■作者/朝の仕事が一段落して、11時を過ぎると昼ごはんをどうしようか?といつも悩みます。何を食うか?というよりも、食うか?食わないか?で悩むのです。歳をとるとせっかちになり、先に先にと物事を決めておかないと落ち着かないんですよ。

■句評/ハムレットがいいね。ハムとレットで料理の名前のようにもとれるね。(実際のところ、ハムレットは生きるか死ぬかと悩んだわけではないようですよ。「すっぺが、しねべか、どうすっぺ?」と悩んだみたいですよ。作者)11時は早すぎませんか?さりげない一人暮らしの悲哀も感じられますね。

 

〇 本気ですちゃかさないでと正座する  映香

■作者/父親に成長した娘が大切なことを相談しようとするが、父親はテレ臭いのか茶化します。娘は怒ったように正座して父親に向かう。本という課題で詠んだ句ですが、私の遠い昔の実体験を詠んだものです。

■句評/正座が娘の緊張感を代弁していて上手く効いていますね。ちゃかすは茶化すと漢字にしたほうか緊張感が増すのでは?娘が何を父に話そうとしているのかな?きっと結婚でしょう。本気ですの本気は正座でよく分りますから、上五を変えて何が本気なのかが分かるようにしたらどうだろう。

 

〇 来し方は泣きも笑いも半分こ  美弥子

■作者/生きて来た道は悲喜交々ですが、それぞれ半分半分で平等なんだと思います。私自身はこれまで笑うことの方が多かったと思える分だけ幸せなのかも知れません。

■句評/人生は糾える縄の如しとか、人間万事塞翁が馬とか言いますね。過ごしてきた時を幸せだったと思えることは素晴らしい。幸福感は心の持ちようで。宝くじ当てて施設は高いとこ。

 

〇 年の暮れ介護施設のマジックショー  晴子

■作者/急ごしらえで推敲もなしで出しました。意味はそのまんまです。いま、老人福祉施設ではアマ芸人が重宝されているようですよ。

■句評/ちょっぴり捻りが欲しかったですね。例えば、福祉施設マジックショーで爺を消す!とかね(笑)それは怖いよ。施設とアマとは持ちつ持たれつ、発表の機会があれば喜ぶはずです。

 

〇 おれの名になれば死ねない新元号  時雨

■作者/皇太子さまと私は同じ年齢なので長生きしなければと思っています。新しい元号が何になるのか?もしかして私の名と一緒だったりして、ますます長生きしなければと。(笑)

■句評/どんな元号になるのでしょうね。発想が面白い。一説によれば、М、Т、S、Hの頭文字で始まるものは省かれるそうです。とすれば、また絞られてきますよ。ありうるかも知れませんね。イギリスなら、ブックメーカーが賭けているところですが。

 

≪ 今月の学び ≫

〇時事吟は、タイミングが大切!

〇正月の飲み過ぎと、川柳の盛り過ぎに注意!

  

 

交々を消して光のページェント 文庫

 


 

 

第2部 「 句  会 」

 

今月の宿題と選者、結果は次の通りです。

 

◎宿題『光』 佐藤岩嬉 選

◇佳 作

漁火に惹かれ国分町の夜 文庫

イルミネーション待つ人がいて止められず 安子

ページェント光きらめく思いのせ 晴子

のびのびと洗たく物が光合成 時雨

◇秀 句

食ブーム棚のサバ缶光り出す 比呂朗

たっぷりの光放して恋を編む 美弥子

蛍雪のあかり艶めくピンナップ 文庫

◇特 選

流れ星落ちてこないかわが胸に 映香

◎宿題『日一日』 笹美弥子 選 

◇佳 作

好々爺ひねもすのたりのたりして 文庫

日一日風化して行く大津波 安子

日一日平成なごり惜しい暮れ 晴子

馬だから念仏聞かず老いの道 時雨

◇秀 句

認知症ますます記憶細くなる 比呂朗

早く書け日毎せっつく年賀状 比呂朗

仏前の百合一つずつ開きだす 岩嬉

◇特 選

否定した話だんだんでかくなる 岩嬉

 

句会の後、参加者と雫石隆子先生を囲んで忘年会を開催しました。

 

 

12月句会の風景です

仙台句会メンバー紹介

西村晴子さんです。


 

 新年句会の開催予定

開催日時  平成31年1月19日(土) 午後 1 時から

開催場所  仙台市太白区中央市民センター 3階

宿  題  「わくわく」 2句、  「約束」 2句

会  費  会員1,000円、 非会員1,200円

※2月度の句会は2月16日」で、宿題は「めぐむ」と「わんさか」です。

 


 

あなたも川柳句会を体験してみませんか?

お試しの参加費は、無料です。

ご参加をお待ちしております。

 

※句会に参加ご希望の方は、下記のホームページから、

必要事項を記入してお申し込み下さい。

https://shinyokan.jp/senryuclub/sendai/


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