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1月7日(日)
第128回 静岡句会を開催しました。

出席者は、
米山明日歌、中前棋人、渡辺遊石、
勝叉恭子、勝亦武子、遠藤まつゑ
、句ノ一、中村虚路狸、山口季楽々、
阿部闘句郎、植松蓮華 の11名

第1部 句評会から
○風景が生気吸われる月あかり 武子
 3日(晩)も月を見ながら考えた句とか。想い入れとか、拘りが強いときこそ、その想いをさらっと詠んだほうがいいかもしれません。
 「私をもっていかれる月あかり」 くらいでどうか。

○世の中が視えてしまった観覧車  遊石
「視えた」としたところに作者の想いを感じますが、ただ、世の中,がどうか、安易ではないか、「視えてしまった」ということなら、
自分に引きつけてここは「この先」としたほうが面白いという声も。

○ABC予想 とびついたけど五里霧中  まつゑ
ABC予想、まあ、とても読む気にもなりませんが、読んだところが作者らしい。五里霧中としたのは正直な気持かもしれませんが、
ここはもう開き直って、
「ABC予想 とびついたけど粉だらけ」 のような仕立てがいいのかも。

○黒潮も驕りシンゾウ不整脈  虚路狸
時事句として捉え、黒潮を中国と読んだ人もいた。そう読めばけっこう核心を突いている。
作者は黒潮の大蛇行を驕りと詠んだ。
心臓も→シンゾウとして読みを広くした。

○遠くへ行こうとたくらんでいる真昼  蓮華
これが夜中じゃなんかわざとらしい、作り事みたいなことになるけど、真昼としたところがいいと共感の声。そのたくらみに乗ってみたくなる。

▲第2部 句会
宿題「裸」米山明日歌 選
誰がために走るメロスはスッポンポン 句ノ一
ふたりめは産湯の温度手ではかり 季楽々
春待ちの裸木みごとな枝っぷり 恭子
はだかんぼ今は中まで鎧着る 武子
秀句
始まりはきっと裸であった筈 遊石
挫折して仰ぐサクラが素っ裸 闘句郎
特選
むき出しの山肌 被災者のあした 武子

宿題「裸」阿部闘句郎 選
裸にしてくれたのは 昨日の雨  明日歌
ふたりめは産湯の温度手ではかり  季楽々
政治家を辞めたらわたし脱ぎますわ  句ノ一
君の手の中で生まれ変わる裸身  蓮華
秀句
わたくしの裸は今をちゃんと見る  明日歌
ビーナスの頃もあったとおばあちゃん  虚路狸
こんなのがこんなにするの超ビキニ  季楽々
特選
はだかんぼ今は中まで鎧着る  武子

▲第3部 サロン
席題5分吟「動物」 句ノ一選
ライオンになることもある力瘤  棋人
ほんとうに嬉しいのかな優勝馬  まつゑ
残念な片足立ちのフラミンゴ  季楽々
ワンちゃんに化けて美人にだっこする  虚路狸
売られゆく牛の涙に僕がいる  季楽々
秀句
お手をする犬と別れた入院日  遊石
胃袋が四ツあったら良いのにな  武子
根性を教えてくれたナマケモノ  棋人
特選
坊さんの顔がコアラに見えてくる  虚路狸

※次回静岡句会は、
2月4日(日)
「コミュ二ティながいず」で行います。

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  1. 板垣孝志 on 2018年1月10日 at 8:18 AM :

     静岡句会の皆さんもお元気に新年句会が出来たようですね!
    団ちゃんが忙しいのか不参加でちょっと残念ですね
    奈良句会も16人ほど集まって戴いて早めの句会の後は
    持込のお節やお寿司で賑やかな新年会、その後喫茶店でワイワイ
    さらに二次会の方もいらっしゃったようですが、私が急に行けなくなって
    柴橋菜摘さんからの報告のみです
     ブログアップも無理かな?

     平均年齢のお若い静岡句会!! お手柔らかに願います
    本年も宜しくお願い致します

    • 中前棋人 on 2018年1月10日 at 9:50 AM :

      いたやん 
       どうもどもです。ブログもまあそういうことなので先にアップさせてもらいました。
      今年もよろしくです。

  2. 岡本 恵 on 2018年1月11日 at 9:18 AM :

    こんにちは。
    楽しい年賀状がインパクト大!でももう寒中お見舞い申し上げますというご挨拶の時期なんですね。今年も暦に追い付けるようにがんばりましょう。
    戌年最初の句会では武子さん大活躍ですね。切り口の違う作品でどちらも特選はスゴイ。おめでとうございます。人間の本当を見つめる眼の鋭さに学びます。
    超ビキニのお値段、メロスの出で立ち、ビーナス…良質なユーモア作品ですね。産湯の温度、春待ちの裸木、生まれ変わる裸身…心魅かれる川柳でした。
    動物の種類は多いですね。ナマケモノの中に根性を見る力は見習いたい。優勝馬の行く末も案じられます。今年はたくさんの犬作品に出会えるでしょうか。人間も動物の一つとして周りと上手くやっていかないといけませんね。
    今年もどうぞよろしくお願いします。みなさまにとって良い年でありますように。

  3. 中前棋人 on 2018年1月11日 at 12:29 PM :

     恵ちゃん どうもどうもです。ありがとうございます。
    今年もこちらこそよろしくです。

     武子さんの
    句評会での自作品を生むまでのことを聞いていると、その姿勢がW特選にも繋がっているように感じました。
     新葉館さんも気張って賞品もよかった、普川素床さんと山崎創平さんの句集でした。

     優れた句評は作品に力を与え、作者のやる気を高めると思います。
    恵さんの句評は静岡句会の力を生んでいます。

    席題は、
     短い時間ほど、じぶんでいうのもなんですが、といいながらいいますが、作るのは早い。
    まあ無責任というか、いいかげんなところが向いているのかも。
     上5と中7は数秒でパッと決めて、これでいこうともう決めて、下5だけを考えています。

     今年もいい年になりますように、
     「暮らしのリズムを刻むブログ」に幸多きことを願っております。

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