川柳マガジンクラブ十四字詩句会 第46回例会
川柳マガジンクラブ十四字詩句会第46回例会が平成28年5月26日に東京都北区王子「北とぴあ」にて開催されました。出席者はお世話役の村田倫也さんをはじめ五十嵐淳隆、植竹団扇、太田紀伊子、葛飾凡斎、沢辺祥子、志田則保、早川若丸、松田颯秋各氏および星野睦悟朗の10名、欠席投句は佐藤潤子、布佐和子、戸田美佐緒各氏の3名でした。
川柳マガジンクラブ茨城句会から、お世話役の太田紀伊子さん、葛飾凡斎さんが参加されて大いに盛り上げていただきました。
当日の句評会の自由吟及び宿題、席題(五分間吟)の入選句は次の通りです。
Ⅰ、句評会 「自由吟」
句評会の互選は◎(2点)1句、〇(1点)1句、△(疑問、-1点)1句(これは選ばなくてもよい)を全員が選句しました。句の頭の数字は、互選の得点です。
隣席がつくドンと尻餅 潤子
・・・年を取ってくると筋力が弱くなってゆっくり静かに座れないことがある、と
いうことかと推定しました。作者欠席で本当のところはわかりませんでした。
煌く街に馬の嘶き 颯秋
・・・作者の説明では、トランプ氏のことだそうです。
相も変わらず故郷の風 倫也
1 春を一枚脱いでわくわく 則保
・・・ちょっと平凡であるという意見が複数ありました。
1 異質な予感地震トランプ 若丸
3 捨てる蛮勇奮い終活 睦悟朗
・・・蛮勇奮い捨てる終活、の方が分かりやすいという意見が複数ありました。
3 嗤う雑草汗の老骨 凡斎
・・・3人の共感を得ましたが、上下逆にして、
汗の老骨わらう雑草、のほうがわかりやすいという意見がありました。
4 さすが舛添ウソも明快 淳隆
4 弁護士よりもここは百条 団扇
・・・百条委員会を設置するべきという趣旨だそうです。
弁護士よりも怖い百条、ではどうかという意見がありましたが、作者は都民の立場での句で元のままが良いというご意向でした。
6 三人目から狂う伝言 美佐緒
8 明日へ帆を張る駆け出しの無垢 祥子
・・・若丸、睦悟朗、淳隆、倫也の4人が選びましたが、4人とも◎でした。
10 別れ話の語尾のうやむや 和子
・・・出席者10名全員が〇に選ぶという珍しい結果でした。
別れ話が起こったがうやむやになって元に収まったのか、うやむやのまま別れたのか、などなど選んだ人も受け止め方はさまざまでした。
Ⅱ、宿題「ちぐはぐ」
句評会のトップ布佐和子さんが欠席投句でしたので、沢辺祥子さんが選をしました。
〔佳作〕
1 ぼくは笊蕎麦妻はステーキ 団扇
2 子供産んでも保育所が無い 淳隆
3 米を切らしてパンに味噌汁 睦悟朗
4 ハグを期待し貰う肘鉄 団扇
5 理屈責められ父口籠る 若丸
6 給付というがこれは買収 颯秋
7 ボタンのずれを嗤う猫の目 紀伊子
8 値段の割に似合わない服 倫也
9 春一色に混じる真夏日 則保
10 補聴器どうし話題飛び過ぎ 則保
11 ソースかけられ怯む中トロ 団扇
〔秀作〕
1 アベは面舵オカダ取り舵 淳隆
2 ベルへ飛び出すサンダルと下駄 紀伊子
3 盗塁憤死次打者二塁打 睦悟朗
〔特選〕
島でサミット阿蘇テント村 凡斎
〔軸〕
遠い耳とは知らぬ遣り取り 祥子
Ⅲ、五分間吟
宿題トップの葛飾凡斎さんの出題及び選で五分間吟を行いました。題は「命」でした。〔佳作〕
1 淡い恋です命はかない 颯秋
2 命のびのび猫は無防備 紀伊子
3 未来を背負う新生児泣く 則保
4 ガン宣告にある限り生き 若丸
5 命からがら逃げた激震 淳隆
6 命縮める如く働く 紀伊子
7 命知らずが喜寿でマラソン 睦悟朗
8 命あげると口説く真夜中 睦悟朗
9 金が命のセコイ知事さん 睦悟朗
10 野の花も花咲いて散りゆく 若丸
11 本命だったと気が付いた恋 祥子
〔秀作〕
1 命短し恋に疎遠で 祥子
2 長寿の相で妻に疎まれ 淳隆
3 命担保に学費借入 団扇
〔軸〕
命宿して婚姻届 凡斎
なお、お世話役の村田倫也さんから、武玉川鑑賞「人情の句」として、十四句の紹介があり、各句について話し合いました。
無理な所へはいるいたつら
毒と知りつつ又見たい京
勝った喧嘩に詫びをする乳母
死んでしまえと戸を明けぬ母
女房になってしみわたる秋
(以下略)
今後の予定は次の通りです。
第四十八回 平成二十八年九月二十一日(水)
宿題 「忘却」
第四十九回 平成二十八年十一月十八日(金)
宿題 「お金」
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