Loading...Loading...

  川柳マガジンクラブ東京句会 第114回例会

第114回川柳マガジンクラブ東京句会が平成28年5月8日に東京都文京区「駒込学園」にて開催されました。出席者はお世話役の植竹団扇さん、松橋帆波さんと小野六平太、菊池順風、佐藤やえこ、佐道正、関玉枝、高塚三郎、高田以呂波、唯夕、辻直子、土屋喜代子、成島静枝、本間千代子、ますだあさぎ、丸山芳夫、宮本游子、横澤七五の各氏及び星野睦悟朗の19名、欠席投句は加藤品子、長谷川渓節2名でした。

初参加の佐藤やえこさんは高塚三郎さんのつつじ吟社のお仲間、ますだあさぎさんは4月に始めたばかりで、川柳マガジンをご覧になって参加されました。

関玉枝さんが作品集「野の花のように」を出版され、参加者にご恵贈くださった。関義男氏のカバー写真、木内紫幽氏の川柳漫画の挿絵で、しゃれた本です。

当日の句評会の様子及び句会の題と選者、入選句は次の通り。

Ⅰ、自由吟互選と句評会

句の上の数字は3句ずつ選んだ互選の得票数です。ゼロ票句は植竹団扇さん、松橋帆波さんや佐道正さんがコメントしました。発言者の前に?をつけたのは、疑問等があって発言した人です。

落語でも爆笑誘う公用車       喜代子

  ・・・舛添前都知事のことを文珍が落語の落ちに使ったそうですが、残念ながら伝わりませんでした。

  登山靴八十路の足を撫でている    七五

  正「いい句だと思うが八十路など(を安易に使うの)は好きでない」

団扇「靴は合わないと当たります。この靴は履き慣れたものなんですね」

帆波「靴そのものが(足を)撫でてくれている。三十路、五十路、八十路などは字数の関係で多い

です」

  ハイエナの群れ正論を背負って来る  帆波

  ?玉枝「ハイエナと正論の関係がわかりません」

?直子「ハイエナの群れがわかりません」

正「わからなかったです」

七五「プーチンかな?」

作者「文春とかで大騒ぎして、みんなそうだそうだという」

山菜の宝庫にはしゃぐわらび狩り   玉枝

  ・・・ちょっと当たり前に見えますが、芳夫「穴場を見つけて…としたら面白いのではないですか」

五七五に託した想い詠う筆      やえこ

唯夕、団扇、帆波「「詠う筆」がいい」

作者「紙にいっぱい書いて、まとめるときにきれいに書くことを詠みました」

1 日本の深部を壊すのも神か      品子

1 定期券買えば良かった長い春     唯夕

  玉枝「定年退職したがまだ仕事をしたい思いでしょうか」

?芳夫「(なかなか結婚に行きつかない)長すぎた春、だから定期券を買っておけばよかった」

正「でも長すぎた春の長いは永では」

団扇「せめて回数券を」(笑い)

作者「皆さんのご意見は半分当たっています。今月も東京に数回出てくる。定期券の頃はよかった。

長い春もかけています」

1 消滅の憂き目ルーレットが止まる   直子

  芳夫「下から読んで、ルーレットが止まって消滅、と思った。会社などがつぶれた?」

?六平太「分からなかった」

?唯夕「カジノ関係? でも分からなかった」

帆波「外れた」

団扇「バドミントン選手のことでは」

作者「ルーレットは運命みたいなもの。心ならずの自分に当たって・・悲しい当たり。予期せぬ

ことは誰に来るかわからない」

1 アタシにも二つや三つある秘密    三郎

1 金メダル先行く国のバトン落ち    あさぎ

  千代子「ロシアのドーピングのことかと思った」

帆波「リレー。日本のバトンは上手。それを強いところが研究した」

直子「「先行く国の」はどうにかならないかしら」

あさぎ「400mリレーか何かを想定しました。運の良さを詠みました」

2 修造の手には負えない加齢臭     団扇

  ・・・松岡修造

2 木耳を見ると甘噛みしたくなる    順風

3 網模様都電埋込地下鉄図       芳夫

  睦悟朗「地下鉄網はすごい」

游子「いつもながら漢字でうまく表現し、地下鉄が目に浮かぶ」(いつも漢字だけで作る以呂波

さんの句と思っている)

あさぎ「全部漢字の表現が面白い。路線図を見るのも好きです」

団扇「(今も都電が走っている)西ヶ原四丁目に住んでいた(のでわかる)」

正「地下鉄は道路の下を走っている。所有権の問題がないから」

作者「今日はゼロ点かと思ったが三つも入って良かった。「サブウェイ」の題で作った。ふとこう

思って作った」

3 猫カフェの猫に点った黄信号     静枝

  ・・・猫カフェで働く猫が長時間過酷な労働で病気にかかっていて問題だというニュースに基づいた

いろんな議論が行き交いました。

3 飼主と老老散歩する日和       以呂波

  ・・・よく目にする光景だが「老老散歩」が受けたようです。

3 担当を尋ねて役所一巡り       六平太

4 孫が来るちょっとその辺かたづけよ  千代子

  ・・・票数以上に共感を呼んだ雰囲気でした。「ちょっと」「よ」の会話体で良いとも。

孫川柳云々も話し合われましたが「ただ孫が可愛い」というだけの句でなければよいのではと

いう意見が多かったです。

6 人は人なんて人ごとだから言う    睦悟朗

  ・・・多くの参加者の共感を得ました。

作者「「人」を三回使って自分で満足した」

6 人知れぬ苦労は無駄になりやすい   正

  ・・・素直に多くの人の共感が集まりました。

作者「深刻にとらなくていいです」

6 薄情者きっと血液サラサラさ     游子

  六平太「知らなかったがそうかなあと思った」

直子「きっと・・・さ  がよい」

睦悟朗「そんな気もしますねえ」

唯夕「サラサラにする薬を飲んでいる人は薄情ではない」(笑い)

順風「外資系のこと?」

正「関係ないがうまく結び付けている」

作者「科学的根拠はないが」

8 戦地より被災地が待つ自衛隊     渓節

  ・・・熊本自身のニュースもあって、最も多くの参会者の共感を集めました。 

Ⅱ、宿題

宿題は「あおい」で菊池順風さんの選でした。

選者の弁「難しい題だなあと思いました。漢字、名前、葵の御紋などなどいろいろありました。下六で面白い句もありました」

「佳作」

色合いを先ず誉めておく蒙古斑      唯夕

まじないのように青菜に塩をする     芳夫

葵の紋黄門様も権威主義         六平太

古女房やけに目立たす青畳        千代子

青汁が旨いだなんて眉に唾        団扇

バイオでも棘は付いてる青いバラ     帆波

先輩へくちばし挟む青二才        玉枝

背の青い魚にしよう骨粗鬆        静枝

シャンシャンを青い意見が引き延ばす   睦悟朗

青い地球眺めてやるぞ宇宙葬       六平太

お仕着せを嫌ったあげく青テント     六平太

蒼い空不戦の誓い声にする        三郎

外食が続く息子に盛るみどり       玉枝

ひと言が心に落ちて深い青        直子

虐待と間違えられた蒙古斑        游子

「秀作」

葵とも菊とも縁のない家系        団扇

青天の霹靂だって運不運         唯夕

青空のようにスッカラカンの俺      直子

「特選」

海の青魔物の色を隠してる        七五

「軸」

マニラ港船で大人になるバナナ      順風 

Ⅲ、五分間吟

最後に宿題で出席者中トップだった横澤七五さんの出題及び選で五分間吟をやりました。題は「安い」でした。

「佳作」

冬物が安くなる待ち春になる       喜代子

幸せを感じて安いバスが行く       直子

安物の服を着こなす二十才        玉枝

栄養価たっぷりのせてワンコイン     游子

安くない仲だと言われ汗を掻く      団扇

値下げ待ちいつも流行遅れ着る      睦悟朗

バーゲンの七割引きが沸いている     千代子

課長より安いの選ぶ定食屋        唯夕

五兆円フェイスブックじゃ端金      游子

今晩の献立決める値引き品        睦悟朗

「秀作」

爆買いの国に潜んでいる不信       順風

バーゲンのために惜しまぬ交通費     正

百円の品百円の顔で買う         帆波

「特選」

安物も母には宝初任給          以呂波 

Ⅳ、6月句会

日時 : 平成28年6月12日(日)午前11時集合

集合場所: 東武東上線成増駅改札

周辺を散策し午後1時、区民会館にて会食。

東京大仏、板橋美術館、植物園などを吟行。

Ⅴ、7月句会

日時 : 平成28年7月10日(日)   12時30分開場  13時開始

事前に自由吟を1句お送り下さい。(既発表句でも可)

㋐新葉館宛の場合

新葉館のホームページをご覧ください。

㋑松橋帆波宛の場合

郵送 〒125-0061 葛飾区亀有1-13-1-407   Fax 03-3604-7328

メール honamikp61@gmail.com

場所 : 駒込学園

内容 : ① 句評会

② 句会

宿題「汗だく」3句(句箋は当日)

③ 時間があれば席題で五分間吟など

ポストする LINEで送る ブックマーク
❤️ ひざポン
ありがとう!

気軽にポチっと
どうぞ(無記名)

コメントはこちらから

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Post Navigation

Copyright All rights reserved. SHINYOKAN PUBLISHING illustration by Nakaoka.K