川柳マガジンクラブ十四字詩句会 第40回例会
川柳マガジンクラブ十四字詩会第40回例会が5月28日に東京都北区王子「北とぴあ」にて開催されました。出席者はお世話役の村田倫也さん及び五十嵐淳隆、植竹団扇、佐藤潤子、沢辺祥子、白子しげる、戸田美佐緒、早川若丸、福島久子、布佐和子、松田颯秋の各氏と星野睦悟朗の12名、欠席投句は志田則保の1名、合計13名でした。
当日の句評会の自由吟及び宿題、席題(五分間吟)の入選句は次の通りです。
Ⅰ、句評会「自由吟」
句評会の互選は◎(2点)1句、〇(1点)1句、△(疑問、-1点)1句を全員が選句しました。句の頭の数字は、互選で一点以上獲得した句の、得点です。
徹と真央の続く会見 団扇
・・・わからないという声が多くありました。そのうち誰かが橋下徹と浅田真央のことだ
ろうと言い出し納得しました。
白鵬破れ夕焼けの空 久子
1 地道とぼとぼ父母の年越す 睦悟朗
1 靴より先に黒髪を脱ぐ 祥子
・・・黒髪を脱ぐにいろんな意見が出ましたが、けっきょくかつらのことで、作者としては
フィクション。
1 探しています僕に合う春 則保
・・・春夏秋冬どれでも合ってしまうのではないか、という意見がありました。
1 訳の分からぬ愚痴に辟易 潤子
2 のろのろと生き今日のドタバタ 若丸
3 孤独癒しにロボットが来る しげる
4 木漏れ日浴びて蝶になりたい 美佐緒
・・・「なりたい」より「変身」としてしまった方が良いという意見がありました。
5 見ない振りしてかわす面倒 倫也
6 出会いと別れ鍵は知ってる 颯秋
・・・「知ってる」より「見ている」とした方が良いという意見がありました。
7 下駄の散歩へ初夏が喜ぶ 淳隆
・・・「初夏が喜ぶ」がいいという声がありました
9 群れの力を借りる風除け 和子
・・・◎x3、〇x4、△x1でした。淳隆「ツールドフランスのチームワークを思いまし
た」
Ⅱ、宿題 「謝る」
句評会で一番票が多かった布佐和子さんが選をしました。
〔佳作〕
1 ゴメンネと言う迄の葛藤 祥子
2 ごめんごめんと転んだ子抱く 睦悟朗
3 謝れば済む意地の晩飯 若丸
4 小さな文字の謝罪広告 倫也
5 謝り過ぎる損な性格 潤子
6 御免なさいが泳ぐ喉元 倫也
7 骨をしゃぶって頭下げます 美佐緒
8 転勤の度子らに謝る 睦悟朗
9 謝ってから急にぎくしゃく 潤子
10 場馴れしている謝罪会見 しげる
11 詫びる口先嗤う心中 颯秋
12マイクの束に啜る鼻水 祥子
13 メールで済まし謝罪こじらす 睦悟朗
14 事の重さを知らぬペコペコ 祥子
15 謝れば済む話こじれる しげる
16 怖い酒場で客が詫びてる 淳隆
〔秀作〕
1 ひな人形の首がうつむく 美佐緒
2 腰が低いと誤解短足 団扇
3 太郎に嫁ぎ次郎ごめんね 団扇
〔特選〕
謝らぬ子を抱いて夕焼け 若丸
〔軸〕
ハエは手を擦る人は嘯く 和子
Ⅲ、五分間吟
宿題で特選の若丸さんの出題及び選で5分間吟をしました。題は「ささやか」でした。
〔佳作〕
1 ささやかですが贈る一億 団扇
2 豆粒ほどの夢を見ている 美佐緒
3 粗品ですがとほんにささやか 睦悟朗
4 ほんの少しを分ける幸せ しげる
5 軽い気持へささやかな風 倫也
6 パパのお昼もちょっとぜいたく 淳隆
7 ささやかながら愛を届ける 美佐緒
8 庭の雑草摘まみお浸し 和子
9 お皿の隅に珍味ちょっぴり 倫也
10 年の始めにくれた小吉 颯秋
11 後れ毛だけがほんのささやか 団扇
〔秀作〕
1 ちんまりとする鼻は上向き 潤子
2 こそばゆい耳夜の睦言 久子
3 飾る言葉に毒が少々 颯秋
〔特選〕
さんざ叱られひとつ舌打ち 団扇
Ⅳ、武玉川鑑賞
お世話役の村田倫也さんから、武玉川鑑賞「京の句」として、15句の紹介があり、各句について話し合いました。
[抜粋]
京の妹を蔵にして置く
・・・京都の良いところへ嫁に行った妹を兄が金ずるにするということと推察しました。
京の心の知れる塗り箸
・・・さすが京都、箸まで漆塗り。おみやげかしら。
京の仏も村雨が好き
・・・村雨とはお菓子だろうか。それともお葬式の度に雨が降る、ことだろうか。
Ⅴ、 今後の予定
第41回 平成27年7月30日(木)
宿題「びっくり」
第42回 平成27年9月30日(水)
宿題 「今さら」
いずれも北とぴあにて開催。
句評会:10日前までに1句提出。課題は自由。既発表句でも可。
句会:宿題の句は3句。当日持参。
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