平成27年2月19日神戸句会を神戸市立婦人会館で実施しました。
会場の建物は、昨年10月から今年の6月にかけて、耐震工事とエレベーターの改修工事中で、句会中は若干騒音がありますが、皆さんあまり気にせず句会に熱中されていました。出席者は、代表の長島敏子、鱸紅雷、こやまひろこ、吉田節城、吉井扇久、田中おさむ、山本としや、毛利きりこ、吉田利秋、今津隆太、小倉しゅういち、宮崎美知代、城戸幸二、河合受身、石川憲政の15名です。

吊り下げられたたくさんの「くくりざる」と仏像の写真
席題「イメージ吟」 毛利きりこ 共選
「仏像とくくり猿」の上記写真を見て
「佳句」
大きな手撫でて下さい菩薩さま 美知代
わが会派これだけですとなげくボス 節城
危機一髪身代わり申を疑わず おさむ
苦も楽も複数形でやって来る ひろこ
観自在かこんで猿のつるし柿 としや
仏像も力関係あるらしい しゅういち
来年は六度目の申身を整理 受身
「秀句」
祈りつつ脳裏に浮かぶ縄のれん 敏子
機嫌がいいな仏の垂らす蜘蛛の糸 憲政
「特選」
生から死一本の糸繋がって ひろこ
選者評
生きて祈る人がいて、この世あの世を繋ぐ糸が利いている。
「軸」
言わざるの誓いがゆれてくるお酒 きりこ
席題「イメージ吟」 小倉しゅういち 共選
「仏像とくくり猿」の上記写真を見て
「佳句」
言わざるの誓いがゆれてくるお酒 きりこ
苦も楽も複数形でやって来る ひろこ
平穏を願い余計を避ける日々 受身
機嫌がいいな仏の垂らす蜘蛛の糸 憲政
大将が部下食わされず地に落ちる 節城
熱の目に春の日差しの眩し過ぎ 敏子
美しいのは罪ですか仏さま 美知代
「秀句」
仏様こころが濁り喝いれる 扇久
生から死一本の糸繋がって ひろこ
「特選」
貧しかったが兄弟九人笑いの輪 憲政
選者評
うらやましい。仏様のお力ですね。
「軸」
仏像も力関係あるらしい しゅういち
宿題 「なおざり」 吉田節城 共選
「佳句」
バレンタイン自分で買ったチョコ一つ 憲政
ほろほろ逃げるなおざりにした母の骨 としや
肌のケアなおざりのツケしみに泣く おさむ
適当に手抜きでもったルビー婚 敏子
いつ来ても隣の墓は草の中 扇久
なおざりの祖母が小判の話する としや
領海の警備なおざりサンゴ礁 おさむ
「秀句」
古里の棚田がひとつずつ消える きりこ
バーゲンに夢中子供は雲隠れ ひろこ
「特選」
企業戦士家も子供も妻任せ 敏子
選者評
家庭をなおざりに、仕事だけに生きた昔の企業戦士の、あわれさをよく表現している。
「軸」
核家族親をなおざり子に必至 節城
宿題 「なおざり」 長島敏子 共選
「佳句」
領海の警備なおざりサンゴ礁 おさむ
なおざりに慣れております誕生日 きりこ
なおざりはスマホしながらベビーカー 利秋
いつ来ても隣の墓は草の中 扇久
あんなこと言ってあんなことしている 紅雷
留守宅のポストで止まる回覧板 扇久
介護報酬 疲れても倒れても 美知代
「秀句」
なおざりを詫びて蠟梅妻の墓 幸二
東北の片隅いまだ荒れ野原 ひろこ
「特選」
古里の棚田がひとつずつ消える きりこ
選者評
子は村を出て過疎になる故郷。誰が何をなおざりにした結果なのか。しみじみ思う。
「軸」
適当に手抜きでもったルビー婚 敏子
「句評会」 司会 河合受身
真実を伝えるペンの滴る血(最高点 十点) 憲政
尻尾まで詰まった愛が重過ぎて(八点) ひろこ
何もいらぬ そばには笑う君がいる(七点) 美知代
命張り地球を跨ぐ平和賞(七点) 受身
住む人の居ない家にも陽が昇る(六点) 扇久
嫁いだ娘がメモに残したありがとう(五点) 節城
パパママがケンカをしてるママに付こ(五点) 隆太
ヒヤリハット今日はなかった仕舞風呂(三点) 幸二
塩麹次の流行りを待っている(二点) きりこ
お墨付きと言うのに墨が付いてない(二点) 紅雷
諂って間抜けなダジャレ誉めそやす(二点) としや
時時は横になってる柱たち(二点) 利秋
思い出を湯船に浸かり温める(一点) しゅういち
古池の蛙が見てる春の空(〇点) 敏子
暖簾から顔出しお茶を勧められ(〇点) おさむ
近況報告等
▼昨年一年間、療養のためあまり外へは行かなかった。先週外出時に足が動かなくなり、夫に手を引いてもらった▼CT検査が一か月毎から三か月毎になった。また、歯の磨き方の指導を受けている▼先月に息子の義父八十三歳、叔母九十三歳が相次いで亡くなった。「一世」が全て亡くなった▼正月から禁煙中。理由はドクターストップを掛けられる前にと。また、喫煙場所がないことから。今日皆の前で宣言し、禁煙を続けていく▼平和美術協会会員展(ギャラリー・メトロ 三月四日から九日)・「神戸平和と労働会館」で、川柳パネル展を開催中。偶然前を歩くことがあったら覗いて欲しい▼昨年暮れには娘、今年初めには息子が、なんやかんやと親孝行してくれる。私の先が短いとでも思っているのだろうか…▼最近「イートイン」の店を見つけた。忙しい時には便利▼二年間続けてきた「天声人語」の書き写しを止めようかと思っている。誤字脱字は多く、読んでも頭に入らない。妻は書ける時だけ書いたらと言っているのだが…。ニュージーランドに行って、初めて南十字星を観た▼十二月の句評会に出した「通勤の客に混じって旅に出る」が椙元紋太さんの「出勤の人に混じって旅に立ち」と酷似していることを発見。びっくりした▼初めて3Dの映画「エクソダス:神と王」を見た。千五百円とお高めだが、迫力があり楽しめた▼先月の句会の夜に、介護していた義母が亡くなった。義母を詠んだ「母笑顔たまに名を当て拍手する」が、エフエムみっきいの川柳広場で特選になり、びっくりした。講評にも感動した▼四月からいなみ野学園の授業日が木曜日になるが、授業を途中から抜けて神戸句会に出席するつもりだ▼いなみ野学園川柳部の事務長になった。忙しそうだ▼二泊三日で屋久島に行ってきた。川柳を五十句詠んだ。食べ物では「飛魚」が美味しかった。
五月句会は、三十六回の記念句会になる。会員に諮ったところ、吟行(弁当・ビールなど付)に決定。詳細は今後詰める。また、神戸句会を今後充実させていくため、他句会の運営方法など参考にしていきたい。
3月句会
3月19日(木)13時から 神戸市市立婦人会館。
宿題「踵」 席題1題 各2題
なお、句評会用の雑詠1句を句会10日前までに新葉館出版へ投句をお願いします。
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憲政さま
18日の大阪句会には長島敏子代表と毛利きりこさんに参加頂きありがとうございました。
宜しくお伝え下さい。お蔭で大いに盛り上がりました。
どうやら「ふあうすと1000号記念大会」と「すばる川柳会10周年記念大会」の
PRが目的のようでした。(笑い)残念ながら「ふあうすと」は交差点と重なり
参加できませんが「すばる」にはお邪魔したく宜しくお願いします。
早人さま
コメントありがとうございます。
今回風邪で出席出来なかった小池桔理子さんや、長島敏子さん、毛利きりこさんは、大阪句会の状況を、毎回熱く語っています。今回の神戸句会でも、大阪句会の句評会の運営方法などについて絶賛していました。一歩でも大阪句会に近づけるよう頑張っていきたいと思っています。今後ともご指導くださるようお願いします。
また、「すばる」にご参加いただけるとのこと、楽しみにお待ちしています。