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            川柳マガジンクラブ十四字詩句会 第37回例会  

川柳マガジンクラブ十四字詩会第37回例会が11月26日東京都北区王子「北とぴあ」にて開催されました。出席者はお世話役の村田倫也さん及び五十嵐淳隆、植竹団扇、佐藤潤子、沢辺祥子、志田則保、白子しげる、早川若丸、布佐和子、松田颯秋の各氏と星野睦悟朗の11名、欠席投句は印牧小ばん、戸田美佐緒、福島久子の各氏の3名、合計14名でした。

 当日の句評会の自由吟及び宿題、席題の選者、入選句は次の通りです。

Ⅰ、句評会「自由吟」

句評会の互選は◎(2点)1句、〇(1点)1句、△(疑問、-1点)1句を全員が選句しました。句の頭の数字は、互選で一点以上獲得した句の、得点です。

無色透明風が散乱        戸田美佐緒

・・・わからないという発言が4人から出ました。しかし作者欠席でしたので説明はありませんでした。

秋の終わりの変わる淋しさ    布佐和子

支えきれない逆ピラミッド    白子しげる

・・・下の2・5はだめではないが、3・4や5・2の方が望ましいいという意見がありました。また、上下逆にした方が良いという意見もありました。

男のエゴに妻の反乱       志田則保

出そうで出ない個室独占     沢辺祥子

2 恋に溺れて時計いらない   松田颯秋

3 群馬訛りが揃う明治座    植竹団扇

・・・ 小渕優子議員の問題を詠んだ時事吟ですが、読み取れない人もいたようで票が入りませんでした。

3 遠回りして避ける面倒    村田倫也

3 おっかけの恋軽い変わり身  早川若丸

・・・いろいろ想像した意見が出ましたが、作者自身が役者の追っかけをやっていたことがあるとのことでした。

3 ウサギの値上げ亀の賃上げ  五十嵐淳隆

・・・物価上昇に賃上げが追い付いてないことを詠んだ時事吟ですが、最後は亀が勝ったんでしょ、という冗談もありました。

4 落ち葉が溜める隣との溝   印牧小ばん

・・・落ち葉は昨今揉め事になりやすいが、まともに読めば落ち葉が隣とも溝を埋めた(仲良くなった)と取れる。しかし溜めると言っているからには別のことを詠んだのかもしてない。と揉めましたが作者欠席でわかりませんでした。

4 天地無用と妻を床の間    福島久子

7 師走の町へ逃げるへそくり  佐藤潤子

8 薬うっかり酒はきっちり   星野睦悟朗

Ⅱ、〔宿題〕▽「旅」

句評会で一番票が多かった星野睦悟朗が選をしました。

〔佳作〕

1 野暮用ですがちょいと月まで 植竹団扇

2 旅は道づれ美人なおよし   松田颯秋

3 恋しがる子へ母の旅の荷   早川若丸

4 土産話は割引いて聞く    村田倫也

5 老いを試して世界一周    松田颯秋

6 気楽な旅も夜は淋しい    志田則保

7 心の旅路独りとぼとぼ    五十嵐淳隆

8 清流尋ね砂防ダム見る    白子しげる

9 後期青春亀の旅立ち     松田颯秋

10 旅の枕が合わず兎目    沢辺祥子

11 乗り鉄だから飯は駅弁   佐藤潤子

〔秀作〕

1 船路をとれば富士見晴るかす 五十嵐淳隆

2 内助の功へ送る船旅     志田則保

3 スマホの小窓ばかり見る旅  植竹団扇

〔特選〕

戦い済んで各停の旅       白子しげる

〔軸〕

妻の至福は宿の据え膳      星野睦悟朗

 

Ⅲ、〔席題〕▽5分間吟

宿題で特選の白子しげるさんの出題及び選で5分間吟をしました。題は「若い」でした。

〔佳作〕

1 若気の至り恥の掻き捨て   植竹団扇

2 若いですねにすぐにのぼせる 星野睦悟朗

3 若い季節のバス通り裏    植竹団扇

4 足を励まし若さますます   松田颯秋

5 若さ競って飛ばすオシッコ  村田倫也

6 8ミリ見れば妻は若過ぎ   五十嵐淳隆

7 愛を語らう老いを脱ぎ捨て  布佐和子

8 若気の至り懐かしむ歳    村田倫也

9 若作りして狙う再婚     星野睦悟朗

10 若く生きてる馬の嘶き   松田颯秋

11 若づくりして御こしにない手 沢辺祥子

12 若さにまぎれ冷水を浴び  沢辺祥子

13 蹴躓いたが起きるバネあり 布佐和子

〔秀作〕

1 若い心を嗤う足腰      布佐和子

2 若白髪から黒いウイッグ   佐藤潤子

3 カタカナで飼う若い犬ころ  松田颯秋

〔特選〕

せめて名簿は若い番号      五十嵐淳隆

〔軸〕

気ばかり若い老いのつっぱり   白子しげる

Ⅳ、武玉川鑑賞

 お世話役の村田倫也さんから、武玉川鑑賞「女性を詠んだ句」として、15句の紹介があり、各句について話し合いました。

〔抜粋〕

気に入り過ぎて気の詰まる嫁

・・・誰が気に入ったのかいろいろ意見が出ましたが、嫁をもらった家の人達、特に義父母、中でもお姑さんではないかということになりました。

子の手を曳くと年の寄る妻

・・・子供が歩くくらいになると妻もそれなり年を取るという解釈と子供の手を引くと腰をかがめたようにするので年取って見えるという解釈がありました。

美しくして帰す尼寺

・・・駆け込み寺(東慶寺)で足かけ3年(24か月)修行すれば縁が切れて(離縁できて)

さっぱりして美しくなって実家に帰ることを言ったのだろう、ということになりました。

女房を若くおもふ元日

人の女房の誉めにくい物

Ⅴ、次回予定

平成27年1月28日(水) 13:30~17:00(開場13:00)

   北とぴあにて

句評会:10日前までに一句提出。課題は自由。既発表句でも可。

句会:宿題「招く」3句。当日持参。

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第37回 川柳マガジンクラブ十四字詩句会”にコメントをどうぞ

  1. 無冠帝 on 2014年12月2日 at 6:40 AM :

     7・7句は駄弁がなくてずばり詠むので小気味が良い!ボクは句会に出たことがなく、投句一本の独学ですが短句をよく詠みます。
     睦悟朗さんは「薬うっかり酒はきっちり」ですが、私は今「薬しっかり酒はぴったり」状態です。以前は、酒は百薬の長とばかりに腹一杯飲んだが、今は一滴も飲んでいません。このままでは三途の川を渡れませんので、もう一度飲めるように節制に努めます!
     これからも毎月の東京句会の例会レポートを読んで勉強の足しにするので、ヨロシクお願いします。   

  2. 睦悟朗 on 2014年12月3日 at 10:54 AM :

    無冠帝さん
    コメントありがとうございます。
    この会は2カ月に一度ですが、よろしくお願いいたします。

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