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 蒸し暑い中、奈良の蕎麦処「かえる庵」には14名の参加で賑やかになりました。
初出席は奈良番傘のエース・田中薫さんと合同句会でお会いした森井克子さん。

オクラの花

写真は鹿児島市観光農業公園資料から

☆第一部・句評会
投句したのだけれど、没になった原因を全員で探ろうがメインテーマ、そのほかこんな句は通用するのだろうかとの試験的な句もたまに出て来る仕掛けです。
「骨拾いながらバイキングの話」 無理に笑いをとろうとする噓臭い感じがするのだが、本人欠席のため真相は藪の中。
「オクラの花あなたの心わからない」 この句が一番注目を浴びた。
野菜の中では一番綺麗な花といわれるこの花はムクゲに似ているが、中心の花弁周辺の色が黒に近い、作者はそこに(腹黒さ)を感じたという。
 ちなみに花言葉は「恋の病」と出て来る。作者に知っていましたか?と尋ねたら
「知らなかった(*_*;)

「風青く莟の中で鈴がなる」 莟(つぼみ)が読めなかった人12名、蕾だとわかるのだがとの意見が多かった、作者は莟を使いたかったそうだが、短期選の句会に出すと不利、平仮名カタカナの表記が良かったかも・・・ 以下12句略

☆第二部・句会(ピアノ)
     下谷憲子 選
 引越しは難儀と知っているピアノ 鮎太郎
 未熟なピアノ頑張れと聞く蝉時雨  隆子
 中流になった気分だ娘のピアノ   克子
 夢見せてくれたピアノも認知症  かえる奈良句会 008
 寝ぼけてるピアノに喝の調律師   菜摘
 君が代も軍歌もピアノ断らん  あきひこ
○生き抜いて被爆ピアノは弾き語る  菜摘
○出戻りの娘を慰めるピアノ     順啓
○連弾のピアノとにかく忙しい    孝志
◎鳥になり魚になったピアノソロ   隆子

    ピアノ・板垣孝志 選
 白い歯を剥いて奏でる赤とんぼ  怜依子
 生き抜いて被爆ピアノは弾き語る  菜摘
 深窓のピアノ悲しき差し押さえ  香依古奈良句会 2
 夢見せてくれたピアノも認知症  かえる
 狼が白い牙だしピアノ弾く     優
 連弾のピアノは憎しみにも近く  真理子
○引越しは難儀と知っているピアノ 鮎太郎
○君が代も軍歌もピアノ断らん  あきひこ
○飽きられてピアノはいつか眠り姫  憲子
◎鳥になり魚になったピアノソロ   隆子

★ 互選最多得点句 夢見せてくれたピアノも認知症 かえる

 

  第三部・印象吟(タワシを握っての触感句)
弱い心守るため刺す栗のイガ   克子①
ちょっと痛い位で磨く美容術   菜摘①
みそ汁に使い古しの具を入れる 香依古①
やわ肌にすり傷つけたのは酷暑  順啓②たわし
技術より話術で選ぶ理髪店   鮎太郎②
ギザギザのハートで書いた子守唄 隆子②
じいちゃんもスポーツ刈りを自慢する 薫③
逆なでをするよにお褒め遊ばして あきひこ③
叱られたあとヒリヒリと暖かい   真理子③
とげとげに触れて倦怠期を凌ぐ 順啓④
父さんのヒゲ痛かった温かった 孝志⑤

※ピアノ教室の先生でもある憲子さんに、調律の頻度や経費、連弾のときの気づかいや、わざと両者の腕と指先が交差するように書かれた楽譜の話など興味深い話が聞けました。

※さて懇親会は怜依子さんの差し入れはお馴染み吉野川の天然鮎、ご主人は名人クラスで冷蔵庫に入りきれない程の釣果だそうで、大鉢二杯の焼き立てを食べ放題\(^o^)/冷奴7サラダ鮎
鮎太郎さんのお土産は明太子珍味盛り合わせ、優さんの畑で取れたプチトマトはサラダに仕上げて戴き、特選国産大豆豆腐に七段仕込みの銘酒でまたまた賑やかなことになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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奈良句会8月句会報告”にコメントをどうぞ

  1. 岡本 恵 on 2014年8月5日 at 12:36 PM :

    こんにちは。
    暑さお見舞い申し上げます。
    レイアウトも見事に楽しい報告をありがとうございます。もちろん作品は粒ぞろいですね。

     鳥になり魚になったピアノソロ  隆子

    ソロの演奏だから、何にでもなれるのですね。ケモノではなくて鳥と魚の例えがピッタリだと思いました。きっと隆子さんはピアノ演奏がお上手なのでしょう。

     父さんのヒゲ痛かった温かった  孝志

    切なくなります。この感覚はお父さんの象徴ですね。いたいよ〜と言っても頬ずりしてくれた頃、お父さんはスーパーマンでした。今でも心のなかでは一番カッコ良かった時の父の姿で立っています。

     叱られたあとヒリヒリと暖かい  真理子

    愛情ゆえの言葉であることがよく分かっているから、ヒリヒリと痛いほど暖かい・・・。私も子どもたちを本気で叱っていただろうかと反省しました。

     オクラの花あなたの心分からない

    野菜の花はどれも可憐で魅力的ですが、オクラの花については改めて考えさせられました。中心部の色に目を留めた作者さんに敬礼です。よく見ることの大切さを学びました。

    今月も「心」のある作品にたくさん出会えました。ありがとうございます。ところで記事の下の方にたくさん白い部分があって、ある意味涼し気ですね。それではまた。ごきげんよう。

    • 板垣孝志 on 2014年8月5日 at 1:13 PM :

       めぐみさんこんにちは
      早速のコメント有り難うございます
       どうして没なんだろうと集まって来る句に共通しているのは
      作者の想いが先行しすぎたものが多いようにも感じます。
       自分が知っていることは他人も知っているとの思い込みもあって・・・
      オクラの花? 見たこと無いよという方も多かったようです。
       誌上の句会だと、選者が調べる時間があるけれど、句会・大会では
      一読明解が有利かな~ 
       編集は試行錯誤状態で、下の空白は消えませんね ^_^;
      白紙に消しゴム使っても駄目みたい。まあ涼しいから佳いことにして
      寒くなるまでに何とかなるかも・・・   ではでは(^_^)/~

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