川柳マガジンクラブ茨城句会4月例会
平成24年4月23日(月)
第63回川柳マガジンクラブ茨城句会が茨城県取手市の藤代公民館で開催された。
出席者は、大谷仁子、山口幸、岡部洋子、中村裕子、浅野ゆき子、本荘静光、高橋まさ、坂倉敏夫、葛西清、木村昭栄、市原凡斎、世話人の林比左史、大田紀伊子の13名。当日の宿題と選者、入選句は次の通り。
3月句評会
・特に話題にあがった句
好きなこと言葉の森のかくれんぼ 太田紀伊子
絶対に本音言わない柔和な目 岡部洋子
飲む奴も飲まない奴もよく歌う 本荘静光
デジカメに今年の桜揃い咲き 林比左史
罪なのか会議で欠伸噛み殺す 高橋まさ
汚染灰撒いて花咲か爺の罪 浅野ゆき子
魚好きセシウム無視し手を伸ばす 大谷仁子
・その他句評会出品作
深呼吸出来ぬ花粉に放射能 木村昭栄
一流から落ちる早さは横の道 山口 幸
春嵐立ち去ることを祈るのみ 中村裕子
浪花ではクシャミファッショと聞えます 市原凡斎
無口な母つっと肩先撫でに来る 葛西清
危機意識少なさ笑う放射能 坂倉敏夫
三分吟「蕎麦」葛西清 選
出前持ち高く積んでる蕎麦の盆 山口 幸
久しぶり何はともあれ蕎麦を食う 市原凡斎
ふるさとを真白に染める蕎麦の花 岡部洋子
蕎麦粥は風邪を引いてのごちそうに 高橋まさ
色の濃さ味と香りとおらがそば 市原凡斎
一杯のかけそば暮れの良い話 高橋まさ
信州で自慢の蕎麦に舌を打つ 坂倉敏夫
まずビール蕎麦が延びてる父の夕 岡部洋子
蕎麦つゆが丁度の味で締めくくる 浅野ゆき子
旅みやげ必ず蕎麦を買ってくる 高橋まさ
信州に素朴訪ねる蕎麦の里 林比左史
白い花痩せ地にも成る蕎麦旨い 太田紀伊子
人 月見そば池に写った影すくう 林比左史
地 そば一つ食べて夜なべの母の業 坂倉敏夫
天 勢いでかきこむ蕎麦のつゆ散らす 市原凡斎
軸 新そばに割り箸の音ふり掛ける
四分吟「朗報」高橋まさ 選
いい便り顔がほころぶ電話口 坂倉敏夫
受かったよメール絵文字がはねている 木村昭栄
サクラサク春一番のいい便り 坂倉敏夫
朗報に一家総出のバーベキュー 林比左史
いい報せ原発の地に桜咲く 林比左史
避難地の解除ふるさと急ぐ足 林比左史
ゴルフする病の友のいい便り 坂倉敏夫
朗報が駆け足でくる花マルだ 太田紀伊子
就活が成功だった孫の意地 太田紀伊子
朗報を待って電話の前七日 中村裕子
お母さん私もママになれました 浅野ゆき子
キザミねぎ音リズミカル妻元気 葛西清
合格の知らせへ財布唸ってる 太田紀伊子
朗報に集う一族二十人 岡部洋子
朗報と喜ぶべきか大往生 本荘静光
人 朗報の一番電話ばばに告げ 山口 幸
地 つばめ来る明るいニュース友として 岡部洋子
天 今日を生き食事もすすむ老いの春 市原凡斎
軸 朝刊のトップに喜喜とトキのひな
宿題「歳時記」太田紀伊子 選
昭和なら羽織袴の初節句 浅野ゆき子
歳事記に同想句あり自信つき 木村昭栄
歳時記のめぐり巡って古希の春 市原凡斎
暦みる春の足音ききながら 中村裕子
あと何回まわるか僕の歳時記は 本荘静光
ツアーバス花咲かないが押し寄せる 林比左史
どんぐりが今日もしているせいくらべ 岡部洋子
三・一一歳時記からははみ出され 坂倉敏夫
歳時記の単語連ねて一句詠む 中村裕子
寺町は歳時記通り廻ってる 山口 幸
人 メーデーを知らぬ世代のニートたち 浅野ゆき子
地 避難先温い三春の滝桜 林比左史
天 歳時記にもてあそばれて旬野菜 市原凡斎
軸 歳時記に頼りすぎても句にならず
没句鑑賞
季節少し早めに歳時記は追う
全体では十七文字になっている。下四。
誘いの電話は春の色で鳴る
選者は「さそい」と読み、作者は「いざない」と読んでほしかったというが。
白い雲心も萌える靴弾む
イマイチ。課題から遊離。
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